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伝説のプロ経営者が教える 30歳からのリーダーの教科書
著:新 将命
30代の青年は熱い鉄である。いま打たないと、いつしか鉄は覚めてしまう。歳をとってからでは、ときすでに遅しと臍を嚙むこととなる。打つとは何を意味するのか。日々経験を積んだ上に、ビジネスパーソンとして成長、成功するための原理原則をきっちり学び身に付けることである。我流・自己流はそのまま放っておくとデタラメ流になる。デタラメ人間はダメ人間となり、ついには負け犬となる。
本書の構成は以下の6章から成る。
①人生を空回りで終わらせる勘違いをしていないか
②リーダープラネットフォームに隙はないか
③大局観を身に付けるためのポイント
④ピンチをチャンスに変換する決め技
⑤グローバル時代、ダイバーシティ時代の波をどう乗り切るか
⑥卓越とは千の詳細である
人生の先輩として、ビジネスパーソンの先輩として、時には厳しく時には優しく、様々な角度からアドバイスを俯瞰的かつ体系的な視点から包み込むように指導をしてくれている。
辛辣なアドバイスも経験からくるものであり、すっと自分なりに落とし込むことができた。若者に向けた先人達の知恵を結集した中長期的な戦略を考える大切さを軸とした指南書であった。