紙の本
あの人たちの来し方と行末
2021/12/05 09:30
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの掌編も素敵だったのですが、
陽元のお話が一番印象的でした。
大事なものほど執着しないように
心にブレーキをかけるなんて、
なんて悲しい習慣なのか。
陽気なようで拭えない翳りをもつ
そんな彼だからこそ、
玄月も尽くすんでしょうね。
皇帝としての資質の理由がわかりましたよ
紙の本
良かったね
2021/10/08 19:06
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投稿者:かごめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い旅路を終えた彼ら、彼女らの先行きに幸あれと祈るばかりです!
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人に歴史あり…
辛い過去があっても、明るい未来がある…
それぞれに心を許せる友がいたり、本心が言える人や心の支えになるものがあって良かった。
本編では描かれなかった主な登場人物達の気持ちや考えが描かれていて、どの話しも読みごたえがあって楽しかったです。
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お待ちしておりました、番外編。
それぞれの未来に光があってよかったなぁと思いつつ、辛い過去も……。
でも、それがあってこその物語。
楽しかった(*^^*)
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外伝集。遊圭と明々の結婚後、陶蓮との確執にひとつのけりをつける。
玄月と凛々の出会い、陽元と玄月の過去。
みんな良く生き延びたなぁ。
そして凛々の生きる道が美しかった。
ラストは遊圭・尤仁・真人の穏やかな一日。
生まれも育ちも違う彼らが今こうしている奇跡。
この平和が一日でも長く続きますように。
第一話 時の妙薬
遊圭と明々結婚三か月後。陶蓮との確執にひとつのけりをつける。
事情を知らずに陶蓮を慕っていた明々。
恩人から理由もわからず連絡が途絶えたら不安になるだろう。
早く言ってあげなよと思いつつ、思い出したくもない遊圭の気持ちもわかる。
星家の墓に参って喘息の薬を埋めていた陶蓮。
大恩があるとはいえ滅びた一族の死にそうな子どもと、自分が抱える店と従業員。
ならば自分の生活を守るよね。だから生きていた遊圭復讐される覚悟もあったのだろう。口封じをしようと思わないくらいは誠実だったのかもしれない。
許さないけれど弾劾せず、関わらないという選択をした遊圭の選択も良かったと思う。
玄月と月香が夫婦らしくなっていた。
次の話で月香の情の深さも出てくる。
それを踏まえると、陽元の子を身籠った後の絶望と無気力さがより理解できる。
そう考えると彼女もよく生き残ったものだ。
第二話 月下氷人
宦官になりたての玄月と凛々が出会ったのは後宮の洗濯場。
凛々の主人はしつけはしてくれたけど、それは自分のためだったのだろう。だから凛々を阿塵と呼んでいたのでは。
それでも蔑まれるだけではなかった恩があり、そのおかげで玄月から名をもらえた。
女としての愛は望まない。月香に敵うはずもない。
だが後宮を生き抜くための支えとなるのは自分。誰よりも近くにいられる場所。
それが凛々の矜持。幸せの形。
第三話 無憂樹
陽元と玄月の出会い。
その立場ゆえに傲慢だが素直な気性の陽元。知らされないことも多く、時にそれが周囲の人間を追い詰めることになる。そして真実を知るたびに苦しむことに。
だから玄月は彼を支えることを決意をした。未来で揺らぐこともあるけれど。
それにしても、思ったよりも玄月は慈仙のことを信用していなかったのだな。それくらい過酷な経験を宦官になる前からしてきたのだろう。
第四話 魚水の契り
尤仁に第二子が生まれ、出世し家を買う。祝いに駆け付ける遊圭一家と真人夫婦。
生まれも立場も違う彼らが生涯の友となったのは共に乗り越えた戦場の日々があったから。
そして訪れたつかの間の平和。長くこの時が続くことを願って。
大団円にふさわしい後日譚だった。
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この方は短編が得意でいらっしゃるのかも知れない.キャラ立ちした登場人物達に,物語りたいテーマを一つ与えたら,これほどまでに胸に迫るストーリーになるのかと,それぞれの物語を堪能.
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本編で、そこ気になってたんだよな!という過去の部分が短編化されてて、すっきりした。
凛々と玄月小月の過去は、本当知りたかったし、読むほど蔡才人が好きになる!
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本編に出てくる人物たちのその後や、過去の出会いなどを描いた外伝集。ハラハラする展開は無いけど、本編で気になっていた部分を知れる。
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Amazonオーディブルで聴いた。
若い女性キャラがアニメ声でうんざりする。
陽元と玄月の出会いの物語が良かった。