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26件
咲 -Saki-
著者 著者:小林立
時は21世紀…。麻雀の実力が人生を左右する時代に、二人の天才女子高生が舞い降りる。毎局プラスマイナスゼロで和了(アガ)る少女・宮永咲。全国中学生麻雀大会個人戦優勝者・原村和。互いの生き様が交わる時、熱き物語の幕が上がる――!!
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咲−Saki− 1 (ヤングガンガンコミックス)
2011/01/07 22:23
雀卓を囲む熱き少女たち
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
清澄高校一年の宮永咲は、友人の須賀京太郎に連れられ麻雀部へと行く。足りない面子を補うためだ。そこには、全国中学生麻雀大会個人戦優勝の原村和と、彼女の友人の片岡優希がいて、4人で卓を囲むことになる。
結果は原村和の圧勝。宮永咲は目立たないプレイヤーと思われていたのだが、後から現れた部長の竹井久は結果を見て愕然とする。咲は3連続でわざと±0の結果を出していたのだ。そんなことは、圧倒的な実力差と場を支配するレベルの強運がなければ実行できない。彼女を引き入れるため、そして天才と世間から騒がれる和を刺激するため、竹井久は一計をめぐらす。
麻雀が一般に普及し、プロスポーツのレベルまで知名度が上がっている世界において、高校生麻雀部員の熱き戦いを描く作品。1巻では、家族としか麻雀を打ったことがないゆえに自分の実力を客観的に知らなかったふつうの少女・咲と、一流の家に育ち周囲から才能を賞賛されて成長した少女・和の出会い、そして共に高校一を目指して切磋琢磨する関係が築かれるまでが描かれる。
麻雀という、一部には熱狂的愛好者がいながら、いまいちマイナーな競技に人生をかけるという、常識とギャップがある真っ直ぐな情熱を描いているところが面白い。全く麻雀が分からないと興味をそそられない可能性もあるけれど、かわいらしく描かれる少女たちと、その少女たちが織り成す熱き戦いを見るというだけでも、十分に楽しめると思う。そもそも、「ヒカルの碁」「3月のライオン」「ちはやふる」などのヒットを見ても、競技自体がメジャーであるか否かは物語の面白さとは必ずしも相関しないのだ。
二人の少女の出会いはどんな勝負を生み出していくのか。楽しみだ。
咲−Saki− 7 (ヤングガンガンコミックス)
2011/01/15 00:33
決着!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
県予選決勝・大将戦はようやく決着。他県代表も続々と決まり始める。
そして決勝を戦った面子は四校合同合宿に参加する。この合宿を企画した藤田プロの目論見とは何なのか?
この合宿の会場に、新たな打ち手が登場する。
咲−Saki− 13 (ヤングガンガンコミックス)
2014/11/04 20:50
「夏の高校生やしな」「意味わかんない」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:森羅万象 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ねえ!おねーさんがた 試合中なんだけどマジ」
「疎外感… これが国境…」
この会話が中堅戦の四人の特徴をよく顕している。
あと、水着回とか、竹井久回とか、今回呼び名はいろいろあると思うけど、第129局「契機」のユキの話が桃子みたいで泣ける。
個人的には有珠山高校回かな。