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ちょっと違った選挙かなあ
2025/01/05 18:02
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
父親の急病で後継指名された娘と周りの秘書や地方議員おまけに後援会
の面々とおりなす選挙コメディは軽く読み切りました。
周りの人間の腹黒さもさることながら、有美の本音の演説、そして側近秘書の谷村の行動など、本音はどこにあるのか疑いながら読んでしまいました。肩のこらないお話でした。
決戦は日曜日
2021/12/23 09:27
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投稿者:渡り鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説は通常とは違う。ベストセラーになった小説が映画化される事は多々あるが、
この本は、反対に映画の脚本をベースにした小説である。監督・脚本が坂下雄一郎の映画の脚本をもとに書き下ろした小説である。映画の脚本をもとに書き下ろした小説と言うのも興味深いし、著者が、クライシス小説で有名な高嶋哲夫と言うのも興味が湧いたので、ジュンク堂で平積みのこの本を購入した。尚、映画版『決戦は日曜日』は、宮沢りえ,窪田正孝が主演で1月初旬公開予定。
舞台は千葉県小脇市と言う架空の市。地元選出の衆議院議員の川島昌平が、自身を祝う誕生会のスピーチの最中に脳梗塞で倒れた所から物語が始まる。数週間のうちに衆議院の解散が不可避な状況であるが、脳梗塞で倒れた昌平の出馬が絶望的。防衛大臣で閣僚経験もあり、民自党の総裁選挙にも出馬した事もある大物議員の後継者の選出が、川島陣営の喫緊の課題である。白羽の矢が当たったのが川島の一人娘の有美。有美は、45歳で独身。大学卒業後は30歳まで地元のテレビ局のアナウンサー。それから地元のNPO法人でパートをした後、東京でネールサロンを経営し、今日に至っている。本人は全く政治に興味がなく、その素養もないが、周囲から、当選は間違いないし、父親の昌平がそれを欲していると有美を説得される。周囲の説得に負けて、有美は出馬を決意する。昌平の秘書達が有美を全面的にバック・アップするが、極めて頼りない。私設秘書の谷村勉が、有美の守役としてアサインされる。谷村は、31歳の常識人で映画では、窪田正孝が演じている。有美が、兎に角、危なっかしい。出馬表明記者会見で谷村がスピーチの原稿やQ&Aを準備したが、有美は真面目に予習をしない。記者会見で原稿を見ながらしゃべるが漢字を何回も間違え、記者から失笑が。また、少子化対策についての見解を聞かれると有美は『結婚しているのに子供を産まないのは怠慢。人として機能してない。』とトンデモナイ持論を展開。記者やその後のSNSで総すかん。最大の応援団長である筈の後援会長が、アドバイスすると平気で突っぱね、後援会長の応援は不要と言い切る有美。前途が思いやられる展開。これ以上は、ネタバレになるので、詳細を割愛するが、有美は無事に衆議院議員選挙に当選したか、また、真面目な秘書の谷村は、我儘でハチャメチャな有美を無事に支える事が出来たかは本を読んで確認を。
有美役を宮沢りえ、秘書の谷村役を窪田正孝が演じる映画との前情報があって、この小説を読んだが、映画の配役がドンピシャの感がした。宮沢りえが有美になりきり、破天荒なコメントを発する様を容易にイメージできるし、宮沢りえに振り回される窪田正孝も想像できる。監督やプロデューサーの配役の妙を感じる。以前紹介した『バトンは渡された』の映画化に際しキャスティングされたのが、永野芽郁と田中圭。これもドンピシャだ。監督やプロデューサーの能力を感じる。映画に於ける配役は非常に重要だ。『東京物語』は原節子じゃないと成り立たないし、『羅生門』は京マチ子でないと駄目だ。これが反対だと双方の映画の魅力が半減する
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