ためになると思います。
2022/02/20 21:37
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投稿者:直美 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校時代に化学が苦手だった人でも、こういう視点で捉え直して科学を勉強しなおせば、理科が深まるかと思います。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
化学を楽しみながら学ぶことができて、よかったです。単なる暗記科目でないということに、気づかされました。
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これが入門書かぁ。所々高校時代に学んだことが蘇り、認識を改めたが、全体的には難易だった。
化学反応や体内でのたんぱく質の分解、DNAの結合、更にはものの色が、何故そんな色に見えるのかも電子の動きや性質で説明出来る、と言うのは比較的理解し易く面白いと思った。
しかし、例えば酢酸とエタノールを混ぜ、脱水すると酢酸エチルと言うエステルが出来ると言う反応を、分子構造の中で、原子と電子のやり取りを説明する段では、理解するまでには時間がかかるように思え、流し読み。
基本的にそのような説明が多いので、少し専門的に学ぼうとしている人には役立つのだろうが、一般教養として読む人には、それなりの時間をとって読む必要があると感じた。
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2000年に出版されロングセラーとなっていた旧版の新訂版。高校卒業以来何十年も分子式に触る機会のない僕だが、著者の語り口はどこか当時の教師のそれに似て懐かしく、なんら引っ掛かることなく読み進めることができた(決して今風の文体ではないが)。
副題に「電子を見れば化学はわかる」とある通り、化学反応における電子の振る舞いを中心に解説が進められていく。第4章までの理解のしやすさは特筆もの。原子核が電子を共有し強い結合をなす「共有結合」、電子が一方の原子核から他方に供給されて結合する「配位結合」、イオン化傾向と電子親和力から生じるクーロン力による「イオン結合」…全て電子の「ペアになりたがる」「自由に飛び回る方がエネルギーが低く安定的」という特質を軸に解説されており、理解しやすい。特に水分子の持つ特異的な構造についての解説が鮮やかな「水素結合」の段が面白かった。論点がやや細かくなる第5章以降はついていくのが難しいが、各種科学読み物を読んでいて必要な時に参照するために手元に置いておく価値は十分あると思う。
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そんな事どこにも書いてないのに、何故か「誰でも・簡単に」と錯覚してしまう。
確かに暗記を必要とするものではないが、内容が簡単な訳ではない。また途中でギブアップ……
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図書館で借りた。
ブルーバックスの化学入門書。化学を全くと言っていいほど学んでいない人、まさにこれから学ぶ高校生、もしくは苦手だった人にお勧めできる内容だ。口語で噛み砕いて説明される。
分かりやすいのは間違いないが、例えや余談が多めと感じた。「そんなことは良いから…」と何度感じたか。そういう面では私は合わなかった。それが楽しいと感じる人も多いんだろうけど。
良いなと思ったのは、高分子化合物だったり、自然や生活でのその物質の存在を絡めて言ってくれるところ。どうしても化学は形式的に覚えていってしまうので、そこがタイトル通り「暗記しないで」なのだろうと感じた。…と言っても、やはり受験化学を考えれば、たくさん覚えないと勝負にはならないかな、とも感じた。この本に出てくる物質だけでも、結局は暗記する必要があるのではないかな。
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高校にいた時はどうしても化学が苦手だったが、この本を読んで当時足りなかった知識や見方を知れた。
医学や物理を学ぶうえでも参考になると思う。