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最初の方は主人公に、警察庁の典型的な官僚の印象を感じたが、後半になり織田裕二的な人だということが分かった。
2008/05/31
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先に隠蔽捜査2を読んだので1を借りてみました。2007年に土曜ワイド劇場で放映されていたようです。竜崎に陣内孝則、伊丹に柳葉敏郎、妻に原田美枝子といった配役だったようです。陣内さんだと竜崎がますますギャグっぽく感じてしまいそうですが、どうだったんでしょう?1の方がキャリア意識丸出しで、ちょっとイヤな感じですので、2だけでもいいかなと思います。このシリーズ続くのでしょうか?図書館予約数は0(08/07/16現在)です。
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こんなに変人、お堅い役人、ホントにいるんですか?
でも読了後、そのストレートさにこちらまで襟を正さずにいられなかった。
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友だちに借りて読みました。自分では選ばない本だろうから借りられてよかった。人間もよく描かれているし。
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竜崎伸也、四十六歳、東大卒。
警察庁長官官房総務課長。
連続殺人事件のマスコミ対策に追われる竜崎は、
衝撃の真相に気づいた。
そんな折、竜崎は息子の犯罪行為を知る―。
互いに自らの正義を主張するキャリアとキャリアの対立。
組織としての警察庁のとるべき真の危機管理とは。
最初の方 動きがなくて イライラしたけど
後半 良い感じで わくわくしました( ^ω^)
竜崎さん 格好良い!
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東大卒キャリアの竜崎。私大卒キャリアの伊丹。小学校が同じ。竜崎は伊丹に苛められていた。
少年法で早く出てきた元犯罪者が3人連続で殺された。犯行日が警察の非番スケジュールと同じ。竜崎はすでに知っていた。
一流私大をけって東大を狙わせて浪人させた次男。妻に様子がおかしいと言われ部屋に入る。タバコの先にヘロイン。竜崎に相談するともみ消せ。
現役警察官による連続殺人事件とキャリア家族のヘロイン使用。警察のスキャンダルによる更迭人事を恐れる。長女の縁談になくなる。
容疑者である警察官を参考人としてよんだのをマスコミに見られる。最初の犠牲者者が少年犯罪者であるのをすっぱ抜いた新聞の社会部長から隠蔽の疑いをかんぐられる。総務課長として竜崎が刑事部長の伊丹を訪問。上からの指示で隠蔽をはかる伊丹。物的証拠がない事を理由にお蔵入りを計画。
隠蔽を支持したのは坂上課長。それ以外はかかわっていないことがわかる。息子も自首させると伊丹を説得する。一日考えさせてやる。
伊丹が電話に出ない自宅を訪問。激務におわれる伊丹の家庭は崩壊。子供もいない。妻は実家の仮面夫婦だった。
犯行に使われた拳銃がテーブルにある。拳銃は大森署の所定の場所にあった。
自殺を考えていた伊丹を説得し、拳銃を竜崎が預かり元の場所に戻す。現役警察官が犯人であることを竜崎が発表。
坂上と大森署長が更迭。息子の自首で竜崎の左遷。大森署長。妻からはよく自首させたと父親として褒められる。
娘には企業は家族に犯罪者がいるかなどは調べないと告げた。結婚する気はなく就職活動にはげむ。
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はじめはどんな主役だ…と思っていたけれど
だんだんとそのキワダチぶりに魅力を感じ始めた。
東大に入るのは、その学歴を利用するため、とか
勉強に対する姿勢とか結構うなずけるし。
真のエリートとはこうゆぅものか!とさえ思えてくる。
ある意味キャラクター小説。
竜崎の真っ直ぐさがおかしいと思えてしまったけど
たぶん自分の方がおかしいんだろうな。
\"大人になる\"という概念が知らない間に捻じ曲がってしまったんだろうな。
反省しつつ…
面白かった!
家族の問題もスッキリ一本の線が通って終わったし良かった。
この作者の書く小説は「爽快」とか「気持ちいぃ」という雰囲気が似合う思う。
個人的に魅力を感じた登場人物は、
竜崎に「いい官僚になれる」といわれた彼の妻。
それと、有能な部下・谷岡。
次回作は誰が出てくるのか楽しみ。
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文章が読みやすくて面白かった。
竜崎の思考の明快さにびっくり。ただの時代遅れの変人だと思っていたが、本を読み進めるにつれて実はめちゃくちゃ頭がいい事に気付く。そしてそれを書く作者もしかり
日本の受験制度、学歴主義を批判するのは所詮負け犬-東大に入学した人に受験を批判する奴はまずいない。なるほどね。
人間と動物を分けるのは理性だ、愛だの性欲だのそんなのは犬にでも猫にでも猿にでもある。人間が人間たる所以は理性、後のことを考える力だ。ふむ。
自分に対しても他人に対しても如何なるときにも原理原則を曲げない精神にあっぱれ。
それでも人間っぽいところもある、不器用が故の照れ隠しか。
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警察庁の官僚としてマスコミ対応を担当する主人公の竜崎は、息子に浪人してまで東大へ行くことを薦めたりするなど、エリート意識が高い人物である。そんな竜崎が警察全体への信頼を揺るがしかねない事件と、家族の不祥事を知って悩むこととなり・・・頭が切れて仕事は出来るものの堅物な竜崎の印象が、事件や家族に向き合ううちに変わっていきます。読後感が爽やかでおすすめです。(2008.11.22)
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お友達に「今野敏を読むならコレがいいよ」って言われて買った。
すっごい面白かったんですよ、おすすめどおりに。
主人公いいね!
続編あるけど、文庫化したら買います。
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警官、だけど東大卒のキャリア組。警官でもあり官僚でもありということで、読み始めは、この主人公に感情移入できるだろうか?と不安に思った。確かに伝統的に描かれていた刑事とは異なる。しかし合理的な考え方で信念を持って、問題に対処する主人公の魅力に引き込まれた。
今野敏の警察小説の最大の魅力である組織の中の人物描写と、複線となる主人公の家庭や同期の問題にどきどきさせられた。結局一気に読んでしまい、シリーズの次作、次々作にも手を伸ばすことに。
吉川英治文学新人賞受賞にうなづける佳作。
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いやいや。これほど「おいおい!!」って突っ込んだ小説は久々です(笑)
3ページに1回は突っ込んだね、竜崎に。
天然過ぎる…。
ていうか、人間失格っぽいんだけども憎めないんだよねぇ…。
自分の正義を信じすぎというか。
で、最終的に竜崎の正義はどうなるのか?ってのがアレなんだけども。
ドンデンかと思いきやドンデンではないんだけど。
逆にドンデン???
分からないんだけど面白かったことは確かだな。
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警察官による連続殺人事件という不祥事を,
迷宮入りにしてもみ消すか,すべて発表してしまうか。
息子の麻薬所持を発見してしまった警察庁エリート竜崎が悩む。
仕事とプライベートの両方で正論を貫けるかというテーマが良く,とても楽しめる。
ちょっとハッピーエンド過ぎるかも。
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東大卒の警察庁長官官房総務課長のキャリア、竜崎。家庭をまったく顧みず、エリート意識の元、ただただ国家のために勤め上げてきた。
都内で発生した連続殺人事件。過去に残忍な殺人を犯しながら、少年法に守られ出所したかつての少年たちが殺されたのだ。現場の指揮をとったのは、竜崎の幼なじみである伊丹。小学生の時に伊丹にいじめられた記憶が残る竜崎。捜査が進む内に、犯人は現役警官なのでは、という疑いが出てきた。警察全体の失墜に波及しそうと見ると保身に走る上層部。そしてまた、息子がヘロインをやっているところを見つけてしまった竜崎。いずれの事件ももみ消すことになるのか、それとも正義を貫くのか。。。。
ほとんど期待してなかった分、スピード感もたっぷりでおもしろかった。横山秀夫とはまた違った観点で描かれた警察小説だね。
横山秀夫の『深追い』とか『第三の時効』とかは、現場警官の鬱屈した思いが描かれていて読み応えがあったし、今回の『隠蔽捜査』はトップを目指すキャリアの苦悩が描かれていて、その違いにも興味がわきました。
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キャラは立っているが、小さくまとまっている印象。この設定だと、どうしても『新宿鮫』と比較してしまう。