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『SEの読書術』の紹介。コンサルタントの著者が書く、問題解決及び問題発見に対する指南。1987年に書かれた作品だが、いまだに紹介されるだけあって、普遍的な指南が多く書かれている。翻訳本特有の言い回しはけっこうきつい。『問題とは、望まれた事柄と認識された事柄の間の相違である』『この問題は誰の問題か』『ちょっと見たところと違って人々は、くれといったものを出してやるまでは何がほしかったか知らぬものである』
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私があほなのかな?
読みにくくて、何が書いてあったのかすでにもう説明できない。
「ライト、ついてますか」の部分だけはおもしろかったかな。それ以外、、ほんと覚えてない。読むのにすごく疲れる本です
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20100827読了。
問題発見についての本。
色々なところで、絶賛されていたりロングセラーだったりと評判だった。
読んだみたところ、オーバーな実例が多く本当に伝えたいのことが何か分かりづらかった。
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問題をうまく解決まで導くためには,問題を正しく認識する必要がある.
問題を正しく認識するために必要な教訓をショートストーリー仕立てで紹介しているのが本書.
普段生活している中で,常に見かける“悪いと思われること”,これが“誰が”,“どのように困っているのか”を
明らかにした上で問題解決に取り組むことが重要である.
もし,問題定義を明確にしないまま,問題を解決しようとしても,その解決法はしばしば的外れのものとなり,
徒労に終わってしまう.
思いつきの解決案に飛びつかず,一歩踏みとどまるきっかけをくれる点で,
本書は非常に有用ではあるが,結構読みづらい.
訳がこなれておらず,強調されている教訓も一度自ら咀嚼し解釈を加えないと,「だから何?」で終わってしまうこともしばしば.
何度も読み返すうちにゆっくりと染みこんでいく感じの本.
まぁ問題解決本って明確なほど胡散臭い気がするから逆にいいのかも.
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翻訳の文章だと思うが、ところどころおもしろい。ここは失望を与えるかもとあったところが、先日の「人を動かす」と重なる。
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問題を解く前に、問題は何かを考えるというステップを意識せよ。ということ。研究のお師匠さんによく言われたなぁww
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問題解決とはなにか、優しく面白く、考え方を解説した本。
解説というには柔らかすぎる内容で、硬い頭をほぐすのに、とてもよかった。
端々にある、太字のキーワード(キーセンテンス)と挿絵が
おもしろすぎる。
問題解決意欲にあふれる若者が出したキャッチコピーとか、
題名にもなっている「ライト、ついてますか?」など。
内容は、
どうやって問題を解くか、というHOWTOは少なく、
「そもそも問題解決って」という論点を論じたものが多い。
・その問題は誰のためのものか?
・問題解決と道徳(一見道徳は問題解決の前では軽視される?)
・それはどこからきた問題なのか?
必ずしも最適な効率化が、人の求める解ではない
ということをいくつかの章で言っている。
たしかに、目の前のニンジンじゃないけど、
目先に、明らかな問題点と今にも解けそうな方法を持っている場合、
その解決に集中して、問題が生じた背景や、原因を疎かにしがち。
誰(何)のために解決するのか、
これさえ間違いなく定義できれば、人の望む解を提供できるのか。
人の望む解と、最適効率である解が異なる場合、
後者をごり押しするべきか、前者を提供すべきか。
以下メモ。
いくつも魅力的なストーリーが披露されているが、
なかでも、教授と問題解決グループと葉巻の話が好き。(P88あたり)
1人の教授と12人のグループが問題解決の一連のワークショップを受けているのだが、
1人が葉巻を吸い、
11人が1人の葉巻を不快に思い、
1人の教授が葉巻を不快に思わない(自分は吸わないが)
という状況で行われていた。
ある日、教授が会に遅刻したとき、12人がこの問題について議論した。
嫌みのない議論の後、幾つかのウィットに富んだ案が出た。
リーダーが、1人の愛煙家に
「どのアイディアなら受け入れられるか?あるいは、受け入れられるように作りかえられますか?」
と問い、最終的に愛煙家は、
「葉巻よりもっと口にいい感じを与える、あるいは興味のそそるつまみを創造して、みんなで楽しめるようにしてほしい」
と答えた。
この話のどこが好きかと言うと、これらの難所をキレイに超えて答えを導いているから。
不快に対する、嫌みのない議論
元凶に対する、朗らかな提案
教授の権力を用いた解決策
もし、怒りに任せて、文句や脅迫めいたことをしたら。
もし、教授に注意を促すような働きかけをしていたら。
通常、こっちの道に進みがち。
なぜ?
その方が安易?元凶には近寄らない?
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『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』とよく比較されているので、まずはこちらから読むことに。
問題解決の前の段階の「問題の定義」の重要性をテーマにした本で、20年以上前のもの。SEのバイブル的存在らしいけど、それ以外の人にもあてはまる内容。ただ、翻訳のせいか、とてもまわりくどい文章で、たいへん読みにくいのですが…。
タイトルにもなっている「ライト、ついてますか?」のくだりに、大きく頷くと同時に、公衆トイレの「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」の張り紙を思い浮かべてしまうのも、自分だけではないはず…。
●問題とは、望まれた事柄と認識された事柄の間の相違である
●もしある人物が問題に関係があって、しかもその問題を抱えていないなら、何かをやってそれをその人物の問題にしてしまおう
●し人々の頭の中のライトがついているなら、ちょっと思い出させてやるほうがゴチャゴチャ言うより有効なのだ
●ちょっと見たところと違って人々は、くれと言ったものを出してやるまでは何が欲しかったのか知らぬものである
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人間は問題に直面すると、とかく解決策に急ぎがちである。
何が問題か?
問題が何なのか?
問題は本当のところ何か?
それは誰の問題か?
それはどこからきたか?
われわれはそれをほんとうに解きたいか?
と、自問自答することにより、
物事は順調に解決できるものだと、
短い物語を例に著者(ワインバーグ)が教えてくれます。
思い込みを無くし、問題の本質を見抜く力を
身に付けるには持ってこいの本だと思います。
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第1章 何が問題か?第2章 問題は何なのか?第3章 問題は本当のところ何か?第4章 それは誰の問題か?第5章 それはどこからきたのか?第6章 われわれはそれを本当に解きたいか?<得ておきたいキーワード>・問題は何なのか?・問題を抱えているのは誰か?・問題とは望まれた事柄と認識された事項の間の相違である。・他人の解決方法を問題の定義と取り違えるな。・問題の正しい定義が得られたかどうかは決して分からない、問題が解けた後でも。・正しい問題定義が得られたという確信は決して得られない。だが、その確信を得ようとする努力は決してやめてはいけない。・新しい視点は必ず新しい不適合を作り出す。・問題定義のうんざりするような道筋をさまよっているときは、ときどき立ち止まって、迷子になっていないか確認しよう。<感想>H21.9〜11中(途中中断)の期間で検討してきた重要課題検討の直後に、この本を読んだため第1章〜第3章までの話は、問題をどう捉えるのか?の点で非常に共感を覚えた。検討の後半では、「結局、この”絞込み方針を整理する”問題を難しくしているのは自分なんじゃないか?」と考え始めていたとこだったので、事前にこの本を読んでいたら、もうすこし、気持ち的にも楽に取り組めていた気がする。
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とおる氏のレビューをみて購入。 問題解決のための考え方をちりばめた本。 海外の原書を和訳した手の、言い回しのくどい手の本だけど、内容はまずまずかと。 「それは本当に問題なのか」「ある事象をおじゃんにしうる原因が考えられないとき、その事象をあなたは本当に理解していない」など、うなずける部分も多数あったが、もうすこしうまくまとめられなかったかなぁ…と思ってしまう。 これは全般に言えるけど、和訳する方々の文章力もたかめていただきたいトコろ。
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面白かった。
実社会において発想の転換がいかに重要かがよくわかる。
社会の幾多の問題をとりあげ、そもそもその問題の本質はなんなのか、一番必要とされている答えはなんなのか、といったように問題定義を疑うところから始め、学校で習った問題解決の技術とは異なる視座からの解決を示す。
誰にとってのベストアンサーが求められているのか、ただ単に解答を示すのでなく、対象者に考える余地を与えることで簡潔な結論にならないか、微笑みと共に達成しうる解決策はどういったものか…
様々な例題とともに考え方がすっと落ちてくる。
行き詰ったときなどに繰り返し読みたい一冊。
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大学生の頃に出会った『ライト、ついていますか』。
東日本大震災から数日後に、AR三兄弟の川田十夢さんがBLOGで読み返したことを書かれていて、facebookでは、以下のようなコメントを残しました。
『ライト、ついていますか』、僕も学生時代に出逢い、
行き詰まったら読み返している愛著です。
僕ができることを見定めるべく、改めて読み返して
みます。いつも、ありがとうございます。
僕も、改めて、『ライト、ついていますか』を読み返して感じたことを少しだけ・・・。
東日本大震災から1か月が過ぎ、原発問題や、菅首相のリーダーシップに対する不信感等々、色々な「問題」が騒がれています。
『ライト、ついていますか』の中で、度々、出てくるフレーズが「それは誰の問題か?」です。
自分が住んでいる神奈川でも余震が続き、不安が解消されることはありませんが、震源地近くの映像が流れる度に、こちらの様相とは程遠い、非日常な不安な毎日が続いていることを「間接的に」感じます。
自宅から数分の「川崎市とどろきアリーナ」にも、震災直後から100名以上の被災された方々が避難され、暮らしています。
震災から1週間後くらいの週末。バスで、被災者の家族(3世代家族)の方々と一緒になり、話し声が聞こえてきたのですが、「4月からは、あの小学校に通うんだよ」「お兄ちゃんは、あの中学校に通うんだよ」という声が聞こえてきて、同級生と一緒に卒業(終業)できなかった切なさや、新学期に対する不安とかを背中越しに、この時ばかりは「直接的に」感じました。
それまでも少額ですが義援金の募金とかをしていましたが、何かをしなければと思い、翌日、とどろきアリーナに支援物資として何が必要とされているか?を聞きに行きました。答えは「缶詰」でした。
衣類は、古着でなく、新しいものが欲しいとのこと。阪神大震災の時も、そうだったようですが、古着が使われないまま、多く残ってしまったのこと。とどろきアリーナにも、その時点で、すでに多くの古着が山積されていました。善意で持ってきてくれる「古着」を断る訳にもいかず、かと言って、他人の古着を着るには躊躇があるのも、自分ごととして考えてみると理解できます。
まず、とどろきアリーナにいる被災者の方々に、自分ができることとは「缶詰」を届けることだと思い、自宅に戻るも、普段、缶詰を食べないので、もちろん家にありません。スーパーに行っても、買い溜めの影響でしょうか、缶詰は一切なく、結局、缶詰を届けることはできませんでした。
何もできなかったことに落胆したものの、数日後、とどろきアリーナに関する被災者掲示板で、救援物資が事足りて、現時点では余るだけなので、しばらくは救援物資が必要ないとの発表がありました。
僕自身は何もできず落胆していましたが、多くの方々が「缶詰」や「新しい衣類」等を届けたからであり、周りの方々を信じて、僕自身ができることを見つけるのが全体最適だと実感しました。
『ライト、ついていますか』の中でも、「他人が自分の問題を自分で解けるときに、それを解いてやろうとするな」という一節があります。
「自分は何を解いているのか?」、つまり、「問題は何なのか?」と「自分の問題の本質は何なのか?」を自問自答しながら行動していく、読み返すことで、そんなモードチェンジするきっかけとなりました。
これからも、これまで同様、行き詰まったら読み返す愛著であり続ける一冊になりそうです。
ALTERNATIVE DESIGN ++ (AR三兄弟 川田十夢さん)
東北地方太平洋沖地震について
http://alternativedesign.jp/2011/03/are_your_lights_on/
<本書の内容>
第1部 何が問題か?
第2部 問題は何なのか?
第3部 問題は本当のところ何か?
第4部 それは誰の問題か?
第5部 それはどこからきたか?
第6部 われわれはそれをほんとうに解きたいか?
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何度読んでもいろいろな発見があるから面白い本.
以前読んでいたのだけど,今回もう一回読み返してみたので登録してみた.
「問題」とは何か,「問題」をどのように扱ったらいいか,というのが冗談めかして書かれている読んでいて不思議な気分になる本.就職活動中の学生が少し肩の力を抜く感じで読んでみてもいいのかもしれないね.新人研修などで言われることが結構入っていたりする.
肩の力を抜いて読めるけど,難解でもあるね.
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この本から学べることは、「ゼロベースで思考すること」。目先の問題(と思えてしまう現象)に囚われてしまうと本質的な解決に至らず、苦労が報われなくなってしまう。もちろん簡単にできることではないのだが、意識を持っておくだけでも日々の業務に対する姿勢が変わるだろう。