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目次
はじめに 「エッジ」が人生を変える
序章 がんばり「プラス」 ── 努力は必ずしも報われない
「がんばれば報われる」の危うさ
「努力が報われる」環境は自分でつくる
行く手をはばむのは「偏見」だけではない
逆風を追い風に変える
他人の認識を変える「あなただけの価値」
PART1 豊かにする
第1章 あなただけの才能をみつける ── 強みと弱みを明確にする
あなたの「基本材料」を活用して、価値をもたらす
自分の強み・弱みを知る
「より少ない」からこそ、「より多い」
第2章 輝ける場所を探す ── 「人と違うところ」に目を向ける
植えられた場所か、混みあっていない場所で成長する
いちばん行列の長いアトラクションが最高とはかぎらない
「流行に乗り遅れる層」を甘く見るな
おかしなところを批判的に見る目を養う
第3章 チャンスは「制約」から生まれる ── 視点を変える
ラスベガスの「クーラー」、フーバーダムの冷却器
「レッテル」を利用する
かぎられた資金で利益をあげよ
カネを追うな、価値を追え
第4章 直感力を磨く ── 本質を見抜く目を養う
第六感を働かせ、指数関数的に飛躍する
ブリコラージュ ── 別々のものをつなげて、関連づける
あなたがイライラしていることには、ほかの人もイライラしている
自己不信に対する解毒剤 ── 「ひっくり返す」
解決策から問題を探す
ナラティブと数字を結びつける
すべてが理にかなうようにする
PART2 楽しませる
第5章 「驚き」や「意外性」のパワー ── 心の扉をひらく
予期せぬことをもたらし、楽しませる
固定観念を覆す
売れない店員の起死回生
第6章 「準備」と「即興」 ── 柔軟に相手を楽しませる
計画を立てる(でも、きっちり立てすぎない)
常に「推測」しておく
相手の心をひらく3つのアプローチ法
事前にポイントを3つまでにまとめておく
第7章 ありのままの自分を見せる ── 真摯に人と向きあう
本当の意味で人を楽しませる
「必要不可欠」な存在であることを示す
上辺だけをとりつくろい、媚を売ってはならない
無理をして相手にあわせない
実力に見あった内定を得る学生の共通点
あなたが楽しめるものはなにか?
PART3 誘導する
第8章 あなたのダイヤモンドを輝かせる ── 他人の認識を把握する
「自分らしさ」を出すには
他人の認識は変えることができる
自己認識を変えても、信条を曲げることにはならない
他人の期待を誘導する
第9章 偏見を味方に変える ── 「こう見てほしい」方向に誘導する
「認識」は人生を左右する
だれもがレッテルを貼られている
偏見に先手を打つ
見当違いのレッテルを貼らせない
第10章 自分の枠組みをつくる ── 周囲にあわせない
「自分仕様」のやり方を貫く
自分の個性と他人の認識を結びつける
周囲にあわせても、長い目で見るとマイナスになる
ありのままでいることの価値
第11章 ���これまで」と「これから」 ── 自分の価値を伝える
「普通ではない」ことが武器になる
あなたのデータを相手に伝える
どうすれば自分のエッジに気づけるのか?
PART4 努力する
第12章 エッジを強化する ── 不利を力に変える
「報われる努力」をする
恨みを手放すと人生が変わる
努力は諸刃の剣
「自分がどう考えるか」を重要視する
エッジの法則
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flier要約
https://www.flierinc.com/summary/2944
====
ローラ・ファン(Laura Huang)
ハーバードビジネススクールの教授。
組織行動学を教えており、専門分野は起業家精神における直感の役割や、対人関係および潜在的要因がエンジェル投資家・ベンチャーキャピタルの投資判断に与える影響。
====
エッジとは、以下flier要約内容
【エッジを獲得できる人は、相手を豊かにし(Enrich)、楽しませ(Delight)、こちらが望む方向に誘導する(Guide)ことができるうえ、このサイクルを繰り返して、いっそうの努力を続ける(Effort)。本書の核をなすのは、この4つのキーワードだ。】
なんだろう…
翻訳の内容が自分に合わなかったのか何も心に刺さらなかった。
著者の実際の経験の中で何がエッジにつながるのか、自分がエッジを上げた際にどういうような効果があるのかというのがわからなかった。
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EDGE
Enrich 「相手を豊かにし」
Delight 「楽しませ」
Guide 「こちらが望む方向に誘導し」
Effort 「その努力を続ける」
努力は報われる、とは限らない。
やみくもにがんばるだけではなく「がんばりプラス」が必要。
「自分のことを勝手に決めさせてはならない。きみの才能はこの程度だと、他人に決めさせてはならない」
以下目次から
「豊かにする」
1章:あなただけの才能を見つけるーー強みと弱みを明確にする
2章:輝ける場所を探すーー「人と違うところ」に目を向ける
3章:チャンスは「制約」から生まれる--視点を変える
4章:直感力を磨く--本質を見抜き目を養う
「楽しませる」
5章:「驚き」や「意外性」のパワー--心の扉を開く
6章:「準備」と「即興」」--柔軟に相手を楽しませる
7章:ありのままの自分を見せる--紳士に人と向き合う
「誘導する」
8章:あなたのダイヤモンドを輝かせるーー他人の認識を把握する
9章:偏見を味方に変えるーー「こう見てほしい」方向に誘導する
10章:自分の枠組みをつくるーー周囲に合わせない
11章:「これまで」と「これから」ーー自分の価値を伝える
「努力する」
12章:エッジを強化するーー不利を力に変える
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レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12745311336.html
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ハーバードの人の心をつかむ力 という文言に惹かれて購入。EDGEを獲得した数名を紹介していく流れ。参考になる点は大いにあった・しかし、一つ一つの話が長く、読むのが億劫になっていた。
EDGEのサイクルを回すことで、自分らしさをみつけ次のステージへいけるのではと思った。まずは自分の過去と向き合いたいと思う。
アシュトン・カッチャーさんの言葉は今後の人生において大切にしたい。
以下読書メモ
・エッジを作り出すとは
→不利な形勢を逆転し、独自の強みに変えることを指す
・EDGE
E→相手を豊かに(エンリッチ)
D→楽しませる(ディライト)
G→こちらから望む方向に誘導する(ガイド)
E→以上の流れを繰り返し、努力を惜しまない(エフォート)
・名言:ロバート・ルイス・スティーヴンソン(作家)
→「人生では強いカードを揃えればいいだけではない、弱い手札でどう勝負するかだ」
・どんな弱い手札であっても、他人にどういわれようと関係ない。新たな信条を
→「未来は今よりよくできるし、私にはそうするだけの力がある」
〇Enrich
・ノーベル賞の不公平の話
→自分の価値をどのくらい認識してもらえるかに固執する
→実際にもたらす価値を軽視・忘れてしまう
・飛びぬけた才能だけ磨けばいい(自信のあるスキルだけ。あとはそこそこでもいい)
・自分の基本材料を見極める(強み・弱み)
◇トーマス・ワトソン(IBM創業者)
「私は天才ではない。ただ、いくつか得意なこともある。そして、できるだけその得意な分野から離れないようにしてきた」
◇チャーリーマンガー(ウォーレン・バフェットの右腕)
「自分に適正がある分野を見つけなさい。自分には適正がない分野で、人と勝負しようものなら、あなたの負けは確実」
→自分の基本材料は何か(能力の範囲内で戦っていく)
→弱みを知ったうえで強いところ(自分の適性があるところ得意なところ)で戦っていくことを意識する
・自身の経歴・独自のストーリーも基本材料の一つ
→自分の植えられた部分を過小評価しない
→そこがだめなら競争率の低いところで勝負する
・あまり混雑していないところを探す
→それがわかったら、経験不足の状態からその道のプロデューサーに進化しよう
〇Delight
・準備しすぎは無用の長物
→準備しすぎはかえって身動きができなくなる
→相手を楽しませられなくなる
(鶏のコンタクトの話。トッドのソフトウェア金額決められない話)
・相手に合わせて無理をしていると、大きな悪影響を及ぼす
→素の自分で楽しませる。不自然であると相手は警戒する
〇Guide
◇アシュトン・カッチャー(アメリカの俳優)
「周囲の人たちに何か一つしたら、その次は自分のために何か一つする」
→人のためにすることは大切だが、自分の人生を豊かにすることも忘れることなく、バランスをとることが大切だ
・ありのままの自分をだすとは・・
①自分と他者を比べるのではなく、自分の中のさまざまな自分を比べてみる
②「人生は韻を踏む」ものだとい��こと(繰り返し起こる状況、成功と障害物の類似点)
③人生で繰り返されるパターンが見えてきたら、絶対的なものを求めるのではなく方向性を見つる(正しい方向と間違った方向を区別する)
・人はそれぞれ光り方が異なるダイヤモンドである
→自分に様々な面があり、それが見ている人に対してどのように輝いているのかを把握すること(自分の輝いている部分を見てもらえるように他者を誘導する)
・相手があなたに対する固定観念をいっそう強めてしまえば、あとからその考えを覆すには多大な努力を要する
→主導権をにぎるためにも、こちらから伝えることを心掛ける
★過去を振り返る
・どんな失敗をして立ち直ってきたか
・過去と向き合うために年代風に振り返ってみる
・一番ダメなことは「過去を振り返らないこと」
→自分を説明できないと、勝手にレッテルを張られる
〇Effort
・エッジをつくる前に、まず、あなたのこれまでの恨みや後悔を手放すこと
→リシャブの話 恨みを手放す
→コツ:もともと不利なカードしかない。人生は公平でないと自覚すること
→がんばり プラス
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Edgeとは、英単語の意味でもあるが、本書では下記の頭文字をとった意味。
Enrich (相手を豊かにする)
Delight (楽しませ)
Guide (こちらが望む方向に誘導する)
Effort (サイクルを繰り返して、一層努力を続ける)
相手の心を開く3つのアプローチの中で「2文売り込み」の例文が勉強になった。(ほかの2つは、簡潔でパンチのきいたアピール、長文説明→長文というが目安は1分)
「(○○)を必要としている(ターゲットである聞き手)のために、この(製品)は(一押しの機能)を提供する(商品カテゴリー)です。(競合他社や代替品)とは異なり、わが社には(機能面での大きな違い)があります」
気に入った言葉
あなたのアイデアにどんな形であれテクノロジーがかかわっているのなら、あなたはテクノロジーのエキスパートにならなければならない
大事なのは、自分の能力の限界を知っている事
相手を楽しませるには喜びをもたらすだけでは足りず、「驚き」「意外性」が核になる
実力に見合った内定と得る学生には、成績やその職務にふさわしい能力を持っているだけではなく、「相手を楽しませる」特別な能力がある
自分が望む方向へと相手の判断を誘導することはできる
報われる努力をする
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人生を豊かに過ごすためには、自分自身が内から輝くことが大切なのである。そのためにどうすればよいのか?
そんなことを本書は語っているが、個人的感想としては「ごもっともだが、実践が難しい」と感じた。
人は皆、輝ける自分でいたいし、他人に対しても優位でいたい。
「他者と比較する」という競争原理が働く部分もあるが、本書はもう少し「自分磨き」に重点を置いた内容となっている。
(そもそも他者と比較してもしょうがない。所詮、自分は自分でしかないのである)
表題の「EDGE」とは、次の頭文字をいう。
①「Enrich」豊かにする
②「Delight」楽しませる・明るくする
③「Guide」誘導する
④「Effort」努力する
この「EDGE」を意識すれば、他人との付き合い方も上手になり、人生が豊かになるということだ。
もちろんそれは理解できるが、そんな単純な話だろうか。
結局、これらを実践することが一番のハードルだと思うのは、私だけだろうか?
若干理想論に偏っている面が垣間見えた。
確かに書いてあることは「その通り」と思うことが多い。
あくまでも自分を売り込むのではなく、相手を楽しませるという考え方は大事だと思う。
そこにさらにユーモアやジョークがあれば、相手はあなたのことを「気が利く人」と思ってくれるだろう。
他人と、心を許した信頼関係を構築するのは簡単な話ではない。
そもそも気が合う、合わないの相性の問題がある。
しかし人間社会では、相性が合わない人ともそれなりに付き合っていく必要がある。
会社では勝手にチームが組まされるし、住む家だってご近所さんとは出来れば揉め事を起こしたくない。
自分が営業担当であれば、嫌な顧客に対しても商品を売り込まなければならない。
結局、他人のことは変えられないのだから、自分自身を変えていくしかない。
しかしながら、無理をして自分自身を変えてしまうと、メンタル面でも痛んでしまう。
無理をせずに、ほんのちょっとの行動だけで人間関係が改善するならば、大いに効果があると言えるだろう。
まずは自己理解のための分析をするしかないのだが、これが一番難しい。
自分自身の事は当然自分が一番分かっている、と思い込んでいる。
このバイアスを取り払い、もう一度自分の内面と向き合うのは簡単ではない。
メタ認知とか、客観視とか、俯瞰して物事を見るとか様々言われるが、要は同じことである。
まずは「私は何者なのか?」を、あまり真剣に追い込まずに、軽くライトに考えてみればいい。
自分の「強み・弱み」を改めて知ることが大事だと言うが、これも当然だ。
職場のキャリア研修などでも、改めて「自己の強み弱み」を文章を書かされる課題がある。
自分のことを一番分かっていても、改めて内省することで見えてくるものがある。
出来るだけ今までの一方向からの視点でなく、多視点で見つめてみる。
そこからスタートし、その上でEDGEを使って直感力を磨き、本質を見抜くのだという。
これも簡単な話ではない。
私も他者を見た時に「どうしてこの人は、この本質に気付かないのだろう��と感じてしまうことがある。
それでは果たして、自分は本当の本質に気が付いているのか?
この問答は、どこまで考えても正解に辿りつかない。
自分の思う正解は、自分で考える以上、幻想でしかないからだ。
それでも本書を読んで、まずは内省し、EDGEを使って行動を変えてみる。
自分自身は結局他人の鏡であり、そんな自分も少なからず他人に対して何らかの影響を与えていく。
少なからず、所詮人間とはそういう生物なのかもしれない。
(2023/8/10木)
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この本で述べられているEDGE(エッジ)を一言で言い表すならば、「優位性」と言い換える事ができるだろう。
この本では、人の思考や判断は全て、先入観や固定観念の上に成されている…というニュアンスが、多くの小話を通して延々と語られている。
そういった強力な影響力を持った認識の力(要は先入観)に対して、どうやってEDGEを獲得していくか…という事を、順を追って説明してくれているのがこの本である。
偏見のために、不利な状況に陥ったとあっては、確かに!たまったものではない!!…というのが多くの人の、共通の人情だろう。
私もそう思う。
ではEDGE(優位性)を分解すると、Eはenrichの略で相手を豊かにする。つまり、相手にメリットを与える事と考えてOK。
Dはdelightの略で、相手を楽しませるという意味。楽しませると言っても、笑いをとるとか、面白がらせるといったニュアンスではなく、「興味を持たせる」「注意を向けさせる」といった意味で抑えた方が良いだろう。
Gはguide(ガイド)で誘導する。これは、このままの解釈で良いと思う。
最後、Eはeffort(努力する)。これも、このままの意味で捉えて良いと思う。
この書籍は、以上の4つのキーワードについて、たくさんの小話を用意して、どうやってEDGEという優位性を獲得するかという事を説明してくれている。
著者は移民であり、しかも女性で、幼少期からたくさんの偏見を受けて育ってきている。
EDGEとは、著者ならではの生きるための、処世術であり、自分の能力を正当に評価させるための術と言っても良いのかもしれない…これも私のこの本を読んだ偏見なのかもしれないが…。