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ひと言でいえば「何でもかんでも詰め込み過ぎ」な作品。
こういう作品を書くだけあってルパン作品も明智作品もすごく研究しているのは分かるし、そこにファンとしての愛情も感じるが、その想いが強過ぎたせいか色々な作品を詰め込み過ぎて重たくなり、面白さを損ねてしまっている気がする。
時代背景も正しく描写しようとしたため満州事変なども盛り込むハメになっており、ごった煮になってしまっている。
こういう作品の場合、ファンはシンプルに双方の知能と戦略を駆使した対決を読みたいだけなんじゃないかな〜と思う。
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著者の頭の中を見てみたい。
てんこ盛り過ぎるという人もいるかもしれないが、歴史的な探偵と泥棒へのリスペクトが詰まったオマージュに、様々な点と点がものすごいスピードでつながって行く。物語に登場する、黄金の仮面などの原作を読みたくさせる、挑戦的な高揚感のある一冊。
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昭和四年、実際にあった張作霖爆殺事件を絡め、時代背景も正確で、どんどんひきこまれていった。ルパンも明智もなんて人間味が溢れ魅力的に描かれているのだろう。2人で戦闘機に乗るところはワクワクした。黄金仮面の話はあったかどうか覚えていないので、昔、読んだ少年少女向けの本を再読したくなった。ルパンがサーカス団にいた平吉に手ほどきしていたところも微笑ましかった。のちに平吉が怪人二十面相になるというところも面白かった。続きはでないのだろうか?それにしても松岡さんの本を出すペースの早いことにはいつも驚かされる。