紙の本
雪が降る
2022/11/06 15:10
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて手にしました。藤原伊織、文面の特徴がつかみきれません。短編集だからか特に感激する作品はなくたんたんと読み終わりました。紅の樹の主人公のやくざの描き方は迫力がありました。他の長編もトライしてみます。作品は少ない。
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ハードボイルドの名手として名高い著者だが、私は今作が初読み。全六作品収録の短編集で、どの作品にもグッとくるものがある。ロマンチックで切ない表題作も捨て難いが、運命に翻弄される男の悲哀を描いた「台風」と王道的な任侠小説「紅の樹」が私のお気に入り。飲酒運転に対する前時代的な価値観に違和感を覚えないわけではないが、それを補って余りある魅力が満載。黒川博行氏(著者のご友人)による解説の言葉をお借りするなら、余分な贅肉を削ぎ落としたシャープな文章とそこから滴り落ちるような情感が正にそれ。他の作品も是非とも読まねば。
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短編6編
いづれも、鬱屈した過去を持った登場人物。
心の奥底に、固いしこりを持ちながら、生きる。その生きざまが描かれている。
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徹夜麻雀後の仮眠して出勤、タバコの煙だらけのプールバーに女性の淹れるお茶。私はこの頃と今と両方知っているから読めるけど、今の子達が読んだらどう思うのかなというのが一番の印象だった…。表題作は良かったんだけど、どの人もみんな善い人すぎてちょーっと入り込めなかった。文体とか雰囲気は好きなんだけど残念。
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ミステリーと思って手に取った。ハードボイルド系だが読んでいて心に沁みる短編ばかり。
文章も読みやすく、たまにはこういうジャンルもいい。
各話の主人公はみんな過去を背負って生きており、それぞれみんなかっこいい。
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「台風」
「雪が降る」
「銀の塩」
「トマト」
「紅の樹」
「ダリアの夏」
短編集
哀愁と男臭さ溢れる作品が揃っている
読者によって好き嫌いが分かれそう
短編集はどこか物足りなさを感じることもあるが
この短編集は1つ1つが読みごたえがあった
「雪が降る」が素敵だった
情景が頭に浮かんだ
たまにはこういう作品集を読むのも悪くない
濃いめで苦めなコーヒーが似合う