紙の本
『アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実』
2021/12/26 20:40
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブルガリのパーティーで大鳥不二子の窮地を救った53歳のルパン
2年後、日本にやってきて遠藤平吉と出会い、行方不明の不二子を追う
そのころ東京では「黄金仮面」による美術品窃盗が繰り返されており、探偵業を始めたばかりの明智小五郎はルパンの犯行を疑う
江戸川乱歩の『黄金仮面』をモチーフに、ルブランの原作の設定を生かし、なおかつ張作霖爆殺事件(1928年)をからめて近代史の謎に迫る“超弩級作品”
陰謀の黒幕と真相、そして老いらくの恋の結末は
ルパンは不二子を見つめた。「あなたの幸せを願うがゆえに」
《全米出版『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』を凌ぐ、極上の娯楽巨篇!》──カバーの紹介文
『千里眼』など人気シリーズを彷彿させるアクションシーンは著者の真骨頂
〈冒険はかならずしも夢を叶えない。夢は思いがけずかなえられるものだ。〉
紙の本
名作の娯楽小説を一気に昇華
2022/04/28 22:26
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投稿者:そうしこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸川乱歩氏の明智小五郎シリーズ、好きでした。
しかしかなりの無理があることは当時若造の自分にもわかるもので、いろいろとツッコミを入れていました。
これが松岡氏にかかるとこうなるのか。矛盾点が解決していくだけでなく、気づかなかった点まで指摘と解決が入っていきます。恐れ入りました。そういうしかありません。
次はホームズを、と言いたいですが、どうせならアガサ・クリスティーの最高傑作を換骨奪胎してほしい、そう思わせてくれる作家です。
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年末~年始にかけて読んだので、今年一冊目。
松岡圭祐 さん著者買いです。
江戸川乱歩は子供向け作品のみしか接してこなかったです。解説によると江戸川乱歩小説は設定が雑だったよう。全然気づいてなかったです。ルパンは読んでなくてアニメのみ(あれは三世だから孫か)
面白かったです。明智小五郎がこんなにアクションこなすとは意外!
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張作霖爆殺事件を題材にしているが、前作の大津事件ほど大きな扱いではなく、背景事情といった程度。『黄金仮面』の再解釈が主題だった。アクションシーンがド派手で明智作品の雰囲気からは外れ、ルパン作品に寄せている感じ。
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乱歩が適当に作ったんだろう「黄金仮面」のハチャメチャな設定を、スマートに合理化していく手腕にまず感動。その中にルパンの手足となる日本人青年が後の……なんてツイストを入れてくる。「キカイダー」もそんな感じだったから、こういう作業が好きなんだろうなあ。そして後半は007的な大活劇。無条件に楽しい。
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明智小五郎と私の出会いは小学2年生!
江戸川乱歩の透明怪人に出てくる探偵で事件をモノの見事に解決してくれました!
その後、私に少しばかりの読書ブームと江戸川乱歩ブームがあって、怪人二十面相シリーズを片手では足りず両手に満たないぐらいの冊数を読んだ思い出があります。
何にしても怪人二十面相と明智小五郎は私に読書の楽しみを与えてくれた一冊である事に間違いはありません。
本作はそんな明智小五郎と西洋の怪盗ルパンの対決を描いた黄金仮面の松岡流アレンジを加えた作品として仕上がっております!
本書の中で登場する不二子は原作にも登場するようで『あの不二子のモデル?』と思ってしまいます。
さらに本書の中でルパンから手解きを受ける若者がおりますが、彼は思ったとおり・・・
何にしても松岡圭祐の作品は読んでいてとてもワクワクさせられます!
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あーーーおもしろかったあーーーー
前作も良かったし、これも好きだ
新作読んだ気分でとても幸せな気持ちになった
やっぱり家に物理本でルパンも乱歩もホームズも揃えとくべきか
掛け違いとか勘違いを経て最後に共闘する感じとかよき
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江戸川乱歩を思い出すけどストーリーが強引な気がしました。
もっとシンプルで良かったのではないかな。
ルパンの息子はいらなかったかと思います。
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アルセーヌ・ルパンと明智小五郎が、ルブランと乱歩の原典のままに、現実の近代史に飛び出した。昭和4年の日本を舞台に『黄金仮面』の謎と矛盾をすべて解明、さらに意外な展開の果て、驚愕の真相へと辿り着く!大鳥不二子との秘められた恋の真相とは。明智と文代の馴れ初めとは。(e-honより)
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乱歩の黄金仮面は数年前に読みましたが、この作品は黄金仮面の裏側を追っていったような感じでとても面白かったです。明智やルパンと一緒に推理しているつもりで読み進めましたが、驚きの事実がたくさんあり、平吉もまさかの…という感じで最後の最後まで興奮しっぱなし。そして作中の女性たち同様、私もルパンに何度もときめいてしまいました。笑 次はルブランのルパンシリーズを読みたいです。
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何らかオマージュがあるんだろうなと思うけど分からないので楽しめてない。
いつか原典「黄金仮面」を読んでみたい。
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昭和4年の日本を舞台に、アルセーヌ・ルパン、明智小五郎、黄金仮面、カリオストロ伯爵婦人、大鳥不二子、そして怪人二十面相の真実とは?
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時代を席巻したヒーローをこれだけ登場させた作者の発想の素晴らしさに感銘した
アルセーヌルパン、明智小五郎
不二子は?
最後に怪人二十面相まで
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登場人物の豪華なこと☆情熱的で男気のある大好きなルパンで良かった。平吉くんの成長?変貌ぶりがすごい☆
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少年時代に憧れたヒーローたちを、年金受給者の今、手に汗を握りながら読めるなんて作者に心から感謝します。シン・・・が流行っているので、令和を背景に活躍してくれないかな?