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タイトルは「漫画家の自画像」であるが、内容的には漫画で絵が描かれた漫画家を広く扱っており、対象は自伝、評伝にとどまらずエッセイ漫画や「バクマン」のような架空の漫画家を扱った漫画家漫画まで幅広い。とはいえエッセイ漫画に出てくる作者キャラやフィクションの漫画家キャラまで含めるとやや手を広げすぎというかジャンルが違うのではないかという気がする。
図版も豊富だが権利関係や紙幅の都合だろう文中で言及されているすべての作品の図版がある訳ではなく、文中で気を惹かれたものが掲載されてなかったりして、贅沢とは思うがややストレスではある。
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漫画家の自画像、漫画ない漫画とか、漫画家による、漫画での漫画についての話。
案外以上に面白かった。著者の漫画愛も素晴らしい。
それにしても昔の漫画家って、本当に、漫画絵が上手だったんだって改めて感動した。
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自意識と自己演出が入り交じる漫画家の自画像。
本人よりも他の漫画家に描かれた姿の方が実像に近そうだが、両者の関係が師弟だったり夫婦だったりすると、単に外見上の特徴をとらえるだけではすまない気もする。
他者の描いたものと本人が描いたものが一致する、というのもすごいけど、まったく別ものであってもその歪みが味わい深い。
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漫画家が自身のパーソナルな部分をどのように表現しているのかという疑問を事細かに説明する。序盤から著名な方々が次から次へと登場するため、マンガの歴史を知るための本としても読める。
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面白い視点。確かに漫画家の顔出しってほかの文筆家に比べると少ないよなぁ。
特に1章2章が興味深い。まだまだ掘り下げられそうな余韻もあるので、是非続刊を出してほしい。