ベビーシッターは眠らない　泣き虫乳母・茨木花の奮闘記 みんなのレビュー

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投稿者：しょうちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

赤ちゃんや小さい子供が好きなため、表紙の絵に惹かれて購入。
ただ、好きだからこそ、ハズレを引いていたらどうしよう…と思い、しばらく積読になっていた。
けれども、積み重ねっている状態を見るたびに気になってしまい、先日読破。
「どうして、もっと早く読まなかったんだろう…」と後悔するぐらい、とても面白かった。
なにより、子どもを思う大人の気持ち（ベビーシッター、保護者など）が胸に染みて、そして大人を純粋に信じる子どもの気持ちに揺さぶられて、涙腺が決壊していまった。
「泣き虫乳母の奮闘記」という副題から、きっと子供に振り回されてヘトヘトになる大人の姿が描かれてるんだろうなと勘違いされるかもしれないが、作品テーマはもっと深く、現代の子育て社会に対する警鐘と問題提起にあふれている。
だからといって、そんなに重苦しくなく、気楽に読むことができる。

里親の話は…手紙のところで本当に泣けてしまうので、涙腺の弱い人はここの部分だけでも人前で読まないことをオススメします。
温かな優しい気持ちに包まれたい人はぜひ！