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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
救いのない話が多いから辛くなる。特に運ばれてきたのが子供の時はどうか助かって欲しいと思うのだが、奇跡はそう何度も起こらない。そのリアルさがおもしろい。
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斬新、そこまで大袈裟な表現には至らないが、少なくとも、他の医療漫画と違うな、と思わせる作品
もちろん、主人公・松本照円が僧侶と医者を兼任する“僧医”(造語なんだろうか?こやす先生の)ってポジションに立っているってのも大きな理由だが、そんな奇抜な設定に負けてないストーリーは、しっかりとした読み応えがある
僧侶や医者など命と死に密接に関わる職に就いていない読み手にも、その二つについて読んでいる最中、読んだ後に深く考えさせる重みが、どの話にも確かにあった
仏教の教えに添い、己や患者に説きながら救命活動に全力で当たる松本の人間としての個性、医者としての姿勢もまた、読み手を作品に強く引き込む
ありがちな万能な天才タイプでなく、自分に出来る事を全部、100%の力を出しきり、日頃は悪態を吐きあいながらも信頼できる同僚らと、様々な事情で傷付いた者らを救おうとするスタンスってのが、また好い
医者も完全ではなく、時に実力が及ばずに命を救えない事もある、患者を「殺してしまった」辛さを背負った上で、次の患者を今度こそ救おうとする、あくまで素人の感覚ではあるが、医者はこうあって欲しい、そんなイメージ通りの医者なのだ、松本は
どの話も、起こって欲しくないが、生きている以上は誰にも起こりうる問題に焦点を当てており、そこもまた、ストーリーに真実味を生んでいるな、と思った。胸に突き刺さる話ばかりだが、一つお勧めを選ぶなら、思わず泣いてしまい、そこで読むのを中断してしまった第13話「おかげ様」だ
この台詞を引用に選んだのは、親に限らず友人や嫁さんと喧嘩をしてしまって、つい素直になれず、次の日に自分もしくは相手が死んでしまって、二度と仲直りが出来なくなったら、と想像したら一気に肝が冷えたからだ・・・喧嘩は自分の事を知ってもらい、相手の事を知る上で、最適とは言えないが不必要でもないコミュニケーションだが、意地を張り過ぎるのは良くないよな、うん
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【あらすじ】
あおば台病院救命救急センターを、法衣でうろつく迷惑な医者がいた。 彼の名は松本照円。僧侶でありながら救急医として働く“僧医”である。 生死をさまよう患者のほかにも、医療には問題が山積みだ。 手術に同意しない家族、問題発言を繰り返す研修医、 カツラであることを妻に隠したまま結婚した中年男、 母とケンカしたまま事故に遭った娘、 3か月で病院を追い出される高齢者、 そして児童虐待… 医療でも仏教でも、人は救えない…のか? 松本は悩み、迷いながら、“いのち”を考える…!!
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僧侶で救急医の松本先生のお話。
相変わらず、リアルに生死が分かれるけど
この絵柄だからか
それとも話の運び方のうまさか
感傷的になりすぎずに読めますね。