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桐野さんの作品を今回初めて読ませていただき、
女性作家さんがレイプ魔を描写した小説を書いたことに先ず驚いたのですが、
犯罪を犯した後の川辺の焦りや恐怖心や、
被害に遭った女性達の復讐が
わかりやすく描かれていたのではないかと感じました。
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★★★
今月11冊目
久々桐野夏生。なんか久々読んだら文章が若い作家みたいになったな。気持ち悪さが少ない。
開業医が夜な夜なレイプしてくって話だけど、激励に面白くは、ない
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被害者の女性が複数おり、ハンドルネームもあることから把握するのに苦心した。
人間は落ちていくのは簡単だ。
そういう境遇の女性が多く描かれている。
社会の底辺に落ちてしまった女性と
すべてを持っていて周りを見下す女医、
両極端の人生が隣り合わせていることにうすら寒い感じがした。
川辺のような人間も、カオルのような人間も、ごまんといるのだろう。
結局はわがまま夫婦の引き起こした事件、だった。
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昨今の有名人の過激な不倫報道を見るたびに、「不倫は当事者間の問題なのに…」と思っていたが、この作品のように、妻に不倫された夫が、その反動で卑劣なレイプ犯となったのであれば、被害にあった女性はたまったもんじゃないし、夫婦間の問題が第三者を巻き込む最悪のケースだと思う。
作品自体は読みやすくて面白かったです。
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いつもながら読みやすい。
テイスト軽めな休憩本。食前酒とかそんな位置。
この手の内容とかだとさ、しつこく深く掘り下げない程度が程よいんだろな。
ほんと『この程度』って匙加減が上手いのかな。
物足りない?いや。これでいい。
うん。これが、ちょうどいい。
みたいないい意味での『この程度』
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いや、こんな感じでバレるのですね。
予想してたの違い、まあ、それはそれでよかった。
そこから捕物?っぽく盛り上がっていくのかと思いきや、そうでもなく。
ネットの時代ならではの捕物劇も、中々でした。
それより私は夫婦間の話しが興味深かった。
「今は大っ嫌いだけど、何で結婚しちゃったのかしら…」
「どこが良かったのかしら?」
遡って振り返らないと思い出せない当時の記憶。
生活していくとは、今を生きている事。
失敗は成功のもと!
失敗は誰にでもあるが、結婚の失敗は簡単に修正できないものだろうか? あーもう…なんてね。
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久々の桐野さん。相変わらずドロドロの設定。全体的には面白かったけど、登場人物が多すぎてそれぞれの個性がうっすい。個人個人の日常生活を再現したかったんだろうけど、もっと絞ってよかったのでは?ツイッターとかネットとか駆使して今の世の中っぽくしたのはよかった。最後の犯人を追い詰めるところとか。でも、もし私がレイプされたとしても犯人に個人的に復讐したい気持ちより、逮捕されて次の被害者を出さず、私自身は事件のことを忘れたいと思うので、被害者たちが警察に届けるより復讐を優先した気持ちは理解できなかった。
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最後犯人がTwitter実況で追い詰められるシーン。今なら動画の中継になるのだろうか。野次馬がたくさん出てきそうだな。
犯人はもちろんクズ野郎(あえてこの表現を使わせてもらう)なのですが、なんか周りもなんだかなあ。
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最初、良かった。
開業医とレイプ犯の設定が面白く、被害者たちがだんだんとつながっていくのも面白く読めた。
あれよあれよと繋がり出して、行き着いた後がなんかモヤっとする終わり方だった。レイプ犯がこんなに軽やかな終わりでいいの?やり口が本当に悪質で、その復讐にしては軽すぎると感じてしまった。
それから中盤後半にかけて一気に登場人物が増える、アパートの住民たちの話。何かにつながるかと思い、一言一句逃さないよう読み返すくらい読んだのだが関係なかった。