予想外の結末でした。
2023/10/30 13:05
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投稿者:kunkun - この投稿者のレビュー一覧を見る
村人の復讐劇みたいなストーリーを期待していたのですが、どちらかというと謎解きが中心で、意表を突かれました。結末は個人的には違ったほうが良かったかなと思いました。
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最初の作者による「おことわり」を読んで、本文を読むのをちょっとためらいましたよ、ええ、これ読んで大丈夫なのだろうかと不安で。
でも心のどこかから「読め読め」という声が聞こえてくるんですよ。怖い思いをするのがわかってるのに読んでしまう。なんでしょうね、これは特別な薬で印刷されているとかでしょうか。
今回も「怖かった」です、間違いなくぞぞんとしました。タイトルの「いやし」に「もしかして私の知らないだけで「いやし」って言葉には別の意味があるんじゃないか、と思うほどの。
そしてぞぞんぞぞんとしながら読んだ最後の驚愕たるや。「へっ?」と変な声が出ましたよ。しばし空を見つめてしまいました。
あの(目次)のページを眺めながら頭を整理しようと思ったんですけど、ちょっと待ってちょっと待ってと頭の中で映像がぐるんぐるん。ドラマなんかでよくあるあの逆回転映像ですよ。あぁこれネタバレですよね、書いちゃダメ書いちゃダメ!!
これは何も考えずに読むべし。ひたすらぞぞんとしながら読むべし。そして唖然とするべし。
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「いやしの村」と呼ばれる施設に取材に行くルポライター、果たして村の実態はネットで噂される呪いをかける集団なのか…。
今回もきれいに騙されました。村の代表キノミヤのこととか「???」と感じたところ、あと細かい描写、なるほどな伏線でした。
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2021/09/18 予約 8
この本はシリーズ物と知らず、初読み。
出版禁止、何度か見かけたことがあったが、シリーズだったから、なのか。
なんだか理解できないまま、読み進め、最後にこれは前書きです、と。
時系列と逆に編纂、つまり逆打ち、してある。
もう一度、時系列に読み直すように、と書かれている。
前書きは、佐竹綾子、まぼろしの村は都築亨が書いている。
そうすると、おぼろげながら輪郭が見えてくる。
都築亨は、100年に一度の儀式の生贄になる為、村人に歓迎されていた。
そして、東京に戻り、怪しい冊子を送りつけられ、それはキノミヤに仕組まれた罠で、いやしの村から去ってしまった都築を呼び戻すためのものだった。
高校時代の、藤崎朔の出会いから、男を橋から突き落とし殺すこと、東京で再び会うこと、何もかも仕組まれていた定めだった。
それでも、いくつかわからないことが。
2回読んだのにわからず…
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奇怪な風習をベースにしてどこに進んでいくのかわからないストーリー。しかし最後は全て仕組まれていたことがわかって驚愕した。
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このシリーズを読むのは初めてで、普通に「読み物」として読んでしまった。
最後まで読んでこの本の真の「楽しみ方」を知って、なるほどね、と。
そんなに考察しながら、注意しながら読まなきゃいけない作品だったのね…。
うーん、ネット上には熱心に考察してる人のサイトとかあるけれど、確かにいろいろ変だと思う描写はあるけれど、そこまで熱心に解明しようとか再読しようという気持ちまではなれなかったな。
出版禁止シリーズってこういう感じなのねー、という感想。
こないだ読んだ「変な家」もだけれど、こういう実話風の怖い話はどうしても創作臭が気になって自分の好みじゃないんだなと実感した。
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今回もやられました〜!
ぶっったまげたぁ〜!
考察サイトを読了後に見て
またぶっったまげた〜!
幸せの丸い貝。。。
怖すぎる。
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▼あらすじ
大切な人、信頼していた人に裏切られ、傷ついた人々が再起を期して集団生活を営む「いやしの村」。一方、ネット上には、その村は「呪いで人を殺すカルト集団」という根強い噂があった。噂は本当なのか? そもそも、呪いで人を殺すことなどできるのか? 真実を探るため、ルポライターが潜入取材を試みるのだが――
▼
待ちに待った長江さんの新刊。
図書館でたくさん順番待ちしました‥
言いたいことはたくさんあるけど、まずは読んで違和感を体感していただきたい。
その違和感は必ず最後に回収されるので。
そして無事に私は呪われました。
ろろるです。
ネタバレ含む感動ポイント
・冒頭の詩
そんな読ませ方ある!?でも確かにそういう意味になりますよね!?と誰かに話したくなる展開
・名前の伏線
都築、佐竹、キノミヤ、朔‥それぞれ名前に意味があり。初めて漢字の成り立ちを調べました。亨の意味に衝撃。
・贄と丸い貝の話
これも贄という感じを見つめてたら、「あっ!」ていう気づき。こういうの好き。
・色即是空、空即是色
この世にある全ては実態がない、実体がないからこそ存在している。
この世の全てのものが実体などなく空であると考えれば煩悩は消え、物質への執着はなくなる。
老いの苦しみや死の恐怖からも解放されるはず。
・パラドクス
文明が発展すればするほど、便利になればなるほど、仕事は増えていき、人間的な生活ができなくなる。
まだ朔のいう「つまらない人生こらの解放」とは?
ミカジリの夢とは?
回収しきれていない伏線が多々ありますので、しばらくは考察サイトを漁ることになりそうです。
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ルポライターの記述だと刷り込まれて読んでいるせいか、全てが現実に感じて惑わされる。
どういうこと…の連続でもはや思考停止気味。
最後になって目が覚める…という感覚に陥る。
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お正月に読む本ではなかった…
帯に書いてあったように、読み終わった後にもう一度サッと読み直した。
リアルにありそうなハナシ。
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長江監督の禁止シリーズ!
今回のトリックも素晴らしかった~
ラスト辺りまでなーんにも気づかず、あら?あれ?ってなって、佐竹って名前出てきて「まんまとやられてるぅーー」となった。
考察サイト見てたくさんのトリックがあったことに驚き。それでもまだ解けていないところも…(てか考察してる人めちゃ少ない気が)
長江監督~放送禁止もまた作って欲しい~!!
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「放送禁止」シリーズ大好き!のため迷わず手に取った1冊。
テレビの時からまぁ推理しないようにしてるのもあるんだけども本当に気づかないわたし。
今回も最後の章であれ?あれ?となった。
いやー、やられたーーー。っていうか、途中でアップルパイの女の子がめっちゃ優しくなったりしたから、あれおかしいなとは思ってたんだけど、
忘れるんだよな、わたし。笑
だからどんでん返し小説やこういった類の小説が面白く読めるのだと思っている。笑
最後まで読むと出てくる目次。全て逆だったわけか、と気づかされる。
気づいてなかったくせに、風呂の暖簾の順番だけ何故か覚えてて(笑)、あれ?!最初左(女湯)やったよね!?というところから、
最初と最後のルポライターが別人だったことにはなんとか気づきました。
で、アホなわたしはこれでもわからないので解説サイトなどを読み漁り、
おおう……ろろる=呪だったのか、とかにようやく気づく。みんな優しかったのは生け贄になるって決まってたから優しかったんだね。。
真偽はわからんのですが、過去に朔が貝殻渡したのも「幸せの丸い貝殻」=贄、の意味ではないか、とのことでした。そうなると、もうその頃からこいつを生け贄にしてやろうって思ってたってことかー、っていう更なる恐怖。
この、後からじわじわ来る恐怖が「放送禁止」っぽい~~。
とすると、やっぱり最初の章のミチル=朔、なのかな?その章のキノミヤ=青木、なんだろうけど。
ミチルが言ってる「会社潰しましたもんね」も青木のことと考えたら合致するしね。
それにしてもこのじわじわ、じわじわ感。
放送禁止の真髄な気します。劇場版・放送禁止2の最後のビデオテープ見た時の気分。
やっぱり長江さんいいなぁ。。。
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タイトルとあらすじから、『ミッドサマー』のホルガ村っぽいなぁと惹かれて拝読(そういう人多いと思うが)。
なかなか期待していた「カルト」な出来事は起こらず、どうなるんだろう?と読み進めていくうち後半の怒涛の展開。すべて読み終えて「この"本自体"が良くできているなぁ」と感心してしまった。
人を呪わば穴二つ。
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初の長江作品読了。
あらすじも何も知らずに読んだが、最初の詩の時点でこれ逆さに読めるのでは?と気づく。
そこから先は読者へこれでもかと伏線を張ってありました。
全て読み終えてからネタバレをまとめている方がいることを知り読んだが、わたしの100倍くらい引っかかるポイントがあったようです。
読後感は映画のミッドサマーを見た時と似ている。
また他の作品を読もうと思います。
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細かい仕掛けがたくさんあってなるほどなぁ、だった。 文章に癖がなくて、情景描写が上手なのですごくサクサク読めました。 放送禁止の時からだけど、真相がわかって、「あぁ、そうだったのね!」と思ってもそれだけなんだよなぁ。 面白かった!細かい部分まで確認したい!とはならないw 読者を騙すためだけに不必要に用意された謎とか、設定を面白くするためだけの記述とかが嫌いかもしれない。そもそも叙述トリックがあまり好みではないのかも。 好きな人はすごく好きだと思う。 2回目もめんどくさいので読まないかな。