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あれ…、次鋒戦終わった……?もっと年単位で引っ張るかと思いきや、意外にあっさり終わったような
まあ、卓に集った面々が派手な能力を持っていなかったというのが最大の理由なのだろうけど、先鋒戦であれだけ異次元の戦いが繰り広げられていただけに全ての対局も同様かと思いきや、意外とそうでもないのか
強い能力を持つ者同士の戦いだと、どうしても相手に思い通りの動きをさせない戦略が重要になってくる。そういった意味ではまこの戦法は上手く行っていたし、あのメンツの中では実力が一歩抜けてる菫が明華や宥によって封じられていたと言えるのだろうね
ただ、あのメンバーだと相手の行動を封じた上で自分のしたい戦法が取れるメンバーが限られていたし、更には自分の思い通りに対局を進められたとしても打点の高い役を作れなかったとも言えてしまうのだろうな
他方でそういう戦いが展開されてしまうくらいには定石外しがあまりに多すぎる対局だったと評することも出来る
相手の狙い通りに振り込まないまこ、赤い牌を集める宥、中国麻雀を織り交ぜる明華……。こういうった相手ではそりゃ菫も十全の力を出せないというもの
ただ、やっぱり読み終わってみれば次鋒戦は地味だったという印象が捨てきれず……。まあ、最後の最後にまこが大技で上がっていたりするんだけどね
何はさておき、次は中堅戦。清澄としては点数が悪く、更には久の身体は絶不調。悪待ちを信条とする久にとってこの逆境こそ上手く働く土壌となりえるのだろうか?