電子書籍
息詰まる
2024/04/21 19:13
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安生氏ゼロシリーズ3作目。冒頭から災害が発生し犠牲者が出る。その後も緊迫した場面が続きその描写に息が詰まるほどです。自然現象のようですが実は人類が引き起こした現象だった。それをなんとか最小限に抑えるべく奮闘する登場人物達がリアルに描かれている作品です。
紙の本
本当に起こりそうな話
2019/09/21 12:43
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投稿者:KazT - この投稿者のレビュー一覧を見る
マグマが首都圏で次々と噴火し、その原因と対策を探る役割を土木技術者の主人公が担う。
主人公は東京湾の海上に人工島に造り、マントルに届く深さ40kmの立坑を掘って地熱発電所を構築する現場の所長であったが、立坑掘削中に起こった死亡事故の責任をとり退職した人物。荒削りなストーリー展開ではあるが、科学的な裏付けで起こりうるように感じさせる内容になっている。
専門用語が次々と出てくるため、普通の読者には難解な部分も多いかもしれない。また女性がほとんど出てこない。
紙の本
自然の力には到底及ばない
2017/08/12 09:43
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実とはかけ離れた話だが、発生する可能性はゼロではない。
自然の前では人間如きは非力だという事です。
しかも、自然発生的に起こるのならまだしも、引き金が人間の科学技術だと言うところに虚しさを感じる。
「恐れるな、結果を恐れるのではなく、為すべきことから目を背ける事を恐れよ」
この言葉はいい言葉だと思う。
紙の本
スピード感!
2017/07/25 13:04
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投稿者:うるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
土木建築の専門用語は難しいけど、テンポよく読めました。ゼロシリーズは読んだことがなかったのですが、読み切りなのでこれだけで読めます。
パニック系小説なので見えない場所で、もちろん見える場所でもバタバタ昇天していきます。少しどきっとする表現もあります。主人公を取り巻く環境の変化が主人公を現実に引き戻していく様が丁寧に描かれていて極限の状況にハラハラします。
また直下型地震ということで神戸の復興話がよくでてくるのは作家さんの体験なんでしょうか、とてもリアルで感慨深かったです。たまたま手に取った本でしたが読んで良かったと思います。
星4なのはやはりラストは○○には生き残って欲しかったという願望からー
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よくもこんなシチュエーションを思いつく。自然が相手の話だから、どんなことでも起こりえるんだろうけど、首都圏を舞台にここまで苛烈なシチュエーションを描いている作品はあまりないんじゃないだろうか。
あと解説にも書かれてるけど極端に女性の登場がない。ガテン系でもないけど、非常に男臭い作品です。
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三作目。今回は突然の地震から、関東一帯壊滅かという、将来起きたら本当に怖い話。
常々、マントルって誰も見たことないし、地球の中心に向けて穴掘ったら人類のロマンが、、、なんて夢想してたけど、人間のエゴ以外何物でもないのかも。呆気なく飲み込まれる人々に日本どうなるの?と、映像化されたらかなり衝撃的な画になるに違いない。
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人が追い求める世界って何だろう。先を見通せない技術は何の為になるのだろう?関東がマグマに沈む!!
なぜ?? どうしたら良いのか?? 対応するのは人しかない。人を救うために取る行動に心を奪われる。この先も続く世界のために行動するそのことが美しい。
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ゼロシリーズの第三段。日本をパニックに陥れるこの手のシリーズですけど、今回は凄いことになっていました。1作目の生存者ゼロは病原菌や細菌を題材に、2作目のゼロの迎撃はテロを題材にしていますが、3作目は地震を題材にしています。
アルマゲドンや日本沈没などカタストロフィ的な流れで話が進みます。日本を救おうと自然の猛威に立ち向かう教授や政府。そして、建設会社の面々。
男ばかりの世界だけど、男同士の友情って素敵だなと思いました。
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不可思議な大規模災害が頻発する北関東。そんな折、元大手建設会社で技術者だった木龍のもとに奥立という男が現れる。すべてはマグマ活動にともなう火山性事象が原因であり、これ以上の被害を阻止すべく木龍の力を借りたいという。やがてマグマは東京へと南下していく。このままでは関東が壊滅、日本が滅んでしまう―。未曾有の危機にゼネコン技術者たちが挑む、パニックサスペンス。『生存者ゼロ』『ゼロの迎撃』に続く“ゼロ”シリーズ、最新文庫!『このミス』大賞シリーズ。
このネタなら、スケールを大きくして、上下巻にしてもよいような気もする。
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ともすれば荒唐無稽とも取られかねないテーマは壮大で、比較的科学的にも正しい描かれ方はしているんですが、なんかね、上滑りしてるんだよねぇ。理系の人の文章らしく、確からしくはあるけど、物語に深みが無い。もっと、人の心情、周辺の物語を深堀出来れば、もっといい作品になるんだと思いますが、ちょっと残念。
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29年7月21日読了。
安生正 ゼロシリーズ3作目。迫り来るマグマが、首都東京を壊滅させる。土木技術者達が、自然の猛威の中 いかにして日本を救うのか。
道定めし者は闇を恐れない。
己が積み上げてきたものを信じるからだ。
学び、考え、打ちのめされ、我々は成長してき
た。
壁にぶつかり、跳ね返されても我々は挑み続けてき
た。
技術者の誇りはどんな困難も乗り越えてしまう。
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<ゼロ>シリーズの三弾目。
今回は、地震により関東地方が絶滅の危機に瀕するかという現実感たっぷりのパニックサスペンス。
北関東から始まった大規模災害が、やがて東京に押し寄せる。
しかし、この事象は効率性ばかりを考え技術的検証をおろそかにした人類の都合で進められたプロジェクトがもたらしたもの?
それを阻止するべく開発技術者が立ち上がる。
太平洋プレート、マントル、マグマ溜まり、関東フラグメント、あるいは関東造盆地運動等々、地震関連用語が飛び交い、まるで大学の講義録を読む様。
巻末の主要参考文献の数々が、著者のこの作品に対する意気込みを伝える。
「今ここにある危機」として、首都直下地震が語られている現在、物語の中で描かれている新宿区や港区とかの惨状は、けっして絵空事とは思えない。
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ゼロシリーズ三作目。相変わらず面白かった。
関東平野の地下深くで活性化した火山活動にどう立ち向かうのか。分からない専門用語が多くても気にならないくらいその他の書き込みも多く、ほとんど休まずに読み切ってしまった。
歴代だとやっぱり生存者ゼロが一番面白かった気はする。
170828
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「ゼロ」シリーズらしい、壮大で恐ろしい話。
発端は、つまらない人間の欲とエゴ。
結果は、このまま行くと日本滅亡。
日本のみならず、アジアはもちろん全世界に
少なからぬ悪影響が予想される。
それを、最悪の事態を避けるために、
それでもかなりひでーアイディアを実行しに行く
市井のヒーローたちの物語。
主人公に感情移入すると、かなり救いのないラスト。
だが、これがこの状況下で選びうる最善の選択。
登場人物がほぼおっさんのみという、男臭い話。
いや、なかなかドキドキしながら読みました(^ ^;
が、ときどき、ちょっとリアリティの点で
いかがなものか...と思う部分も無くはない(^ ^;
例えば「新宿で地割れ噴火が起きてるのに、
首相官邸で会議してる」とかは...??(^ ^;
直線距離で5Km位しか離れてないのでは?(^ ^;
あと、小説だからでしょうが、
日本の首相が「格好良すぎる」(^ ^;
現実は、今の日本の体制だと、
すぐアメリカにお伺いを立てて、
この場合だと「見捨てられて」パニックでおしまい...
となるだろうな、と(^ ^;
それは作者のせいではありませんが(^ ^;
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もう少し未来の日本、マントルにも届くぐらいの杭を打ち地熱発電を行うシステムを開発した。その後、北関東でマグマが発生するなどの事象が起こり、技術者の主人公が国のプロジェクトメンバーによばれ、問題解決に挑むパニックモノ。
他の「ゼロ」シリーズもそう感じたが、シュチュエーション、題材、タイトルは「おお」と思い、興味を引くのだが、長い説明文やストーリー展開はいまいち牽引力にかける感。でも一番の山場では、主人公や周りの漢達の心意気にぐっとくる。