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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (4件)
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  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

19世紀末の英国×オカルト

2022/01/10 06:50

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

19世紀末の英国とオカルトは
私の嗜好ど真ん中なので即読み決定なのですが
親和性が高いのも事実です。

新聞記者のロバート・コールドウェル
ゴーストハンターのサイモン・フェキシマル

こちらの作品は「パルプフィクション(大衆娯楽小説)へのオマージュ作品」と書いてある通りではあるのですが
二人のオカルト冒険譚と愛の話です。
オマージュと言っても元ネタを知らなくても十分楽しめるし、
知っても楽しめる作品
(作者さんの「イングランドを想え」と同様なしつらえになっております)
そしてあえて言うならば、
なんちゃてであろうともシャーロキアンである私は
悶え萌えてしまったのも確か。
(特に第6章は悶絶ものです。
クラブとフィット・マン、ムーアと来たらもう悶えるしかない!)
ロバートが二人の事件の記録をしていること
サイモンが登場時からボクシングを・・・ってところですでに悶えてはいたのですが。
でも、そんなことは置いておいても二人の関係の深まりは秀逸
色々とオマージュされていますが、
これはロバートとサイモンの二人の物語です。

ロバートのあり方が良い
自立心旺盛で困窮していても(経済的にも立場的にも)
「守られる乙女ではない」と言うだけの強い精神を持っている。
そして、その言葉とおり第8章ではサイモンのために身を挺するのだ。
そして、正真正銘の二人で一人の状態になる。
ここまでのそしてそれからの流れも作品としてとても良い。
笑う事すら苦手の寡黙で不器用なサイモンが二十三年目に言った言葉に涙する
(その場所にいなければならない理不尽さを含めて)
もちろん行動の端々では語っていたのですけどね。
まだ同性愛が犯罪として処罰される時代に二人が
長い間二人としていられたことをとても嬉しく思います。
そして、海辺のコテージを読者も夢見るラストです。

とりたててその必要がないほど完成された作品ではありますが
マニアックに楽しむならば色々とオマージュされた作品を読むのも
楽しいとは思います。
私はM・R・ジェイムズの「人を呪わば」は読んでみたいなぁって
思っています。

今後も作者さんの他作品(特に19世紀英国!)の翻訳を
心の底から希望します。

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電子書籍

19世紀末のロンドンが舞台のホラーミステリー

2022/02/17 09:21

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゴーストハンターの攻めと新聞記者の受け。
受けは攻めの活躍を記録して発表していたけれど、そこからは省かれていたもっと“私的な”物語を秘密事件簿として過去を振り返って語る形式。出会いから二十年以上経った今も二人は恋人同士だと確定しているので、恋愛面では安心して読み進められる。
とても寡黙で不器用な攻めと社交的で口達者な受けの凸凹バディが面白かった。攻めは言葉選びが下手すぎて失礼な物言いになったり、騎士道精神が空回りがちですれ違いの原因になる。出会いは受けが攻めに仕事を依頼したのがきっかけで、その最初の事件でいろいろあって関係を持ってしまう。その後攻めが依頼料を請求して来ないし受け取ってくれなくて、身体で支払ったって言われてる??と受けは侮辱的!て怒っちゃう。でも攻めはその出来事を仕事にしたくなくて、二人の出会いをプライベートな出来事にしたかった…とか後から言う。こういう不器用コミュ障なすれ違いも面白い。後半はその不器用な失礼さごと愛らしく思ってくれる受けも好き。あと攻めは受け対してはとても過保護で口煩くなるんだけど、いつも命知らずに事件に挑むのは攻めの方だから受けは「あんたがそれを言うの?」と思いつつ話を聞いてるのも面白い。
二人の関係がバレて脅迫材料されちゃう証拠の一つが受けからの手紙で、普通は燃やすだろ!(当時は同性愛は犯罪)への返事が「君が俺に書いたものだから」だったのがめちゃくちゃ可愛かった。不器用で健気なゴーストハンター。
事件の内容もバラエティに富んでいて楽しかった。幽霊を全然怖がってなかったファミリーのお話がコメディっぽくてお気に入り。

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紙の本

優しい幽霊譚と愛の物語。

2021/12/30 07:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:moon - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゴートストハンターといっても狩るように退治するというものではなく、サイモンの場合は霊の言葉を聞いて(読んで)何が心残りなのか、どうしてほしいのかを推理して解決するというもの。幽霊たちに対して優しく心残りを解消するやり方はまさに浄化のようです。
『シルバー』では人間が行う無情、裏切りというより切り捨てるやり方がとても恐ろしく感じた。何かを守る行為は崇高のようでいて純粋な悪意になる。
『騎乗の悪魔』は鬼気的に怖かった。人の力の及ばない事象にゾッとしたし、まさに人を呪わば穴二つですね。
サイモンとロバートは最初はスレ違いもあったけど相思相愛になってからは強固な絆として描かれていてとても良かったです。一生離れられないをそのまま体現していて、『予見された運命』はロバートの覚悟が格好良かった。
またこの著者の新作が読めるのを待ってます。

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電子書籍

表紙買い

2023/03/16 09:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きいたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る

独特な雰囲気の表紙絵に惹かれ手に取りました。
19世紀のイギリスを舞台に繰り広げられるオカルトミステリー。
地名や出て来る伝説など調べながら読んだのでとても時間がかかりましたが、楽しく読了しました。

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2023/01/08 10:13

投稿元:ブクログ

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