0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだかこれでいいのかな……みたいな感じがしましたが。萩原博子さんの著作物はかなり、読んでいます。コレは、少し前に初めて読んだとき、これでいいのかな……みたいな感想でした。確かに、五十代は、金銭的には余裕ある人が多いけど、そうでない人も、いっぱいいますよ……
投稿元:
レビューを見る
50代向けの資産形成の指南書。
お金の戦略は、シンプルだ。
①働いて稼ぐ
②収入>支出を堅守する
③先取り貯蓄したお金を増やす
これだけだ。
お金は単なるデータ(数値)に過ぎない。
誰がやってもある程度同じ方法で、再現性高く資産形成できる。
投稿元:
レビューを見る
人生後半を意識する50代。
その年代の人が直面するお金の問題を整理する。
資産形成のしかた。
給与が上がらなくなってからの働き方。
公的な保険で何がカバーされるか。
親の介護のために利用したい制度のあれこれ。
こういった内容がまとめられている。
こういう問題を初めて意識する人には見取り図になるだろう。
以前から、投資の危うさを述べるこの著者の本を、割と共感しながら読んできた。
だが、今回はちょっとな、と思う。
たとえば、今の50代に一つだけよいこととして挙げたことだ。
それは、この世代が本格的に介護が必要な時期には、施設も医療者にも余裕が出ているだろう、という楽観的な観測。
以前この人の著作で、将来的には住宅は余って高齢者も借りやすくなるだろう、と書かれていたことを思い出す。
しかし、現実はどうだろう?
住宅は、その後、新築はバブル期並みに高騰し、中古もそれほど安くはなっていない。
かといって、高齢者が賃貸で住宅を借りやすくなったかといえば、そんなことはない。
それと同じ。
介護施設は、古くなり、閉鎖されていくだろう。
医療者は、都市部に集中し、お金の取りやすい診療科ばかりは競争が起きるかもしれないが、老人医療や介護などにそれほど回ってくるだろうか。
社会保障が今のものが維持されるなら、本書は大変役に立つだろうが、現在の50代の人がリタイアするころには大幅に制度は変わっている気がする。
これは悲観的過ぎる観測だろうか?