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職場の机上にポンと出しておいたら、隣席の大先輩に「それはちゃんとした本?」と尋ねられ、「ちゃんとしてるかしてないかはさて置き、三島とは関係ありませぬ」とお答え申し上げた所、先輩「三島は面白いよねえ」と満足げにされていたので、返答としてはまずまずだった模様。
先輩、それは『不道徳教育講座』っす。
とは云え、過酷な現代社会を強かに生き延びる術を慇懃無礼に綴った本書、大変に面白うございました。
愛情でも業績でも何でも、頑張って安定供給していると、供給される側はそれを「あたりまえ」に感じてしまう。そこから生まれる悲劇を回避するためにも、賢く立ち回りましょうね。っていう。
会社の歯車として全力で仕え倒す事に一点の疑問もなく、頑張ったからって報われるとは限らない現実を徹底的に受け入れ、裏切って罪悪感を感じるくらいなら裏切られる方が10倍マシ。
そんな自己満足街道驀進中の私(33歳既婚)ですので、著者が再三呼びかけている「賢女子」諸姉からは明らかにかけ離れておりますが、それでも「オメーら社会の雰囲気に流されてんじゃねーよしっかり生きろ自分の足で立て」的な叱咤を受信。
緻密な観察眼と厳しい自己分析、そして覚悟。この3つを懐刀に生き延びます。
児嶋都女史のイラスト及び1ページ漫画がまた素敵!
ドラクエ4コマまんが劇場、週刊少年ガンガン世代には堪りません。
第12回「賢いスッピンの晒し方」の回、ヤバイっす……。
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口悪く言いたいこと言う感じの平山節を期待してたら、慇懃無礼な言い方だったので期待していたものと違っていた。
児嶋都さんはホラー漫画でよく知っていて好きな方なのですが、内輪ネタ的なイラストでそれもいまいち。
あとがき対談で一番に放った平山さんの言葉がまさにそれかもしれない(笑)
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物心ついた時から感じる「嫌な感じ」「理不尽」「違和感」「自分の思いと裏腹に進んでいく環境」の正体の一部を解き明かす、人生をサバイブするための教養書です。 ぜひ小中高の図書館に常備していただきたい。
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あの三島由紀夫の「不道徳教養講座」の現代版のようなエッセイ。タイトルからしてパロディというかオマージュ? 毒ありすぎのブラックユーモアで世の女性に賢さを説く。 笑えるけど意外に確信突いてたりする。笑