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紙の本

蛍火のように点滅する詩

2021/11/11 16:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

詩は、できれば声に出して読む「音読」がいい。
 自分の声が耳に入って、リズムという循環を生む。
 そうは思っているが、谷川俊太郎の新しいこの詩集を、さて声に出して読んだとしても、その理解はある一面でしか生まないような気がした。

 詩集の「あとがき」で、谷川は「言葉数を多くすることで、暗がりから徐々に現れてくる詩がある。言葉数を少なくすることで、暗がりのなかで蛍火のように点滅する詩もあるかもしれない。」と書いている。
 だから、この詩集には短い行脚の十四行詩ばかりが収められている。
 まずその前に、谷川がいう詩から現れる光とは何だろう。
 蛍火のように点滅するものとは何だろう。

 それは生きるという時間の中で照らされるものかもしれない。
 詩そのものに利益はないかもしれないが、詩がないとぎくしゃくしてしまう。
 そういう空白こそが、詩の持つ力ではないだろうか。

 そして、谷川が今回提示した詩の数々は「音」だけでなく、視覚をも求めてくる。
 短い言葉の羅列、行数の組み合わせ、なにより詩のタイトルにつけられた( )は、音ではなく見ることでしか理解されない。
 (詩につけられたタイトルは、例えば「椅子を引き」が印刷された時に「(椅子を引き)」となっている)

 谷川のこの詩集を読んでいると、詩を読む怖さのようなものを感じる。
 そんな怖さも含めて、詩の世界なんだろうが。

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2021/10/05 22:47

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2021/12/27 13:39

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2021/12/30 18:58

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2023/05/03 21:28

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