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シリーズ第9弾。安定の面白さ。
表題は科挙の上位3名を表す「状元、榜眼、探花」からのようだが、「紫の薔薇」にもかかっているのだろうか?
八島のキャラとしてはまだ弱いところが感じられるが、3名が出そろったことで、今後どう展開していくのか楽しみ。
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どこで、どんな立場に立とうとも、警察官としての自分の信条は決して曲げない、強い信念、ぶれないのが竜崎のやり方。それは例え、緊張感のある関係性を持つ米軍基地相手でも、国会議員であっても。
シリーズも九作目になると「慣れ」のようなものが出てきそうだけれど、今回も爽快な読後感で楽しませてくれた。
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ん〜面白かったが、出世してしまったからかなぁ??竜崎節というか、考え方?ごく普通の効率的な考え方を前面に出して、皆から驚かれるってシーンが署長時代から比べるとすごく減ってるように感じた。
そこがこの作品の良さだと思うのだが、、、、。
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面白かった!気のせいか、今までのシリーズの中でも、読みやすかった気がします。
今まで通り、竜崎部長の筋を通した仕事ぶりに、しがらみが多く、周りに気を遣っている自分との対比で清々しい気分です。
警察小説ですが、事件の中身より竜崎部長の考えや判断基準を羨ましくも感じます。出世は目的ではなく、権限が殖えることが大事。責任は上の人間が取れば良いだけ。その通りだと思います。
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いろんな要素が絡んでいたが、最後は見事にまとまった。
約半日で一気読みしてしまった。
「隠蔽捜査」シリーズの醍醐味は、序盤は登場人物が互いにギスギスした疑心暗鬼状態で始まるものの、中盤から後半にかけてジワジワと雰囲気が良くなり、終盤でグワーッと盛り上がり大団円を迎える、という麻薬的な気持ちよさがタマラナイ!。
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このシリーズも9作目。
第一作から読んでいるが、ぶれない主人公に感心する。
警察だけでなく、日本の官僚が竜崎氏のような矜持を持っていてくれたらと、いつも思う。そして、氏を支える同僚や部下。何と言っても奥様が素晴らしい。
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探花というのは3番目のことらしい。たんかで変換しても出てこない。
神奈川県警に竜崎が異動してから、町田の警視庁との合同捜査の次の事件は、神奈川らしい横須賀ヴェルニー公園(名は知らなかったが通ったことがある)での殺人事件だ。目撃証言から犯人は米軍基地関係者かと思われた。その為厄介な日米地位協定がらみの事件となるか。
横須賀福岡間で運航が始まったフェリーも事件に関連しているようで、福岡県警から神奈川に異動してきた竜崎の同期はトップの成績であったことが自慢の八島も絡んでくるか。
そして福岡県警だけでなく、千葉県警と警視庁にも協力をあおぐこととなる。
更にはポーランドに留学している竜崎の息子が、現地で逮捕されたとの情報も入り、これも事件に絡ませるのか。
随分手広く話を広げ、これ全部この事件で纏まるのかと心配していたのだが。
ポーランドは予想と寸分違わないし、国会議員まで出してきた八島の件も劇的なものではなく、どうも物足りない結構単純な事件となった。
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いろんな隠蔽があるものだなと感心するとともに我が身を振り返る。信じる道を迷いなく突き進むあり方に爽快感を感じる
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横須賀の米軍基地近くで起きた殺人事件。
ナイフを持った白人が、現場から逃走したという目撃情報。
米海軍犯罪捜査局(NCIS)捜査官が、捜査本部に加わる異例の事態。
竜崎伸也に、同期トップ入庁の新ライバルが出現。
息子がポーランドで逮捕?
今回も読ませます。
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相変わらずカッコいい竜崎に惚れ惚れしながらあっという間に読み終えてしまった。
しかし今回は、これまでよりも竜崎の名言は少なかったかな。
面白いには違いないし、テンポも良くすぐに読めちゃいました。
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シリーズ9作目。
竜崎が神奈川県警の刑事部長に異動してから、2作目。
前作では町田という、東京都と神奈川県の境で警視庁とのやり取りが、竜崎節炸裂で描かれていたが、今作の殺人の舞台は横須賀。
一般的にこの手の小説が好きな方には、すぐにピンと来ると思うが、今作の竜崎の敵は「日米地位協定」。
特に沖縄などで、この協定に泣かされてきた事件が多く発生していると思うが、この難敵に竜崎はどう立ち向かうか?
と楽しみにしていたのだけど、かなり早い段階で米軍の関りはないと判断され、その後は神奈川県警に赴任してきた竜崎の同期の八島も絡んだ展開に・・・
現場にいろいろ口を出す竜崎を良く思っていなかった、横須賀署の安孫子や米軍関係者で捜査協力をしていたキジマなど、どんどん竜崎の事件に対する真摯な態度に感化されていく様子が丁寧に描いている印象だった。
展開的には、シリーズ当初から、そんなに変わっていないのだけど、読み続けてしまうのは、やはり竜崎の魅力の賜物なのだろうか。
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隠蔽捜査シリーズもすでに9作目。前々回大森署を去る時はとても寂しい気持ちがしましたが、8作目は大分スケールアップしてとても面白かったです。
今回はそれよりこじんまりとしていて、同期トップ卒業のライバルが足を掬いに来るところをいつも通りの竜崎節でいなして、関わった人を竜崎派に変えてしまう。そして自分ではその事に気が付かないといういつも通りの流れです。
竜崎が大分物分かりよくなっているので、少々退屈かと思って読み進めていましたが、読んでいるうちに物語に没入。ぱたぱたと竜崎にみんななびき過ぎてピンチが無いのが読みやすくもあり、少々刺激不足なところもあり。
と、言いながらもとても面白かったんです。長く続いて欲しいシリーズです。
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神奈川県警刑事部長となった竜崎の活躍を描く第2弾。
相変わらず愚直で正論しか言わない竜崎には感服します。毎度のことですが、時々挿入される警視庁刑事部長の伊丹(竜崎の幼なじみ)との掛け合いも軽快で楽しく読み進められます。物語の展開も事件解決に向けてテンポよく加速していくのも安心の展開です。今回は県警トップである佐藤本部長との話し合いも多く、本部長の人柄や腹の内が少しずつ分かって来て、今後が楽しみです。
そして何よりも笑えたのは、入庁の成績順位(ハンモックナンバーというらしい)が竜崎より伊丹が上だったということ(当然、竜崎はそんなこと気にしていない)。
これ以上竜崎が出世してしまうと事件に関われなくなってしまいそうですが、彼のような人こそ偉くなって欲しいです。次回作も期待しています。
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図書館で半年待ち、ようやく竜崎に再会出来ました!事件自体は平凡なものでしたが、神奈川県警と米軍の微妙な関係や、キャリアのプライドなどが垣間見ることができ、楽しかったです。次作にも期待しています。
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回を重ねマシーンから人間らしく?
変わっている気がします。
らしさが弱くなってとはいえ、
決めるところは決めてくれます。
時間と共に丸くなっていく竜崎伸也の
進化が楽しみです!