紙の本
前向きになれる短編集
2021/12/11 20:55
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投稿者:くらひと - この投稿者のレビュー一覧を見る
2人の女性の友情を描く、6つの短編集。
いずれも読んだ後に前向きになれるような心温まるお話。
特に「影」が好きだった。みさきとのやりとりを通じて、他の人が思う自分を演じているのも「自分」と気づくところが素晴らしかった。「変わりたい、と思っている、自分がいるだけ」は秀逸な表現。
「シャワーキャップ」もよかった。雑だけど憎めない母親としっかり者の娘との関係性が、よくある形ではなくてもいいんだと思わせてくれる。「現実は何も解決していないが、それでも」というところは読者にも響き、これぞ小説の醍醐味である。
紙の本
読みやすい
2015/12/26 19:21
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投稿者:八百万 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お世話になっている人のお勧めで購入。
日頃、この手の本は全く読まない。
しかし、読んでみると、非常に読みすすめやすく、また、表現が重くない。
短編集だが、考えさせられるものも多い。
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さくらを読んで、
西作品をもっと読んでみたいなと
思ってた矢先に出た、新刊。
何本かのショートで構成された短編集で、
どれも登場人物は女2人。
これと言って泣いた、感動したって話は
特にないんだけど、
「影」って作品の中に出てくる
「本当の自分」と「周りが望んでいる通りに演じている自分」との
葛藤に悩みつつ、あらがえない女の子の話が響いた。
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西加奈子さんの本はこれで「さくら」につづいて二冊目。
正直なことを言うと、あんまり良さがわかりません。
たとえばランドセル。
子どもの頃仲の良かった友だちと、
久しぶりに再会して、一緒に海外旅行に行くという話。
読んでいて、その場にいるような
居心地の悪さがずっと続いていて、
でも、きめのセリフでも、心が晴れないのです。
しずくでもそう。木蓮でも。
「通天閣」は読んどかなきゃって思っていたけど、考え中。
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女二人の物語。
同級生、自分と彼の子ども、大家と住人、猫二匹 etc・・
読めば読むほどの味の出てきそうな作品。
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一つ一つの作品を読んだ後、なんか幸せな気分になりました。
特に木蓮。最後にバケツに溜まった毒を全部ぶちまけてしまうような展開が良かったです。何も知らない子供にとっては知りたいことがたくさんなのに、大人になってしまうとそれが人目につくのを憚るのは何故なんだろう。
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西さんの話にしては、なんだかくさい感じがしてあまり好きではなかったかな。
『木蓮』が一番好きだった。
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西加奈子の色数が増えた短編集だったなぁ、と思う。
作風のよさを生かして色々な手法に挑戦していて、
いい意味で試行錯誤しているのかな、と感じた。
読み飽きない。
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あっと言う間に読んでしもうた。
でも、あんまりココロに響くっていう感じは残念ながらなかった。
シャワーキャップが、心にひっかかるくらい。。
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ひさびさのどろっと感のあまりない、西加奈子節。
シャワーキャップと、せきしろの解説がよかったす。
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心が温かくなる、女二人の物語が六作。
「シャワーキャップ」が好き。母は偉大なり。それでいて母は自分と同じ一人の女なのだと、最近ふと思ったりする。
あと、せきしろさんの解説も面白いです。
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西加奈子初めて読みました。すごく良かった。
読後感が、そうそうそうと思える。日常私が思っていいるようなことを代弁してくれたという気持ちになった。
上手だなぁ。すごく上手だよ。
しずくの、2匹の掛け合いがすごく好きです。
西加奈子これからも読んでいきます。
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女性2人を主人公とした短編が6話収められた小説。
心温まるストーリーばかりです。
是非、ご一読あれ。
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「私の大好きな、あの子がいたわ 」
短編6編
表紙の猫にひかれて購入
さまざまな女二人のさまざまな友情の形
短編6編ともみんなそれぞれ友情の形が違うのですが
でもどこか同じ雰囲気です
べったりではなく、さらっとした友情
「木蓮」と「しずく」がお気に入りです
特に「しずく」の猫同士の掛け合いの面白さと
ラストのちょっぴりの切なさが好きです
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文庫本はせきしろさんが解説を書かれているということで、今回はそこだけ読みました!
「お気に入りなんですか?」と訊かれたことは幸運にもまだ、ない。
どう答えよかなー。