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虫のゆりかごである繭をテーマにした写真絵本。
まゆをつくる過程や変化の様子を見ることができる。
これはぜひとも映像でみたい。
写真がきれい。少しの文字と大きな写真で構成される薄い絵本だから、中身は少々物足りない。もっと知りたい。
もっと知りたいと思わせるのは、子供向けの科学絵本として大成功だ。
まゆの一部を切り取って変化の様子を見せた写真にちょっとぎょっとした。これ切っちゃって平気なの?中身は生きていけるの?と。
でも同じまゆの中身が幼虫からさなぎになる様子を撮っていたので一安心。少なくともウスタビガは死んでない。
葉につく黄緑色のまゆ、たまごみたいな形でふりこのようにぶらさがるまゆ、やわらかいまゆ、かたいまゆ、まゆのさなぎに寄生してまゆのなかにさらにまゆをつくる虫。
まゆから出てくる様子も食いやぶったり溶かしたり割ったり開いたりと様々でおもしろい。
ガはふかふかして可愛い。こんなにきれいな生き物だったのか。四枚の花弁みたいな羽がきれいだ。
と、興味津津で楽しめたけれど、これを読んで真似しちゃったら駄目だ。
私は子供のころ、こんなさなぎがあるよ、こんな風に隠れているよ、でも今回はお勉強用に開いてみせたけど、真似しちゃだめだよ、毒で身を守る虫もいるし、さなぎを無理やり開いたら中の虫さんが死んでしまうから。と教わった。
そういう観察の倫理もいっしょに書いておいてほしかった。
最後に「じつはこのまゆには秘密があるんだけど、それは自分でみつけてね」とあった。近所で見つけられる子ばかりじゃないんだよう。
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手に取る機会があってよんだ。
ようちゅうが いとを はき、まゆを つくる。
まゆで からだを おおって、さなぎになる。
さなぎは、まゆの なかで せいちゅうに なる ひを まっているんだ。
まゆとたまごの違いを、初めて意識しました。
ポケモンでコクーンがさなぎだと知って、かたいから何をしても無理、というイメージだった。
さなぎは、カブトムシが土の中でふしぎな色と形になるんだなぁ、というイメージ。
どちらも大人になるために必要なこと。
人間の思春期もまゆとさなぎの期間なのかもなぁとぼんやり。
この写真絵本では、いろいろなまゆが登場します。
ラグビーボールのような形、釣り鐘のような形、振り子のような形。
私は蛾が大嫌いなので気持ちわるかったけれど、「うつくしい メスの ヤママユガが あらわれた!」のところで、美しいという見方もできるのか、と妙に感心してしまった。
そんな感覚に漂いながらウスタビガがまゆから出てくるところをみると、ゴージャスに見える。
まゆが乗っ取られることもあるとは衝撃的です。
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3歳3ヶ月
アリとくらすむしと同じ写真絵本シリーズ。
峨や鉢などの幼虫やマユがたくさん登場するので
苦手な親御さんも多いかもしれないんだけど
まゆの形が緻密でとっても美しい。
まゆに入ったら安心かと思いきや
卵を生みつけられて食い散らかされたり
鳥に襲われたり結構シビアな生存競争にも触れていて
そこも含めて良い本だなと思う。
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面白かったです!
私は、自然のことをしりたくてこの本をよむことにしました。あんま面白くないと思っていましたが、すごい面白かったです!
本物の写真ものっていて、すごいわかりやすい本でした。
昆虫ずきや、自然ずきの人にオススメです。
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ミツバチは八の字を描くようにダンスをするけど、ウスバカゲロウはまゆになるときに八の字を描くように糸を出す。初めて聞いて面白かった。
*図書館で借りた本(過去に借りたことあり)
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まゆについて美しい写真で学べる。まゆの存在は知っていても、まゆからの出方や様々な種類については詳しく知らない子どもも多いと思う。シリーズタイトルの通り、「ふしぎいっぱい」な世界を楽しめる。
子どもは楽しめると思うので、大人が忌避感を示して子どもの好奇心に水を差さないように注意。
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満足感やばい。写真が綺麗で蛾の可愛さが全力で伝わってくる!
メインで紹介されているのはヤママユ、ウスタビガ、イラガ。それぞれ繭の作り方も出てき方も違って面白い。最高!
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「ようちゅうはあたまをせわしなくふり、いとをつぎつぎとはいていく。そして、できあがったまゆのなかでへんしんする。つぼのようなまゆ、たまごのようなまゆ。いろいろなかたちがあるけれど、まゆは、さなぎをやさしくつつんでまもってくれるいのちのカプセルだ。さなぎは、まゆのなかでせいちゅうになるひをまっている。」