『夏のカルテット』
2022/06/11 20:32
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書委員の夏休みの当番で集まった4人の中学1年生
典(つかさ)
幹(みき)
夏野(かの)
佐々矢(ささや)
自由課題のグループ研究に「合唱または合奏」と例示されていたのを思い出し
「この四人でやんの、アリじゃね?」
クラスも部活も性格もバラバラなメンバーによる即製カルテットがスタートする
ピアノを幹、ギターは佐々矢、ボーカルを夏野が担当
楽器のできない典は作詞を引き受ける
〈俺の書きたいストーリーっていったい何なんだろう。〉
それでもようやく完成したグループ研究だったが、提出を前に波乱が……
「2018年度 第21回ちゅうでん児童文学賞」大賞を受賞し『みつきの雪』でデビューした著者の第2作、音楽をなかだちにした青春ストーリー
なにかが劇的に変わるわけではないけれど、未来に希望の持てる等身大のエンディング
高学年から楽しめるコンパクトで読みやすい物語がラインナップされているPHPの“カラフルノベル”レーベルから、2021年6月刊
最後の一文があざやか
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たまたま図書委員で当番が一緒になった四人が、
夏休みの課題のために、
バンドを組む。
それだけで、今っぽい。
しかも、そこにネットが絡んでくる。
ますます、今っぽい。
でも、人間関係に悩んだり、
気の合う仲間との時間を守りたいと思ったり
する気持ちは、不変なんだよなあ。
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カジュアルな文調で読みやすく、内容も爽やかです。問題提起や葛藤といったテーマ性は薄いので、お子さんの考える力を育むというよりは、趣味、息抜きの本として読むのにおすすめです。
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中1の夏休みの物語。クラスも部活もバラバラな4人が出会ったきっかけは、夏休みの図書委員当番。4人は夏休み中の課題のグループ研究のために夏限定のバンドを組んで、曲を作ることに。新しい友だち、それぞれができることを生かしてみんなで何かを作り上げる楽しさ、夏休みのワクワクする気持ち。けれど突然、幹がグループ研究をぬけると言い出して・・・。
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バラバラな4人が、たまたま図書委員になったことをきっかけに音楽でつながっていくお話。
友達って、案外こういう始まり方で出来ていくんだよなと思い出した。
みんなに居場所ができてよかった。
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中学生の夏休み。
眩しいなあ〜〜!
夏休みの終わりは
非日常から日常に戻る瞬間。
なんの繋がりもなかった4人が、
夏休みという非日常で得たもの。
大人には眩しすぎて羨ましい。目が眩みそう。
SNSも友人問題もあり、
お話の展開的にはいまっぽい現代の要素があるので、おすすめしやすいかも。
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青春だ〜。高校生とはまた違った、中学生の夏のひとときって感じがした。良くも悪くも、バラバラな人間が集まるのが学校なんだよな。四人は全然タイプが違うけど、図書委員会をきっかけに仲良くなるところがよかったな。ご都合主義というか、意外とそういう部分が少なくて、きれいに解決とはしないんだな〜とは思ったけど、これはこれで好きだった。
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図書委員の夏の当番で集まった4人
工事による騒音で誰も人の来ない図書館で、夏の自由課題のためにバンドを組むことにした4人
それまで話したこともなく、共通点もあまりなかった4人だったが、クラシックの曲に歌詞を付け、演奏を仕上げるうちに打ち解けていく
4人で曲を作り上げていく過程に『青春』があふれていていいな~と思う
やりたいと思う今、突き進みたい
そう、思える何かに出会えることは貴重
やりたいことを止める理由なんてたくさんあるし、やりたくても出来なくなることもたくさんある
大人になった今だって、やりたいなと思った時にどんどん挑戦したいなって思った
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図書委員として集まった4人が意気投合し、夏休みの自由課題であるグループ研究をいっしょにやることに――。
きらきらとした青春のなかにSNSの闇をうまい具合に溶かしこんでいるのが良い。YA図書として胸を張っておすすめしたい一冊かも。
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「中1の夏休み。図書室当番で集まったクラスも部活もバラバラな4人が結成した夏限定のバンドはかけがえのない場所になっていって…。」
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苦労して苦労して、書いた歌詞にしばらく笑いっぱなし。霜村くんの感情に合わせて喜んだり落ち込んだり、すごく楽しかったです。