投稿元:
レビューを見る
角田光代さんの七つの短編集。
それぞれの話には少し歪みのある人物が描かれていて、それぞれ背筋がすーっとするような感じがする。そんな中で表題になっている三作目は、本当に嫌な男が出てくるけれど、姉と弟の関係がいいなあと思わされる話だった。
投稿元:
レビューを見る
このバスはどこへを読んでる時に、
前に読んでた小説と同じ「シュウ」が出てきたり、
読んでる時にバスに乗ってたり、
武蔵小金井駅にいたり、
見られてるんじゃないかというぐらい状況が合ってて笑った。
肝心の本編は、程よいクズ感というか、
こんな人いるいるーって感じの人が多かった。
クズでもなくてよくわかる人もいたけど、、、
人なんてこんなもんだよねと、思う事もあり、
もっと悪い人もたくさんいるし、ある意味リアルだった。
ぬるっと終わる話が多かった
・うつくしい娘
・晴れた日に犬を乗せて
・私たちの逃亡
以上が好きだった
ラロリー
投稿元:
レビューを見る
それぞれ憎しみ、殺意が散りばめられたお話。
どの章にも出てくる殺意の塊のような女性が
同じ人なのかと思わせる。
悪意や憎しみに包まれてる人って同じ雰囲気を持つようになるのかも。
どの章も結末なんかない、悪意は終わらない
それでも私たちは生きていく。それが現実なんだと思わせる本だった。
おやすみ。怖い夢を見ないようにという
意味が姉弟の合言葉だと分かったときほっこりした
投稿元:
レビューを見る
悪意とか憎しみに関する短編集
人の悪意はこわい
自分の中にある悪意や憎しみも怖い
自分が意図してなくても憎しみに支配されてしまう可能性があってそれも怖いよな、と思った
そういう負の感情の表現が上手い
ただ、田中弥生の解説がこの本の〜は〜を表している。みたいに言い切ってるのが最悪だった
揶揄的な表現を解説でこうである。って決めつけるのって1番ナンセンスに思う
こういう作品って人それぞれどう捉えてもいいはずなのに