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情報科教員MTのBlog (『心と響き合う読書案内』を読了!!)
https://willpwr.blog.jp/archives/51238440.html
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FMラジオ番組の書籍化とのこと。春夏秋冬の本の案内と巻末に放送時のBGM掲載。小川さん独特の読み方、感性がステキ。これを読むと名作にも手が出そう。20090526
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「博士の愛した数式」の小川洋子さんがおすすめする、未来にのこしたい52編のお話。これから本の世界に踏み出す人にも、読書好きの人にも、とっておきの読書案内です。本の魅力を存分に伝えてくれて、信頼できる案内人と文学のよろこびを分かち合う一冊。夏の読書の参考にどうぞ。
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2009.07.13. とても良質な読書案内。読みたい本がどんどん増えること間違いなし、でした。好きな人の好きな本を追いかけることに、幸せを感じるので。読んでみての合う・合わないは横に置いといて。
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まず購入する前に、この本で紹介されている本をどれだけ読んだことあるのかを数えました(半数強はあったので、安心)。
モモと山月記に関するところでは少し目からウロコ。
若干??と思える箇所(漱石の「こころ」とか)があったけれど、でもそれも作者が「反論OK」みたいなことを言っているので安心して読めました。
現在周りに本の話をできる人がいないので、この本を読めて結構リラックスできました。
他にこの手のような本はないのかな??
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09.08
木を植えた男
風の歌を聴け 春樹
日の名残り カズオイシグロ
富士日記 武田百合子
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近頃、自分にとって「最も気になる作家」である
小川洋子さんによる文学案内。
最初、立ち読みでぱらぱらとページをめくっていた際、
巻末に付いていた「放送曲一覧」を見つけ、
「おや?」と思ったが、
この本は、小川洋子さんがパーソナリティを務める
ラジオ番組の内容を書籍化したもの。
タイトルの「響き合う」って言葉が
この「読書案内」を修飾する文句として
大変ぴったり合っていると思う。
写真のお姿を拝見したり、その著作を読むと、
文学少女がそのまま大人になられたような、
怜悧な中にもどこか愛らしい雰囲気を持つ
小川洋子さんが今まで読みに読みまくった本の中で
「心に響いた」文学作品、「未来に残したい文学遺産」
について語るラジオ番組。
そして、その作品の雰囲気に合った音楽をセレクトし、
日曜日の朝、リスナー達の耳に心地よく「響かせている」。
残念な事に、
私はそのラジオ番組を聞いた事がないのだが、
しかし、「読書」をテーマにしたラジオ番組に
小川洋子さんをパーソナリティとして選んだ
番組プロデューサーは、間違いなく、選択眼の高い、
そして自身も相当読書好きな人なのだろう。
セレクトされている作品は、名作揃い。
「本の虫」達にはたまらない読書案内になっている。
私の大好きな作品である「星の王子さま」も取り上げていて、
そこで小川洋子さんが、
自分があまり気が合わないと思っている人でも、
その人の本棚にこの作品があったら、
それを見つけた瞬間に、
「あ、この人、自分が思うほど悪い人じゃないかも。」
と感じる事が出来る。
といった内容をおっしゃっていて、私もその言葉に深く共感。
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心と響き合う読書案内 (PHP新書)
(和書) 2009年09月19日 08:28
小川洋子さんがラジオ番組で本を紹介ものをエッセイ風にまとめたものです。
50冊ほどの本が取り上げられています。
このうち私が読んでいるもの、知識があるものを羅列してみました。
教科書的な作品。
「山月記」中島敦
「羅生門」芥川龍之介
「檸檬」梶井基次郎
「こころ」夏目漱石
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治
「走れメロス」太宰治
「たけくらべ」樋口一葉
古典文学。
「おくのほそ道」松尾芭蕉
「万葉集」
「枕草子」清少納言
現代作家の作品。
「蛇を踏む」川上弘美
「窓ぎわのトットちゃん」黒柳徹子
「流れる星は生きている」藤原てい
「風の歌を聴け」村上春樹
「死の棘」島尾敏雄
「思い出トランプ」向田邦子
「100万回生きたねこ」佐野洋子
翻訳文学。
「秘密の花園」バーネット
「変身」カフカ
「モモ」ミヒャエル・エンデ
「はつ恋」ツルゲーネフ
「昆虫記」ファーブル
「アンネの日記」アンネ・フランク
「悲しみよこんにちは」フランソワーズ・サガン
「星の王子さま」サン・テグジュペリ
「賢者の贈りもの」O・ヘンリ
「車輪の下」ヘッセ
「夜と霧」V・E・フランクル
「チョコレート工場の秘密」ロアルド・ダール
小川洋子さんが親しんできた本が取り上げられていますが、一般的にこんな本を読んで欲しいという意図で選定されているようです。
高校生や大学生に薦める本として良いものばかりが取りあげられています。
教科書に出てくるような作品も多数収録されています。
翻訳文学が多いと思いました。
小川洋子さんが翻訳文学を読むことで、作品の世界を広げ、小川さんの作品が外国語に翻訳されているのもさもありなんと思いました。
わたしが読みたい本、読み直したい本もたくさんありました。
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〝心と響き合う〟ってのがピッタリな小川さんの読書案内。
名作と言われてる作品が多いんですがずっと以前に読んだことのある作品は再読したくなり、まだ読んだことがない作品は読んでみたくなるそんな気持ちにさせてくれる贅沢で芳醇な読書紹介本でした。
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小川洋子さんの文学入門書なら、ぜったいよい本が紹介されているにちがいない!という期待を裏切らない、いや、期待以上のおすすめの1冊。
FM東京の人気番組メロディアスライブラリー(http://www.tfm.co.jp/ml/)を書籍化したということで、本の紹介だけでなく、番組放送時のBGMもリスト化されていて、なんともまぁ心憎いばかり。
四季に分類もされているので、季節に合った、良書を読むことができるので、本を読みたいけれど、何を読んでいいかわからないという人にはもちろんのこと、やさしい小川洋子さんの文章に癒されたい人にもぴったり。
掲載のあった52作の中で、以前から読もうと思いつついまだ読んでいない『夜と霧』はもちろんのこと、
「バナナフィッシュにうってつけの日」(『ナインストーリーズ』より)
『ジョゼと虎と魚たち』
『富士日記』は遠くないうちに読みたいと思う。
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作家小川洋子が52タイトルの文学作品を紹介している。それぞれの作品が如何に心に響くのかを丁寧に綴っている。
『博士の愛した数式』『猫を抱いて像と泳ぐ』などの著者である小川洋子が「未来に残したい文学作品」を紹介するラジオ番組で取り上げた作品の読書案内を本にしたもの。作家としての小川洋子の視点からそれぞれの作品について、その内容だけではなく、読み方、読みどころなどが語られており、作品に対する深い共感と愛情が読み取れる。取り上げているのは『万葉集』『たけくらべ』『銀河鉄道の夜』『こころ』『蛇を踏む』『悲しみよこんにちは』『変身』『星の王子さま』『朗読者』『夜と霧』など52の作品。既に読んだことがある作品も、この読書案内を読んだ後でもう一度読み返したくなる。巻末に番組で放送された曲のリストも載っている。
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[ 内容 ]
人間が虫になることよりも、さらに不気味な不条理を描いている『変身』(カフカ)。
言葉では書けないことを言葉で書いた『風の歌を聴け』(村上春樹)。
「自分のために詠まれたのでは」と思える歌が必ずある『万葉集』…。
小川洋子さんと一緒に、文学の喜びを分かち合いませんか?
本書では未来に残したい文学遺産を52編紹介します。
若い方にとっては最高の文学入門。
「本の虫」を自認する方にとっては、新たな発見が必ずある作品論です。
人気のFM番組「Melodious Library」、待望の書籍化。
[ 目次 ]
第1章 春の読書案内(『わたしと小鳥とすずと』金子みすゞ-一個人の感情を越えた寂しさ、切なさ 『ながい旅』大岡昇平-謝罪する時にこそ、人間の本質があらわれる ほか)
第2章 夏の読書案内(『変身』カフカ-人間が虫になる不条理よりも不気味なもの 『父の帽子』森茉莉-父に溺愛された娘の自由自在な精神 ほか)
第3章 秋の読書案内(「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子-男の子なら愛さないではいられないジョゼの女心 『星の王子さま』サン・テグジュペリ-肝心なことはいつでも心の中にある ほか)
第4章 冬の読書案内(『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド-絶望という一点にのみ突き進んでゆく悲劇 『冬の犬』アリステア・マクラウド-厳寒の島に暮らす少年と犬の別れを、淡々と描く ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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どの本も読みたく&読み直したくなりますが、中でも武田百合子「富士日記」と「山月記」。
「100万回生きたねこ」の章で、佐野洋子さんの言葉として「どんなに幼くして死んだって、それはその子の人生なのよ。それで完結しているのよ」と担当の出版社の人が綴っている、と紹介していますが、ほぼ同じことを確かサルトルが年若い友人が亡くなった時に言っていた、と私は記憶しているのですが。私の記憶が違っているのか、それとも洋を越え時間を越えて、佐野洋子さんとサルトルが同じことを思っていたのか。
いずれにせよ、「100万回生きたねこ」は「生と死を全うした存在として人を見送る」こと、そして生は死を含んで成り立っていることを確かめることが出来る絵本だと思います。とかく”彼女にプレゼントする絵本”などとして紹介されていることが多いですが、とらねことしろねこのラブ・ストーリーはごくごく表面に過ぎないのでした。
またまた本屋さんへ行きたくなる。。。
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読書案内というタイトルにふさわしい語り口とラインナップだろう。でてくる本全てを手にとってみたくなる。小川さんのジャンルを問わない読書姿勢はみならわなくっちゃなあ。
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本書で紹介している本のうち、愛読書を一覧にする。
チョコレート工場の秘密
賢者の贈りもの
たけくらべ
星の王子さま
走れメロス
おくの細道
悲しみよこんちには
昆虫記
アンネの日記
はつ恋
こころ
銀河鉄道の夜
モモ
変身
羅生門
窓際のトットちゃん
秘密の花園。
半分はありませんでした。
紹介している書籍を半分読んだら、中身のレビューを書きます。