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きれいな表紙に惹かれて読破。思えば新潮文庫nexも河野作品も初でした。
青春ミステリとあるけど、ミステリ要素は薄めの少し不思議なSF系でしょうか。
「我慢の同義語は諦めだ」
「我慢の対義語が諦めだよ」
この台詞が七草と真辺さんの性格と2人の関係をよく表していて好き。こんな言いまわしを含めて結構読みやすかったので、これから続くであろう階段島シリーズはもちろん、サクラダリセットのほうにも興味が出てきました。
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かなり好きな物語。
七草と真辺の距離感が好き。
どうして捨てられたのか、落書きはなんのために誰が書いたのか。
ミステリというにはミステリ感が少なかった気もするが、青春ものとしてはとてもいい。
だが、ここからどうシリーズ2巻にもっていくのか。
私としてはもう島での話は綺麗にまとまったように思える。
まあ、2巻にも期待する。
読了 2014/12/15
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「階段島」シリーズという事で、続編が予定されているんですね。続きも楽しみです。
「階段島」のようなしっかりとしたイメージはありませんでしたが、
この様な物語を読んでみたいと思っていました。
そしてその場所故の苦悩や到達点が描かれていて、深くうなずきながら拝読いたしました。オススメです。
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美術的な、絵画みたいな作品だと思います。雰囲気も言葉もとても綺麗で非常に引き込まれました。世界観も、謎が明かされていく過程のドキドキ感も良かったです。ただ、それにしてはオチが弱すぎます。最後の最後でちょっと白けた感じが否めません。一部伏線も回収されていませんし、根本的な解決もできていないような気がして、いまいちスッキリしませんでした。完結しているお話としては不十分ですが、恐らく続編が出るのではないかと思います。今後の展開次第の作品ですね。
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読もうと思っていた作品の一つ。
レーベルからお察しの通り、ライトノベルだった。
主人公が終始はっきりすることない自分の心境語りを繰り広げているのは読んでいて疲れる。
ヒロインはその真逆なので、多少突飛な行動をとっていてもまだ分かる。
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正反対の2人なだけあって、相違をしているのだがそれが逆に読者をハラハラさせているのかもしれない。しかし、ミステリー要素が少なめの少しラノベっぽい印象を受ける。非現実的な作品でもある。だが、非現実的な内容だからこそ、少し引き込まれた感じもする。「階段島」シリーズ開幕との事で続くようだが、次回作が出たら読むかは不明。
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どことなく辻村深月の高校生を主人公にした作品を想起させる作品。
ラノベの次に読む本として個人的には推したい。
好みは分かれそうだけど私は好き。読み始めはシリーズものにしない方がいいと思っていたが、読了後は続きが気になる物語と変わった。
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"いなくなれ、群青"河野裕著 新潮文庫nex(2014/08発売)
(表紙:越島はぐ)
・・・外部から隔絶された”捨てられた者”すごす謎の島、”階段島”。
”僕”はそこで出会うはずのない少女、真辺由宇と出会う。
”僕”はどうしてここにいるのか。彼女はどうしてここに来たのか。
・・・ファンタジックな設定を取った青春小説。
真っ直ぐな真辺の性格、島の設定、エンディングは好感触でした。
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成長することで切り捨てられた感情たちのゴミ箱…幸せなのかそうじゃないのか。舞台も主人公も今まで見たことないタイプで、不思議な話。
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捨てられた人々の島、階段島。
インターネットや通販などで繋がってはいるものの、
誰一人として島の外には出られない、隔絶された場所。
唯一、元の世界に戻る条件は自分が失くしたものを見つけること。
そんな不思議な場所での暮らしに平穏ささえも見出していた
男子高校生の七草が主人公の青春ファンタジーかな。
このままでいい、そう思っていた七草だったが、中2の時に引越して
しまった真辺由宇と階段島で再会したことにより状況が一変。
階段島をなんとしても出るという、まっすぐひたむきで理想主義な
真辺に付き合わされ、奔走することになるのだが・・・
といった物語。シリーズ化されるそうですね。
だけど、もういいかなぁ。
ファンタジーは嫌いじゃないけど、個人的に合わない空気感でした。
この後どうなっていくんだろう???ってワクワクしながら
頁をめくることがなかったもんなぁ。
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「捨てられた人」が迷い込むとされる階段島という場所を舞台にした話。島は不思議な力で外と隔たれており、失くしたものを見つけないと島の外には出られないとされている。
主人公の七草は島の外に出ようとも思わず島で平穏な生活を送っていた。しかし、幼馴染みの真辺が島に現れたことで、徹底的な理想主義者である彼女とともに島を出る方法を探すことになる。
ネガティブで大抵のことを諦めてしまう七草と、常に正しいと思うことに対して全力を尽くす真辺という対照的な二人の組み合わせが面白かった。
どんどんページを捲って積極的に続きを読みたくなるような話ではないが、読んでいていろいろな欠点を抱える登場人物たちに惹かれた。
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11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎…。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。
ちょっぴりファンタジックな青春ミステリー。
まずは、堀さんかわいい!
真辺さんの性格好き!
主人公が淡々としていて、静かに進む。
あっさり終わってしまった印象。
なかなか評価が難しい。
タイトル、表紙、本の帯は最高でした。
シリーズものみたいなので、次作が気になる。
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学校の図書館で借りた本。
ある日、突然知らない場所「階段島」にいた少年七草。
この島は捨てられたものの島。
なくしたものを見つけなければ脱出できないという、その島で、真辺由宇と2年ぶりに再会した。
タイトルが気になって、借りたので、どんな話か知らないままに読み始めた。
「階段島シリーズ」が、ここから始まるわけですね。
なぜ、この島に来たのか?の謎は解けているけど、そのほかの問題は、次回以降に解決するのかな。
次も読まなきゃだな。
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言い回しがあまり好きでなかった。
回りくどいというか、
会話文しか読めなかった。
ラノベっぽいのかな…
こういうのが高校生とかにウケているのであれば、私の勉強が足らないのかな…
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新潮文庫が昨年創刊した「新潮NEX」第1弾刊行作品。
新聞広告で見た、タイトルと表紙イラストに惹かれて購入。
ライトノベル的な感じではありますが、もうちょっと文学的。
出版社は「青春ミステリ」とカテゴライズしていますが、ミステリというかどうかは意見が分かれそうなところ。
そもそも、舞台になる「階段島」が謎のある世界観なので、ミステリと言えばミステリかな。
それよりも、主たるテーマは、そこに住む人たち自身だと思うのだけど。
一気読みするような作品じゃなくて、少しずつ読み進めていくような作品。
一見完結しているかのようにも思える話ですが、これからもシリーズとして続くみたいなので、この先どんな風に展開するのか楽しみです。