紙の本
興味深い
2023/02/28 16:04
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投稿者:カレイの煮付 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同級生同士の面白い思い出話を含めて、読み進めやすいと思った。いろいろと考えさせられる内容で、再度読み直してみたいと思った。
電子書籍
安定感のある親である事かな
2022/01/07 08:00
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投稿者:朝4時 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さらさらっと読めました。コロナ渦の為、オンラインでの対談で作った本とのことです。お二人とも自分で勉強出来る方のようで、親に(良い意味で、ネグレクトという意味では無くて)放って置かれても自主的に勉強したようで「放っておく」のが良いと書いてありましたが、私は放って置かれた中学時代、放課後は一人で映画ばかり観て勉強しなかったので自由な時間をどう使うかというセンスが子供にあるかどうかで結果は違うかもなぁと思いました。でも、子供のやりたい事を潰さないという点では放っておくのはとても良いかも知れないと思いました。
100人いれば100の家庭があり、子育てに正解はない、しぶとい子に育てる、成功はお陰様で失敗は身から出たさび、最後まで親が子の味方で居る、早寝早起き朝ごはんなど良い習慣を身に付けさせてあげる、など基本的であり、そういう精神に徹することが実は難しいかも知れない事がスパッと書かれて居た。子にとってなんでも主張できる環境のある包容力のある家庭や、精神的に安定感のある親でいることが子を健やかに育むのかなと思った。
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一番心に残ったのは、
「失敗は自分のせい、成功はおかげさま」。
仕事でもこの姿勢があるかないかは普段の言動から見えてしまうので、子供たちにはこう思える大人に育ってほしい。
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書店でチラリと読んだら面白くて購入。
レジリエンスの話が印象的だった。
山中先生のコメントを読むといつも周りの人を大切に生きてみえるのが伝わってくる。
人格者だなぁと思う。
また折に触れて読み返したい。
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・決めた道をやり抜く
・山中先生でも、自分を助けてくれた人に報いたいという気持ちで動く。これをレジリエンスの定義としている。
レジリエンス力は大切で、レジリエンス力は人への期待に報いたいと思う気持ち。
・研究者とは。一貫性なんかいらない。好きなことやれ(利根川進)。自分の仮説が覆されても「面白い」と思える。能力よりも、研究したい意欲と面白がれる心が大切。そして、既存の枠を超えた活動である。
親が1番大切にするべきは、
あなたのことを信じている。たとえ物事がうまくいかなくても、私たち親だけは最後まであなたを信じる
という心構えと言葉。
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文章が好き
作品全体の雰囲気が好き
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい ◯
その他
子育て方法としての新しい情報はあまりなく、今まで仕入れてきた情報を、本書を読んで復習した、といった読後感でした。シンプルにまとめられているのがいいです。
著名な科学者ご自身の幼少から学生時代のおはなしのほうが興味深い。
山中教授は「ほったらかし」で育てられ(勉強しなさい、とはいわれていない)、成田教授はがんばっても「完全否定」される家庭で育った。
この両極の家庭環境で育ったお二人が、
『「ほったらかし」がこどもを伸ばす。』
とおっしゃっているんだから、これはまちがいないんだろう。
以下自分のためのメモ
●親子の距離感
親としてのしっかりした見守りと、いいかたちでこどもを手放す。
●レジリエンスの3要素
自己肯定感、社会性、ソーシャルサポート
ソーシャルサポート:「助けて」がいえる、助けてもらって「感謝」できる
こどもを心配する=信用していない⇒こどもの自己肯定感が低くなる
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子供は親を意識して育つ
柔道しろと医者になれを守ったのはすごい
私も息子には、ほっとかれても不安にならず、自分の頭で考えてクリエイティビティーを発揮できる人間に育ってほしい
2人の対談形式はとても読みやすく分かりやすかった
対談の途中で、覚えておきたい金言名言集が挟んである
時間がない人はここだけ読んでもいいかも
でも、できたら全体を読んで、最後に金言集を読むようにして欲しい
自分の中で響いた事と見比べてみて欲しい
響く言葉多数でした
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山中伸弥先生のユーモラスなエピソードが炸裂する一冊(笑)。
「ラグビー部を卒業したときに、あ、違うか、大学を卒業してすぐや。」とか「体だけじゃなくて頭も鍛えてください。」と言われたとか。
高校のときに「枯山水」というバンドを組んでいたとか。
「枯山水」がブレークしてたらノーベル賞受賞者の山中先生は生まれていなかったのかも…。バンド活動が成功しなくて良かったです。
対談相手の成田先生のプロフェッショナルな向上心が凄いです。
単に医師であるだけでなく、親の状況や、職場環境、生い立ちまで知らないと、ケアの必要な子どもたちに適切な医療は提供できないとのこと。
患者から選ばれる素養も必要だとおっしゃっていました。
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有名な山中先生と神戸大学医学部で同級生だった小児科医の成田奈緒子さんの対談。
子供が身につけたい、乗り越える力は
①自己肯定感
自己肯定感は大人になってからあげるのは難しい。幼少期の親に信頼されているという安心感から醸成される。
②社会性
③ソーシャルサポート
周りの人に助けてと言える事(自立)→おかげさまと思える気持ち
レジリエンス
辛いことがあってもしなやかに対応して生き延びる力
山中先生はかなり自由にのびのびと育ててられたよう。親に勉強しろとは言われなかった。親が干渉しすぎると子供は信頼されていないと思ってしまうから、親は子供を信じて見守るくらいが良いのかな。
子育てがテーマだったけど、著者2人の育つ方や学生時代の過ごし方がメインです。
子育ては親が勝手に子供の将来に期待したり、アレコレ手や口を出すのは良くないんだな、と少し肩の力が抜けるようなお話でした。
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山中教授と神戸大学時代の同級生だった小児科の成田先生の子育て対談本。
専門的な話というより、2人がどんなふうに育ち、子育てに対してどういう考え方を持っているか対談形式になっている本だった。
成田先生は存じ上げていなかったので、山中教授がどんなふうに育てられたのか興味があって読んでみたけれど、想像よりほったらかしな子育てでそれが逆に良かったとのこと。
そして自身のお子さんに対しても過度な期待はせず、力を抜いた子育てをされているんだなぁ、と思った。
特にこの本でお二人が子育てでこれはすべきと主張されていたことは、
1.早寝早起き朝ごはんが脳の成長に大事
2.ほったらかしが子どもを育てる
→ほったらかすことも時に大事
3.親子でええかっこしいをやめる
4.常識を疑えるこどもに育てる
5.レジリエンスを身につけさせる
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○ほったらかしが、子どもを伸ばす。心配して子どもに手をかけすぎるのは子どもを信頼していないことを伝えることになる。
○助けてと言えることが自立である。
手を貸してということがきっかけで成長できたりする。
○早寝早起き朝ごはんが脳が育つ習慣。8時には寝かせると良い。9時間から10時間が理想的な睡眠時間。
○良い事はおかげさま、悪い事は身から出たサビという生き方を教えたい。
○ありがとうが言い合える家族関係を築けたらいいな。
○理解できない方が悪いと思うと、、自分自身が進歩できない。自分が悪いと思うようにしている。
○子どもに君たちのことを信じている。うまく物事が進まなくても私たちは親はあなたを信じていると伝えたい。
残った言葉、感想でした。
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心に残った言葉
○「ありがとう」を言われてそこで自分の存在価値を確認し自己承認を得る。
「ありがとう」が言えて「ありがとう」を言われる関係性を築けたら前向きに生きていける。
○レジリエンス
辛い出来事があったとしてもしなやかに対応して生き延びる力。
ピンチを乗り越えて立ち直る力。
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・知識を吸収する力も大事だけど、その知識を使って何をするか。何を想像するかが求められている。
・日本の研究者は自分のデスクや持ち場から離れない。
ほっとかれず、管理されて育っているから「自由な雰囲気」に戸惑う。
・「自分のことは自分でする」って話したように、ほったらかされるほうが圧倒的に
人は自立する。
・うまくいかないとき、どうやってフォローしあえるか。素直に「助けて」って言える感覚が大事。これが自立。
・乗り越える力 = 「自己肯定感」+「社会性」+「ソーシャルサポート」
「ソーシャルサポート」とは周りの人に助けられているっていうことを実感する力
つまり、「おかげさま」と思える力
・アメリカではポジティブなコミュニケーションが多い。お互いをとことん称え合う
日本では失敗した時に責める傾向あり。
・普段から感謝を伝え合う
・医者は病気を診るんじゃなくて、人間を観るもの。だから学歴は関係ない。
・17歳、18歳ってめっちゃ色々なものを吸収する時期。その時に自分が熱中しているものとか、譲れない何かを犠牲にしてまで必死で勉強する必要なんか、全然感じなかった。だから子どもに無理をさせたくなかった。
・「ありがとう」「ごめんなさい」がきっちり言えて、人に寄り添えて、人の心をきちんと読みとれる人になれたら、どんな職業でも絶対成功していく。
・親も子もええかっこをして生きる必要は全くない。ええかっこをしない人の方が「ちょっと手貸してくれへん?」って言えて、そこをきっかけにまた成長できる。「ええかっこしい症候群」があると、ヘルプミーを言えない。ピンチに陥った時、人間のマイナス要因になる。
・親がしてあげられるのはどれだけいい習慣をつけてあげられるか
早寝早起き・他者への感謝・他人のせいにしない・自分で考える
・「ええかっこしい」の価値観の鎖
我が子に完璧を求める親御さんと求められているからこそ完璧ではなくてはいけないと刷り込まれている子ども
・家庭で自分はこうしたいと何気なく言い合える関係づくりが大切
・常識を疑う、捉え直す力(リフレーミング)がこれから先とても大切
お子さんの一面だけを見ずに、反対側からも見てみる
・しんどいことはずっと続かない
。幼児教室での図工
(日本)テーマが決まっている。それをどううまく描けるかを先生が教えてくれて、その通りにやっていくと「上手にできました」
(アメリカ)「お題」がない。真っ白なキャンパスとクレヨンだけを渡されて、好きなものを描きなさい。先生は何も言わずにただニコニコ笑ってそこにいるだけ。娘は絵が大好きになった。
・一貫性なんてなくてもいい。君自身が重要で面白いと思ったことをやればいいじゃないか。継続性なんて気にしなくてもいい。
・「身から出たサビ」と「おかげさま」。自然にそう思える人がきっと立ち直れる。ついつい逆になっちゃうでしょ?うまくいったら「俺が頑張ったからだ」、うまくいかないと「みんなが手伝ってくれないからだ」とかって思���ちゃう。そう考えてしまうと、うまくいかなくなったときに解決策がないというか、立ち直る術がなくなっちゃう。
・説明せずに、圧力でわからせようとするのは、大人たちが子どもより「上の立場」と思ってるから。
・「コミュニケーションは相手に伝わるように工夫をしなくてはいけない」という概念が浸透すれば、子育ても、教育も、違ったものになると思う。
・伝える力って、結局相手を知ることから始まる。こちらが理解しようとする熱は相手にも伝わる。
・どんな職業でも相手の視線に立つのが大切
・平面視から立体視 第4人称 演劇的手法
・何かを学ぶときに「何のためにそれをやるのか」を考えるのは大事
・留学は大切!CISV!
・共感する力があれば、どんな国の人と仕事をしてもうまくいく
・言葉の誤解というのは、そこに感情が潜り込んでいることがほとんど。だからこそ、まずは共感することが大切。
子育ても教育も、子どもを子どもとしてではなく、一人の人間として信頼して接して育てていくことの大切さを改めて感じた。
無関心のほったらかしではない、信頼してるからこそのほったらかし。
2人の歩んできた人生からその具体を知ることができ、父として、そして、教育者としてよきヒントを与えてもらえた。
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二人とも学者ではあるけれど、同級生の対談であり、かつ、二人の人柄もあってか、肩ひじ張らず、読みやすい本です。
内容としては、タイトルの通りですが、とくに目新しい話題はないように思いました。
個人的には、成田さんの話題については、若干古さを感じる部分もありましたし。
二人の生い立ちや経歴、これまでの苦労にも紙面が割かれており、そういった点も含めて興味がある方には、読む価値のある本かと思います。
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レジリエンスの要素に、周りの人に助けられてるっていうことを実感する力があるんだな〜。ありがとうって感謝を伝えることがその第一歩。