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偉大なピアニスト。
彼は家族の総合力によって産み出されていたのですね。
いつ子さんの前向きな姿勢は、読み始めは”うそだろ~、こんな人いないよ”と思っていたのですが、最後まで一貫して同じ姿勢でいる彼女に脱帽した自分がいました。
子育て真っ最中ですが、親の思いをぶつけるだけでなく、いかに子どもの関心を感じ、目をむけ、支えてあげることの大事さを改めて学ぶことが出来ました。
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子供の一番のファンになる。
チャンスを逃さない。
よく観察して、子供が好きなことを伸ばしてあげる。
ポジティブな言葉をかける。
「がんばれ」ではなく、「普段どおりにね」と。
眠っている才能を引き出してあげるために
なんでもする。
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小学5年生になり、なかなか、親のいうことを素直に聞き入れてくれなくなった一人娘。小さな頃の接し方が、まずかったのかな、と反省する今日この頃。人の子と比べず、この子のいいところを伸ばしていきたい。
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ある天才について書かれた本、という先入観があったのでなかなか読むきっかけがなかったが、読み終えてよかったと思えました。
たしかに、類まれな世界で生きている方の母親のお話、という読み方をしてしまうと何も残らないかもしれませんが、それでも、その言葉の中に、きっと必ず響いてくるフレーズがあると思います。私の場合はこのあたりでした。
「親の経験知でこどもの将来を限定してはいけない、と思うのです。」
「・・目の前の1日1日を乗り切ることに力を尽くせば、ある日、とても遠くまで来ていることに気づくもの」
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重度知的障害の弟がいて、療育の現場で働いている私から見て、
本には軽くしか書いていませんでしたが、
息子さんの才能に気付き引き出すまでの苦労・不安・葛藤は多くあったと思います。
結果論として、息子さんには秀でた才能があったわけですが、
それを他人事とせずに我が子にも生かせられたらいいなと思いました。
・何が好きか、何にハマるか、子どもの小さな反応を見落とさないように拾う。
・いつでも味方になる、ファンになる。
・「それは無理、出来ない」と言わず、「やってみたら?」と言う。
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世界的に有名なピアニストの母の手記。
全盲が故に、親の影響力たるや健常者の比ではない。
辻井いつ子先生。ピアノは素人という。
どうやって伸行氏を叩き上げたのか?
(読み進めると、叩き上げるという表現は不適だと感じます)
息子の才能を120パーセント磨き上げたのか?
健常者、障がい者の垣根を超えて、ひとりの親として真似すべきエッセンスがたくさん散りばめられた本。
元アナウンサーで、賢い人という印象はそのまま、
読みやすい文章で魅せてくれます。
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ピアノが上手くならない。辻井伸行くんは、天才だとは思うけれど、全盲にもかかわらず、どうやって練習しているのだろうと、この本を手に取った。
読みながら、涙がこぼれた。圧倒的な練習量と集中力、しのごの言わず練習せい、オレ!
・逆境すら自分の特徴と読み替えて、そこから希望の光を見出していく
・ただのひとことも「がんばれ」とか「しっかり」とか言いません。がんばっても、しっかりしても眼の前の現実は何も変わらない
・右手と左手が別々のメロディを引くような難しい楽器を上手に弾けるのだろう、すごいなあと心の底から思って
・見えないからかわいそうなんて考えるほうがおかしいの
・生まれつき光を感じたことがないなりの感覚や世界観があり視覚以外の感覚器を刺激することで、それを豊かに広げていくことができる