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女子高生、インドに3年住んでみた
2023/01/23 17:46
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投稿者:ちぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
父親の転勤先は、まさかのインド。カルチャーギャップに驚きの連続。とはいえ女子高生なので、行動範囲は狭い。危ない場所には近寄らないし、怪しげな人からよくわからない物を買ったりもしない。
それでも、インターナショナルスクールのインド人学友や、お手伝いさんに運転手さん、大家さん、クラブ活動で知り合ったスラム街の子供達等、現地の人達と交流する中で見えてくる問題点に真摯に向き合って考え続ける。コロナのパンデミックでロックダウンも経験した。
14歳~17歳までの成長期を真剣に駆け抜けて、一人の少女が体験したインドのリアル。
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ちょーおすすめ
2022/09/03 22:09
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生らしい感性豊か且つ瑞々しい文体で、インドの実情を事細かに描いている。貧困問題やインフラ、教育などの問題を現地で暮らしてみてわかった目線で詳しく書いている。そして何よりインドの人々のエネルギーがダイレクトに伝わって来るし、子供たちの生き生きとした姿からは著者だけでなく、この本を手にした読者も勇気を貰える。変わりゆく大国インドに期待したくなる一冊
紙の本
著者のインドで成長する姿に感心しました
2022/02/26 07:22
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
当書は日本の高校入学目前に、保護者の転勤でインドに引っ越した著者の体験記です。
引っ越し前はインドにあまり良い印象を持たなかった著者が、徐々にインドになじんで成長する姿に感心しました。そして、よくぞこれだけ理解しやすい文章が書けるとは、と脱帽しました。
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自分が当たり前と思っていたこと、日本の常識、宗教、色んなことに考えさせられた。十代の女の子が見て感じたことは、自分の年齢だとどう感じるのか。自分の目できちんと見ないと分からないんだろうなと思った。
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歳下の日本人の女の子がこんなに鮮やかに必死に生きている時間があるのと思うと、なんというか頭が下がるような気がしました。夢半ばの終わり方が、フィクションでは見られないリアルで良かったです。
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親の海外赴任でインドに行った女子高生の3年間。
初っ端から文章力の素晴らしさに圧倒される。
言葉の使い方上手すぎる。
インドでの貴重な体験。
食べ物に限らず、生活スタイルがまったく違うインド。
それに貧富の差も激しい。
スラムの子たちとの交流などもあり、日本で過ごす3年間よりも絶対この先の人生に生きてくる濃密な3年間だったと思う。
後半はコロナ過の大変さも経験して、今は日本に戻ってるけど、彼女のこの先が本当に楽しみ。
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題名にある「常識」とは、作者自身の常識のことであり、もちろん、この本の読者の常識ではない。
親の転勤についていき、インドで暮らすことになった女子高生(インターナショナルスクールだけど)が書いたエッセイ。書籍化すべく「第16回出版甲子園」に応募し、大会史上初となる高校生でのグランプリ受賞’(それ以前は大学生)した。
JKのあざとさが垣間見える(?)からか、あまり好きになれなかった。ただ、後半部分のインドのストリートチルドレンの状況を知るにつれて、日本のノンキナJKを脱却したあたりは好感が持てる。
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「毎日カレーじゃないよ」という惹句が気になり手に取ったのだが、インドの食生活は一日3食カレーというのが正解なのだけれども、現地の金持ち子女が通うインターナショナルスクールで学び、住込みのメイドが作ってくれる和食を食べるJKの台詞ではある。オドロキ桃の木、常識はずれのインドでの(デリー)生活のあれこれが盛り沢山に書かれる。
「出版甲子園since 2005」史上初の高校生のグランプリ受賞とあるので?と思ったら「学生の、学生による、学生のための出版企画コンペティション」ということであり、大学生でも中学生でもいいってことのようです。選考の過程でブラッシュアップが繰り返され、「スタ誕」ばりの決勝後に手を挙げた編集者による手入れもあることで、高校生の手記にしては芸達者な感じが強いところに違和感が残ったのは「ないものねだり」の裏返しかも。
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料理が上手で
英語も堪能なメイドさんが
分数を理解できない
教育が意識的に受けられないことの
溝にふと気が付くなど
リアルな体験
まずは自分の身近なところから
学校生活や食事を通じて
見識を広げていき
後半は 思わぬきっかけから
社会派な活動を広げていくことになります
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今体験してることをそのまま文章にしていってるみたいに、情景描写や説明がしっかり書かれていて、とてもこなれた文章。それがものすごい違和感を生んでいる…
タイトルから、まあまあはっちゃけた女子高生がインドでぶっ飛んだ体験をする体験記のように感じるけど、著者はとても文章力があって、英語でやっていけてそうなとこを見ると頭もよさそう。
とてもしっかりしたいい子ぽくて、そのせいでなんか思った本とはちがうのだ…
しかもJKではなく中学生のうちにインドに行ったようだ…
中学生のとき体験したことをこんなにちゃんと文章にできるなんてすごいのに…
書かれてあることも、大人になるとある程度ふれたことのある情報なので、若者が読むのがいい本かも。
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現地での社会課題について書かれた本は多々あれど、JKの目線・表現で書かれている点が稀有。
著者の感受性や教養の高さが紡いだ一冊はあまりにもみずみずしい。
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「物乞いをするストレートチルドレンに、お金や食べ物をあげて良いのか?」という質問に、
「もし何かあげるなら、その場で食べられる小さなスナック菓子やビスケットをあげるのが良い。パックにも入っていない方がいい。」
という答えに、そうなのか…と思った。
お金をあげると大人に巻き上げられてしまうし、食べ物も歳上の子供たちに巻き上げられてしまうらしい…。
コロナ禍のインドはどうだったのか…という気持ちになった。
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学校のクロスカントリークラブ入部からますます躍動感がありました。ランニングが大好きゆえに芸は身を助けることとは、ほんとにあることだと実感。お手伝いさんブミちゃんは分数の概念が分からずお料理を少量で作って欲しいというお願いが通じない。ドライバーモハンは地図が読めない。当たり前と思っていたことが教育効果だったことに気付き、スラムの子どもたちとの交流を通して、彼らに安心安全な場所と学びの機会があることを願っては自分と比較して苦しむ様は、コロナ禍で書き上げたとしたら忘れられない苦しみなのだろうなと思いました。
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インパクトのある書名に釣られて読み始めた。文体は、初期の三浦しおんを彷彿させる。実に的確で明解な表現。この人は、その年代毎に、きちんと自分の思いを伝えていける作家になり得るであろう才能を感じた。インドは、進化、継続、停滞、荒廃とにかく混沌の場所のイメージが強い。やはり、3年間そこで暮らしたから言える言葉が重い。
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親の転勤で突然インドに住む事になったJK。行く前の不安や、現地での驚きや学校生活などJKらしく素直に書かれていて良かった。