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著者は悪者をつくりだしているのは私たちであると言っている。
そもそも悪者って何だろう?
悪者がする行動はすべてが悪いことなのかと言えばそんなことはない。
ボランティアや慈善活動をやっている人が裏で悪いことをすることもあるし、普段とても優しくて親切な人が殺人を犯すこともある。
そういう意味では悪者とそうじゃない人というのは実ははっきりと区別が出来ないし、逆にだれでも悪者になる可能性を秘めているともいえる。
この本では「正義中毒」という言葉があるが、これはまさに今の世の中を象徴している気がします。
人は罪を犯すことには良心がとがめたりして行動にブレーキがかかるのだが、正しいことをしていると思っている時の行動は歯止めがきかなくなる。
悪者を叩くという行為は自分の正義に酔いしれやすい。
まさに正義中毒である。
色々と考えさせられる内容です。
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内容はよく入ってくる。挿絵が絶妙で良かった。
●記憶に残ったワード
生まれながらにリベラル・保守は決まっている。
特定の人が不利益を受けない事が多様性を認めること。(多様性とはマイノリティが得することでは決してない。)
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【 #書籍紹介 】 @BizHack1
「悪者=みんなの敵」という短絡的な話ではないです。
相反する価値観は、
相手側から見ると受け入れられず、
「悪者」に見えることがあります。
エピローグの社会問題と向き合う姿勢や習慣は、
シンプルかつ本質をついています。
#悪者図鑑
https://amzn.to/3dJhBtg
2021/04/18
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大学生が書いたレポートみたい。
「悪者はいない、社会の仕組みによって生まれただけ」
目の付け所は面白いと思います。
ただ本の中の根拠が弱いし、説得力がない。
文章にも重みがないというか。
心理学や脳科学からの観点にも触れていますが、全く踏み込んで書かれていない。
イラストもよくて読みやすそうと思って手に取りましたが、あまりに稚拙でした。
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『悪者』はどう言ったものなのか、を視点を変えて話しているが…。
『悪者』を作り出しているのは環境のせいだ、みたいな論ばかりが前面的に押し出されている。もちろん環境から心の歪みが出来上がり、結果犯罪を犯してしまうこともあるかもしれない。
だけど大事なのは環境のせいだ、だけで終わらすのではなくどうすればそれが解決出来るのかであって、それが全く書かれていないこの本になんの価値があるのか。ただの社会に対する文句だけで終わっている。途中で読むのをやめた。
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悪いことをすることは悪い。そして悪者はいなくならない。ただ価値観の違いとそれを取り巻く環境が悪者を生み出してしまう。現在に至る社会の取り組みは悪者を減らさないし間違い続けている。多様性、SDGs、AI。悪者も社会の一員として幸せになる・させる仕組みがいる。その前に人間を理解する必要がある。
いろいろ反発する声も起きそうだけど理解はできた。
まずは、コレ!という唯一の答えを持たないことかと思った。
355冊目読了。
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何故悪者は生まれるのか、その原因と打開策について書かれた本。
絵が多く、具体例が多いのでわかりやすい。
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本のタイトルから悪者の種類を図示しているのかと思ったけど、そうではなかった。悪者がなぜ生まれるのか?生まれる仕組みを理解していないから、社会はずっと間違った対応をしている。仕組みを理解し、適切な対応をとって、悪者が生まれずにみんなが幸せになる社会を作ろうという本だった。