これはギャグまんがじゃなかったか?
2016/09/20 14:25
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投稿者:アリッサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤子・F・不二雄先生といえば「ドラえもん」をはじめ
子供向けの話が有名ですが、
この「モジャ公」のように対象年齢の高い話もあります。
なので年齢層の低い話しか知らない人が
「モジャ公」を見たらぶっとんでしまうかもしれません。
ブラック・血しぶき・グロは当たり前、しかしそれに
ギャグや皮肉を織り交ぜた、ハラハラドキドキの冒険漫画になっています。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな星へ行くモジャ公たちのお話。
このトリオもおもしろい。
大人でも楽しめる。私は好き。
このクラス以上の作品をいくつも描いている先生はやはりすごい!
待ってました!!
2012/02/04 10:16
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投稿者:Ori - この投稿者のレビュー一覧を見る
『モジャ公』藤子・F・不二雄氏のSF漫画の最高傑作の登場です。
「藤子・F・不二雄大全集」第3期にて、やっとの刊行です。
地球人の少年、天野空夫と宇宙生物モジャ公とロボット、ドンモのポンコツ宇宙船での珍道中。ギャグマンガですが、様々な星でSF心あふれる大冒険が繰り広げられます。ハリウッドでそのまま映画化できるような、スケールのでっかい物語です。
登場人物達は、他の藤子・F・不二雄作品とは違い、エゴや欲望をむき出しにします。そして「死」をテーマにしたストーリーも多いのが特徴です。しかし、決してダークな物語でありません、主人公達のあっけらかんとした前向きな姿勢が、彼らと一緒にこの宇宙を旅してみたいと思わせるのです。
私が初めて読んだのは、1971年、虫プロ商事から発行された虫コミックス版でした。
それ以降も、何度かコミックスが出版されましたが、今までの単行本では読むことのできなかった、未収録の雑誌掲載時のエピソードまでもが、まとめられた完全版です。
将来、古書価格も高騰しそうなこの本、何冊か買っておいてもいいかも。
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投稿者:プックン - この投稿者のレビュー一覧を見る
1969年から講談社の『週刊ぼくらマガジン』などで連載されていた作品で、平凡な少年が宇宙人と共に宇宙へと家出をするSF作品です。平凡な少年を主人公とし、その平凡な世界に異世界の住人を投入する生活ギャグ漫画を多く執筆されたF先生ですが、本作は舞台が宇宙という非平凡な世界になっている部分が基本フォーマットから外れた大きな特徴になっています。また生活ギャグ漫画は連載ではあっても一話完結が基本となっていましたが、本作は一つのエピソードが数回に渡って描かれている点も特徴的です。
過去に何度も単行本化されている本作ですが、この『藤子・F・不二雄大全集』版の最大の特徴は単行本収録時に改変され未収録となっていた雑誌初出版を改変後のものと共に併録していることです。読み比べることによって、どのような意図で先生が改変を行われたのかを想像するのも楽しみの一つでしょう。また『たのしい幼稚園』掲載版についてはフルカラーでの収録となっています。
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<週刊ぼくらマガジン>
宇宙へ家出(1)(1969年1号)
地球人はこわいよ(1969年3号)
うまそうな三人(1)(1969年4号)
うまそうな三人(2)(1969年5号)
さよなら411ボル(1970年1号)
恐竜の星(1)(1970年2号)
恐竜の星(2)(1970年3+4合併号)
恐竜の星(3)(1970年5号)
アステロイド・ラリー(1)(1970年6号)
アステロイド・ラリー(2)(1970年7号)
アステロイド・ラリー(3)(1970年8号)
ナイナイ星の仇討ち(1)(1970年9号)
ナイナイ星の仇討ち(2)(1970年10号)
ナイナイ星の仇討ち(3)(1970年11号)
ナイナイ星の仇討ち(4)(1970年12号)
ナイナイ星の仇討ち(5)(1970年13号)
自殺集団(1)(1970年14号)
自殺集団(2)(1970年15+16合併号)
自殺集団(3)(1970年17号)
自殺集団(4)(1970年18号)
自殺集団(5)(1970年19号)
天国よいとこ(1)(1970年20号)
天国よいとこ(2)(1970年21号)
天国よいとこ(3)(1970年22号)
天国よいとこ(4)(1970年23号)
天国よいとこ(5)(1970年24号)
天国よいとこ(6)(1970年25号)
不死身のダンボコ(1)(1970年32号)
不死身のダンボコ(2)(1970年33号)
不死身のダンボコ(3)(1970年34号)
不死身のダンボコ(4)(1970年35号)
地球最後の日(1)(1970年26号)
地球最後の日(2)(1970年27号)
地球最後の日(3)(1970年28号)
地球最後の日(4)(1970年29号)
地球最後の日(5)(1970年30号)
地球最後の日(6)(1970年31号)
<たのしい幼稚園>
星のデパート(1970年1月号)
ねんどの星(1970年2月号)
鳥にんげんの星(1970年3月号)
恐竜がでた(1970年4月号)
たからの星(1970年4月増刊号)
つるつるの星(1970年5月号)
あべこべ星(1970年6月号)
ぐにゃぐにゃの星(1970年7月号)
人が空をとべる星(1970年8月号)
木が人をうえる星(1970年9月号)
ふしぎな水(1970年10月号)
一本足の星(1970年11月号)
サンタの星!? (1970年12月号)
<特別収録>
宇宙へ家出(1) 初出版 連載第1回 後半部
(1969年1号)
★宇宙へ家出(2)連載第2回(1969年2号)
地球最後の日(1)初出版 冒頭部(1970年26号)
地球最後の日(6)初出版 結末部(1970年31号)
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モジャ公の漫画は初めて読みました。
なのでずっと、モジャ公って名前だと思ってました…。
結構怖い話が多かったのですが面白かったです。
今更ながらアニメを見ればよかった…と後悔。見られなくなるなんて思ってなかったもんなー。話は大分違いそうですが。
どこかで21エモンのアニメの原作になってると聞きましたが、確かに幾つかこれは知ってる!というお話がありました。
宙夫くんは、藤子漫画に珍しいマンション住まいですね。
あとあのサブキャラは、ドラえもんのハルカ星人に似てるなぁと。
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懐かしい。
藤子・F・ 不二雄作品にはめずらしくダークな作風で、一番好きでした。
文庫版では収録されてなかった話もちゃんと収録されており、まさに完全版。
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宇宙へ家出と言うが、21エモンの宇宙旅行の部分をもっとハチャメチャにした感じで面白かった。また、この大全集のお陰で読んでいない藤子不二雄に会うことが出来たのが嬉しいですね。
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このマンガは深い。
藤子・Fは文学や映画の古典をしっかり抑えていて、そこから現代的なパロディを構築していく。
人間とはどういう生物であるのか?違う惑星の異なる文化を通して、それをハッキリと浮かびあがらせる。
まるで聖なるコメディーのように。
子供の頃に読んでて、おもしろくて笑ってたんだけど、大人になってから読みかえしてみると、やっぱり笑うんだけど、内容の深さにビックリする。
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ぼんやりした記憶で「モジャ公って、○○もじゃー!とか言っててかわいいかんじ?」と思って癒しを求めて読みはじめたら全然ちがった。それはアニメ版でコミックとはまったく別物。
そして結論から言うと「読んでよかった!!」だった。こんなかわいいキャラクターの名をタイトルにしておきながら中身は大人っぽく、シリアスでブラック。キャラのかわいさはほとんど前面に出さず(みんな自称も『おれ』だしね。全くベタベタしてなくてクール)ストーリーの内容的面白さとスリリングな展開が作品を引っ張っていく。
藤子F不二雄がこれ描きたくてしょうがなかったんだろうな、っていうのがびしびし伝わる濃い内容。実際調べたら21エモンが打ち切りになったのでキャラをマイナーチェンジしてモジャ公として高学年向け雑誌で再連載させ、しかもそのモジャ公もまた不本意な形で打ち切りにされているという不遇。
しかしよかった。星に着くたびに身に降りかかってくる危険にハラハラしながら読み進んで、世界にぐいぐい入り込んでしまって、すごいいい時間だった。で、やっぱりそれでも登場人物たちは可愛くていとしいし。
意外と知られざる名作なんじゃないか?ドラえもんやオバQでは読むことのできないすごい世界だった。やばし。
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藤子・F・不二雄先生の最高傑作SF漫画!!
大人が読んでもメチャクチャ面白い!!!!
改めて、21エモンも読んでみようかと思う。
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はっきり言って、なんの期待もせずに読み出したのでした。
モジャ公、なんか毛のないヤマアラシみたいで、カバー絵見ても色的にもかわいくないし。
でも、これがよかった。
なにがよかったって、お話が短編の読み切りではなくて、けっこう長いストーリーなところがよかったです。
「ドラえもん」とか読んでいると、このわずかなページに、よくこんな濃い物語が入っているなあと感心することがあるのですが、冒険は、やっぱり、これぐらいのボリュームがある方がいいなぁと思ったりしました。
ロボットが、ゴンスケとちょっと同じような性格なんですが、こっちの方が愛嬌ある気がします。
「21エモン」よりも、こっちの方か楽しい感じになっています。
まぁ、「21エモン」も、ちょっとだけ大人の香りがあったのですが、これは、もうちょっとその感じが強いです。
いいのか、コレ的な。
主人公が、無茶苦茶な乱暴者(でも弱い)というところも、すごいなぁと思います。
ダイヤモンドが、選んだところを思い出した。
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実はメチャクチャ面白いじゃないか。
藤子さんでもトップレベルの完成度に思える。
話はブラックだし、主人公たちがゲスいところにもリアリティがあるのし、世界観もよく練られてらる。
こんな複雑で凶悪なのを小さい子供でも楽しめるように作ってしまうんだろう。さすが。このナチュラルな狂気。恐ろしい人だ。
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F先生のSF最高傑作と別の本で紹介があり、読んでみた。
あとがきには、不人気で連載打ち切りということであったが、対象読者の子供にはこの本の凄さは伝えることはできなかったのではないかと思いました。経験を積んだ大人が読んでこそこの本の凄さがわかるのではないかと思いました。
F先生の想像力・あらゆる知識の深さに脱帽する一冊。
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寝る前に携帯をかまうことをやめ、代わりにモジャ公を毎日少しずつ読む。低学年読者を対象にしているとのことだが、子どもの読み物という感じはしなかった。
子どもの頃と大人になってからじゃ見えてくる内容も変わるような漫画なのかもしれない。もっと歳を重ねてたくさんの経験を踏まえた上で読んでみると、また違った面白さを発見できるのがモジャ公なのかもしれない。
布団の中で良い時間を過ごさせてもらえた。