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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大体、機嫌をよく保つこと……なんていうと、当然じゃないかとか、相手に対してならば、建前は、……ということになります。が、しかし、結構、現実的な内容でした。実践できるかは、それぞれによりますけれど。
楽しく読めるビジネス書
2022/08/19 16:19
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投稿者:はら - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑いの中に沢山の気づきのある本です。
ツッコミという名のマウントを取らないように、気をつけようと思いました。
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コロナ禍真っ最中に書かれた内容だから、痛いほど「会って、話すこと。」の尊さと、顔を見て表情を見て会話することに渇望していることを気付かされた。会っているし、話したり、してはいるけれど、マスクを当たり前にして、当たり前にオンライン会議している今、相手とたわいもない話をすることの重要性を再確認している。
何でもない風景を見て、相談とか身の上話をするんじゃない、世間話を当たり前にしたいなぁ。
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ボケにボケを重ねる。
自分のことも相手のことも話さないで、持てる知識の限りでどうでもいい話をする。
勉強も読書も楽しく会話するため。
目からウロコ。シンプルで爽快!
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自分は相手に興味がない。相手も自分に興味がない。それが真実なら、どんな会話があり得るか。ケニアで暮らし、人一倍”会話”に渇望しながら生きているからか、何度も頷きながら読み進めた。マウンティングのない会話の豊かさよ。個人的には前著よりも好きです!
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よくある会話術のハウツー本ですが、言っていることは今までと真逆。フザケているようで、でも的を得たアドバイスばかり。会話の極意を面白おかしく伝授してくれます。毎朝どこか緊張して臨んでいた幼稚園のママさん達や先生とのおしゃべりですが、少しずつ楽しむ余裕が生まれ始めたのはこの本のおかげです。クスクス笑いながら、サクサク読めちゃうところも良いところ。
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会話ってこんな気軽で良いんだ。
膨大な会話術によって勝手に疲弊していたので《結局、人間は他人の話を聞きたくない》という身も蓋もない表現に笑ってしまった。
義務感で始める会話は疲れる。
ある物をきっかけに、ふと交わされる会話は疲れない。
ある事柄について、お互いに知っているからこそ成立する会話は確実に存在する。
だからこそ《会話は知識がベース》っていうのにも心底納得した。
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〈「出会い」とは「仕入れ」が他人と響きあった時〉
この言葉に激しく共感。
要約すると以下の通り。
・会話のベースは知識にある
・当意即妙な切り返しは、楽しい会話の原料であり、好意を持つきっかけ
・もっと深いところで人とつながる理由は、何の役に立つかわからないが抱えていた知識(仕入れ)
意見をぶつけ合うのではなく、え?こんなこと知ってるの?という共通点から人間関係が深まっていく、そんな経験を思い起こす。
以下印象に残った言葉。
・私の話を聞いてもらわなければならない
・あなたの話を聞かなければならない
その2つの考えを捨てたら楽になる
話をそらす力が会話の力
ツッコミはマウンティング
褒める行為もマウンティングの一種
エトスなき会話は虚しい
※アリストテレス「弁論術」より
エトス:倫理、哲学
世界をどう捉えるか、未来への哲学を提示する
好きと言う言葉は最悪な言葉です
一緒の環境にいるときに同じ感動する場面にできるだけ一緒にいることが大切(永六輔)
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【会って、話すこと。】
田中泰延さんのベストセラー『読みたいことを、書けばいい』では、自分が書きたいことを書くのではなく、読みたくなることを書きましょうと伝え、その方法が挙げられていた。本を読み終えてから、ちょうど書き上げてあとは投稿するだけだったnoteの記事を泰延さんの本のまますべて書き直して投稿したところ、ダントツにビュー数とリアクション数が高くなり驚いてしまったことがある。
でも人は弱いもので、やはり書きたいことを書いてしまう。そして話したいことを、聞きたいことを口に出してしまう。
私を知って、あなたを知りたいのと、まるで落ち着きのないイヌのようにハアハアと飛びついているようだ。
本が届き目次を見て、恐れながら最初に読んだページがある。
『好きという言葉は、最悪です』
好きな人、ものには臆面なく好きと言ってしまうし、どう好きかまでを語ってしまう。なぜかはわかっている。好きを語るのは自分が気持ち良いからだ。感情の押し付けとわかっているのに、好きなものについて語る快感はあまりにも甘く止めることができない。
内田樹さんは著書の中で、ファンの一番大切な仕事は、そっとプレゼンテーションすることだと書いていた。押し付けがましいのも、ツンケンするのもだめで、そっと差し出すのだと。
これもかなりドキッとさせられた一文だった。
接客販売業なので、一般企業の事務の人に比べれば、未知の人と会話をつくる状況はとても多い。
最初からスムーズに会話ができればいいが、店員とのコミュニケーションを拒否する人も一定数いる。だからといって放っておいても売上はつくれないので、商品やお買い物という目的の外に会話のきっかけをつくろうとする(「いいお天気ですね」は経験上、相手の心にバリヤーを張る最悪な言葉だったりする)。
仕事の時は割と冷静にコントロールできるのに、プライベートとなるとガタガタに崩れてしまうのはなぜだろう。
会話は相手の力に負うことが多いと感じる。聞き上手の人が相手だと、まるで自分の会話力が上がったような気になり時には相手を楽しませたと錯覚すらしてしまう。なんと恐ろしいことだ。もしそうなら私が何を言わなくても、話したいという人が列をなすはず。しかしどこにも見えない。それが現実だ。
『黙って想い、考えたすえ、どうしてもこぼれ落ち、相手に伝わることばが「話す」である。(「会って、話すこと」より)』
日頃から考えていることや、蓄えてきた知識が、あるとき誰かとともに過ごした時間にほろりと出てくる。
理想の会話は問わず語り。そういえば、で連なる会話ができたとき、胸があたたかくなる幸せをふっくらと感じる。これがもっともっと多くなれば、人生に幸福なときが増えていくということだ。
この本を読み通しても、言いたいことを話し、好きを好きとストレートに伝えてしまう悪癖をやめられる自信はない。でも好きの外にある世界にもっと目を向けようと思う。顔をあげて広く遠く見通して、目に留まったカケラをいくつ��拾えれば、その先に誰かとの愛おしい会話の時間が待っているのかもしれない。
田中泰延さんの魅力である言葉選び会話運びそのまま、あちこちに散りばめられたユーモアに噴き出しながら、最後の章では深い優しさに涙する。大好きな(あ、言っちゃった!)一冊となった。
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参考になることがたくさん書いてあってよかったです!しかし、コミュニケーションするには難しいとかコミュ力がない人が実践するにはハードルがとっても高いと思います。
コミュ力がある上でどうするかっていうのに近い感じがします!
ハウツー本というよりかは、筆者の会話に対しての考え方や価値観を学べる本かなと思いました。
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本書のメッセージはタイトルの通り「自分のことはしゃべらない」「相手のことも聞き出さない」こと。ひたすら自分語りしたり、根掘り葉掘り質問していたら本当の意味で会話は豊かにならない。
会話をする上では
・わたしの話を聞いてもらわなければならない
・あなたの話を聞かなければならない
という発想を捨てると、楽にコミュニケーションをとれるようになる。要は人は人に興味がないので、熱く語ったり、熱心に話を聞いたところで・・・ということになる。会話に結論は不要で、適当なことを話せばいい。
お笑いの文化にはボケとツッコミが存在するが、日常の会話ではボケをかますことだけ考えていればいい。ボケは今目の前にある現実世界に対する、別の視点からの「仮説提示」であり、豊かな会話の出発点であるという。ツッコミはそれをぶち壊してしまうので、日常生活では不要。
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たま〜にこんな本に出遭う。小手先のHow toやテクニックを知りたいと思っていた小賢しい自分が恥ずかしくなり、本当のこと(魂の奥の静かな湖に広がる波紋のような真実)に気づかされる本に。そんな本に出会うために、日々せっせと読書しているといっても過言ではない。
この本を読もうと思ったきっかけは、「相手はあなたに興味がない」「あなたも相手に興味はない」という目次を見たからである。数人の同僚かつ友達の会話を客観的に聞いていると、相手の話をまるで聞いていない。自分の話したいことだけを交互に叫んでいる。相手のターンが終わったら自分のターン…その繰り返し。お互いに自分語りしかしていない。会話って何?そう思ったからだ。
では会話って?
↓
結論は「相手のことも、自分のことも、話さない」そして「外部のこと(どうでもいいこと)を話す」
衝撃的である。
しかし、読み進めていくと、そのことがじわじわと自分の心に染みいってきた。
そして、そのことが心の底から納得できたのが、永六輔氏の言葉である。「好きな人に好きだ、いい人だと思われるには、おいしいものを一緒に食べておいしいと思う、夕やけを見て両方が美しいなと思うというような同じ感動を同じ時点で受け止めるのが1番効果がある。一緒の環境にいるときに同じ感動する場面にできるだけ一緒にいる。そうすると使い合っている同じ言葉にどきっとすることがあって、それが愛なのだ。」
「外部のこと(どうでもいいこと)を話す」というのは、「2人の外にあることを発見して共有する」ということである。
著者も、この教えを人生で何度読み返したかわからないと言っている。私もこれからの人生の中で、きっとこのことを何度も何度も反芻するのだろう。
【心に響いたこと】
・正直であること。
・機嫌よくいること。(絶望的なこととか、自分が不機嫌になりそうになったとき、ルパン三世の次元大介になりきる。面白くなってきやがったぜって言う。)(自分の機嫌をよくすることは、他人の機嫌を良くする。それこそが社会貢献)
・会話のベースは知識にある。深いところで人間が人間とつながる理由は、何の役に立つかわからないが抱えていた知識だ。自分が心から好きな何かであったり、自分自身の遠い記憶であったり、そんな遠い過去の「仕入れ」が誰かの記憶と響き合うことなのだ。
・他人と話す前に、自分と話す。自分自身が自分と楽しく会話できなければ、他者と会話することができない。
・「教養のある人物」とは、山の向こうにはこんな世界があったよと教えてくれる人。山の向こうにはこんな世界があるだろうと考えてくれる人。山の向こうはどんな世界なんだろうねと一緒に不思議がってくれる人。
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読み始めて、まず今野氏がどんな方か検索しお顔を確認、イメージができたところで読み進めた。2人の軽快な会話に笑いながらあっという間に時間が過ぎていった。書かれてあるとおり、「何の役に立つかわからないが抱えていた知識」を持っていると更に本書を楽しめると思う。そして読み進めて最後の方のページ、今野氏の写真が田中さんとともにしかも笑顔であるではないですかwとにもかくにも2人の掛け合いが素晴らしく、早く「会って話すこと」が日常に戻ってくれば良いなぁ、前著もぜひ読みたいなぁと感じました。いやぁ面白かった!
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人と深い話ができないと人間としての深みがないような気がして、とにかく相手の本音を聞き出すことに終始していた時期があった。自分の本音を語って気持ちよくなりたいのは人間の本能だと思っていたが、よく考えると、語る側は楽しいかもしれないが、それは聞き手である私を楽しい気持ちにするものではなかった。
これまで似たような環境に身を置き、愚痴や悩み相談や自分語りが会話の大半を占めていた昔の同級生や同僚。コロナ禍でご飯に行く機会も減り、久しぶりに会うと何を話していいかわからない。このご時世で大したビッグニュースもない。苦し紛れに話のネタをかき集め、お互いに手札を出し合ってマウンティング。
本書はそういった類のコミュニケーションの取り方を真っ向から否定し、「自分も相手もお互いに興味がない」ことを前提に会話を進める必要性を説いている。
きっと、ぐちゃぐちゃと自分の気持ちを吐露するようなことは自分の中で完結させるのが筋だし、人に話すとしてもネタレベルに昇華させるまでは寝かせた方がいい。
近況を話し合ってマウンティングするくらいなら、天気やニュースの話をした方がいい。
本当に知りたいことだけ質問すればいいのかもしれない。相手の仕事に興味がないなら無理やり「最近仕事どう?」なんて聞かなくていいのかも。
(それって寂しくないのだろうか?それじゃ、人は永遠にお互いをわかり合うことができないんじゃないか。)
私はそう思ったけど、
そもそもお互いをわかり合うことなんてできない、という悲しみを受け入れた上で適度な距離感を取るのが大事なんだ、と著者は言ってる。
つまり、自分の機嫌は自分で取れっていうことになるんだけど。
深い話をできない、ネガティブな一面を見せない人は話していてつまらないと思っていたけど、きっとその人の方が私よりも何倍も強いのだと気付いた。
色々閃くことが多い本だったから、早く誰かと試しにコミュニケーションを取ってみたい。
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Amazonの評価がかなり高かった。
自分の話でも相手の話でもなく、体験や感情を共有するというのがなるほどだった。全然気負うことなくコミュニケーション取れるじゃん、と。対面で話すっていいよね〜。