紙の本
読み終わったら、暖かい気持ちになりました
2021/12/22 09:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すっかりピエロ=市長だと単純に思い込み、読み進めていました。ふたり同時に登場シーンがあり「えっ…あれ?」と、混乱しました。
市長が男性だと、勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしいです。でも、そこが面白かった!
『一期一会』人が出会い、繋がっていく所と、生まれ故郷を大切にするピエロの行動が、素晴らしいです。
投稿元:
レビューを見る
兜市の秘書課に勤務する比南子は困っていた。「会いに行ける市長」宍戸は、時間が空いていればどんな来客でも応対する。財政難で議会の大荒れが予想される中、市民は市長に会いにくる。
就職活動中の立花稜が駅前で悩んでいると、顔に白粉を塗り、口紅を塗ったピエロに話しかけられ、市民を助ける活動を手伝うことに。兜市が抱える難題に直面する市長とピエロ。
ピエロの正体が判明したとき、物語は鮮やかに反転する!
投稿元:
レビューを見る
ラストで綺麗に決まるどんでん返しのための叙述トリックに全てをかけた作品、という印象。この最大の見せ場以外の伏線や展開や文章は少々底が浅い印象を受けるため(待)、「ふーん、こんなもんか、じゃあ結末はどうせこうなるだろ」と舐めてかかってしまったのが罠だったのか、うっかり騙されてしまいました(笑) 仕掛けが分かってから作品を読み返すと、全く違った印象で再度楽しめそうです。これは小説ならでは、ですね。映像化しても全く魅力がないわ……。
とはいえ……前述のとおり、それ以外については全体的に、ちょっとご都合主義だな、とか、苦しいな、という気持ち悪さもぬぐい切れず、なんとも惜しい感じです。
リアルに描いては盛り上がりにかけ、かといって大袈裟にしては鼻白むし、地方行政という舞台をエンタメに仕立てるのって難しいなぁ……。
投稿元:
レビューを見る
最後はびっくり。本の帯に「大どんでん返し」的なことが書いてあったのでかなり身構えつつ読み進めたけど、それでもちゃんと驚いた。
投稿元:
レビューを見る
一気に読みました。
ピエロの活躍、その周りの人との関わり、最後に予想外の展開で謎が解けるのも、すごく面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
素直に面白かった。
買った本の帯にも映像化はできないと書いていたが確かに色んな意味で出来ないなと...。
久しぶりにスラスラ読めた小説です。
投稿元:
レビューを見る
★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
★★★★☆ 暇な時に読み返したい
★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
★★☆☆☆ 面白くなかった
★☆☆☆☆ 同上
投稿元:
レビューを見る
市民の困っている事を解決するピエロがいる街のお話
以下、公式のあらすじ
-----------------
兜市役所の秘書課に勤務する比南子は困っていた。スローガンに「開かれた市政、会いに行ける市長」を掲げる宍戸市長は、時間さえ空いていればどんな来客でも応対する。兜市は製薬会社が工場を国外移転することが決まり、かつてない財政難に陥っていた。市議会では大荒れが予想される中、今日も市民は市長に会いにくる。
ところ代わって兜市の駅前。就職活動がうまくいかない立花稜がベンチに座って悩んでいると、顔に白粉を塗り、真っ赤な口紅を塗ったピエロに話しかけられた。「願いごとを一つ、言ってみろ」立ち去らないピエロに仕方なく就職したいと話すと、稜はピエロに雇われることになる。ピエロは毎晩困った市民を助けるために活動しており、稜はそれを手伝うが……。
兜市が抱える難題に次々と直面する市長とピエロ。ピエロの正体が判明したとき、物語は鮮やかに反転する!
-----------------
市長の後援会の会長さんが殺されたり、公費を使った海外出張に関して市長が追求されていたりと、ちょっと不穏な雰囲気も漂いつつ
でも、ピエロは小学生が探していた迷子犬を送り届けるなどの人助けをしているので、どうにも緊張感が少し薄れる
迷子犬探し、台風の避難、昔に公園で起こった児童の死亡事故の調査、汚職事件の調査など
台風でキャンプ地に隔離された子供たちの救出
一応安全は確保されている状態なわけで、敢えてそこから車で移動する必要あったのかな?
却って台風の中で立ち往生する可能性もあったし、賢明な判断とは言えないかな
ま、そこで留まるというのはストーリーの演出上ないので、仕方がないのかもしれないけど
ピエロの正体もこの辺りで何となく感じるものがある
順当に想像される人物だと無理があるという事に
まぁ、この手の仕掛けに散々騙されてきた身としては、最初から様々な可能性を疑っていたので、やはりと言った感じ
台風で仮眠するときのセリフもそれに気づくヒントだったかな
公費を使った出張の理由は容易に想像できる
意外だったのは殺人事件の真犯人とかその辺の事情でしょうか
普通、「塾」といったらまぁ子供向けの塾ですよね……
政治塾という思い込みは、私の中で確かにあった
良いところとしてはエピローグでその後がちゃんと描かれているところ
こんな関係っていいよなぁー
投稿元:
レビューを見る
主役はピエロかと思いきや、読み進めるうちに、わたしは稜が本当の主人公ではないかと思いました。ピエロの助手をする中で、様々な職業の方と出会い、自分が本当にやりたいことを見つけていく。稜の成長物語でした。最終盤の展開は、思わずグッとくるものがあり、伏線回収が見事でした。郷土愛って素晴らしいですね。
投稿元:
レビューを見る
すごく面白かった!!
他の方も言っていたように、最後はちゃんとどんでん返しでスッキリしました〜
ピエロの言葉、綾の言葉、色々と考えたり刺さったりすることがあって人との繋がりを大切にしようと思えるお話でした。
人のために全力で生きるのって素敵です