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わたしも春一郎さんが好き!!!
不倫…これ不倫かあ…
すごく季節があざやかで、いいなあ
あんなふうに過ごしたいものです
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文庫化を待ってました。季節感とか景色とかがリアルに目に浮かぶ描写が素敵です。食べ物の描写については食堂かたつむりの方がインパクトはありましたが、こちらもつい何か良いものを食べたくなってしまうのは同じです。恋については、この話で不倫という必然性があまり感じられず、あまり共感できませんでした。
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淡々と進む不倫の話。
話字体は特筆すべきところはない。
ただ随所に出てくるお菓子や料理がおいしそう。
谷中や湯島に行きたくなる。
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久々に一冊読み終わった。ペース落ちてるな・・・
友人の勧めで読んだこの本ですが、浮気不倫はありえない私としては読みすすめにくい本だった。
でもこれは小説なので、それで弾いちゃうのは残念と思って読んだが、一歩引いてしまってるのは仕方ない。
「かたつむり食堂」同様食べ物の表現はすばらしいもので、特に今回は谷中を中心とした下町情緒あふれる店や食材、それに祭りや召し物など、彼女の表現力がふんだんに活きていた。
「かたつむり」は表現がメインすぎるように感じていたが、今作はストーリーと交え、厚手の雰囲気作りができていたと感じる。よかった。
また主人公は女性なのだが、やはりすごく女性心理寄りと感じる描写や展開だったように思う。こんな女性は作品の中にしかいない、とも思うが、それでも滲み出るものはやはり「女」の感性だったように思う。
総じてそれなりに読み応えのある小説だった。
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食堂かたつむりを読んだ時は、あまり好きじゃないと思ったけど、よく知っている町が舞台なので、読んでみた。何より、情景がよく浮かんで楽しめた。
どんどん進む恋愛の話も多いなか、これは人を好きになっていく気持ちが、ゆっくりと描かれているのがよかった。だからこそ、不倫でなくても、という感じ。食べ物に対する細やかな視線が好き。
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季節の移ろいにしっかり向き合った生活と、心の通じ合った純愛の描写が美しい。最初はその美しさに心地よく酔う。中盤を過ぎて「これって「不倫」の話なんだよね?当の二人の態度が真摯なだけにあまりに罪がないような…」と思ってると、流石にそうも言ってられなくなってくるラスト少し前。そしてこの〆…。読後感は本当に千差万別だろうなと思う。
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前作の食堂かたつむりに続き「食べたくなる」小説。
ストーリーと結末に関しては個人的には微妙に感じたものの、
登場人物が季節を楽しみながら食事をする描写は自分もその場所に居れたら!っと思わせてくれます。
実際にあるお店や場所が多く記載されているので谷中に行きたくなりました。
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個人的には、食べ物の描写が上手な事と、不倫の片側の一方的なのめり込み感をあえて書ききって閉じたことを評して★3。
でも、正直、既婚者にとっては燃やしたくなるほど忌々しい内容。
「は?ヤらなきゃ浮気にならないとでも思ってんのか?」
「もし夫がこんなことになってたら浮気を事由に訴訟できるのかな?」と思いつつ読んだ。
自分をこの本の妻側に当てはめると、ただただ悲しくて悔しいです。
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大人の静かな恋愛小説。好きな人のことや家族のこととか、日記にもこんなに詳しく書かないのに、ってくらい丁寧に描かれています。
揺れる恋心。
出会えた事、一緒にいられる事が奇跡。
越えてはいけない壁を越えずに感情おさえている大人の事情。
ちょっと状況はちがうけど、私の心情と似ているかも。。。
東京の下町の四季の風景とともに物語が進み、食事やきものの描写も細かく、まるで現実のように感じる事もしばしば。
まさか御殿場線で往復するシーンがあったとは、地元民としてうれしかったです。
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小川糸は「食堂かたつむり」以来の2冊目。相変わらず情景と食べ物の描写はシンプルでいながら、心にスッと入り込む心地よさがある。また、出てくる人々も優しさや気遣いにあふれている。読んでいて心地よい小説。
不倫小説ととらえて、どろどろしたものを背後に見るか、既婚者との純愛とみて、切ない心をとらえるかによって大きく評価が変わる。私は後者でとらえて、切なさと温かさの両方を楽しみました。
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谷根千を舞台にした恋愛物語。アンティーク着物のお店をやっている栞の和の生活が心地良いです。おいしそうな居酒屋やお菓子屋、喫茶店、街の人々、酉の市などの行事が出てきます。ほっとする舞台の上に、淡い恋愛が展開して、とても良い雰囲気。
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わたしの中では好ましくないことではあるのだけれど、でも、このお話は好きでした。春一郎の奥さんが少しも描かれなかったから、(ある意味)余計な嫌悪感を抱かなかったのかな。この終わり方も、嘘のない感じでいいんじゃないかな。
本当はゆっくり読みたい本なのに、一気に読んじゃったので、後日またゆっくりと―。そうしたら、いちいち泣いちゃいそうだけど。
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丁寧に生きるってことの大切さが伝わってくる。
平らかな心で生きたいけど、
人を好きになるとどうもこうもなくなるっていうのも、よくわかる。
食べ物が美味しそうなのも、
ポイント高し。
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サイン本を見つけたので、買ってみた。
ほのぼのとどろどろが混ざった小説。
食べ物の美味しそうな描写はとてもよかったし、人を好きになる気持ちの描写も共感出来るのだけど、題材のせいか、後にざらっとした砂のようなイヤな感触が残る。
好きでも嫌いでもないというより、好きだけど嫌いな小説。
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あんまりにも綺麗に丁寧に書かれているので見失いがちですが
登場人物たちの素姓にほとんど踏み込んでいない不思議な作品。
年齢や養子は詳細に書かれていないので想像するしかなく、
またそれが作品のふわふわ感を維持していました。
それゆえいろいろな具体名(地名など)が出てきても
違う世界のお話なんだなぁと感じて読み続けました。
結局最後までふわっとした空気感で終わりました。
物語の空気や世界観が好きだったけど、根本設定が受け入れられなかったので★3つ。他の作品も読んでみたいです。