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(前編からつづき)日記形式中心で進んでいきます。
エイリアンも出てこない戦闘機も出てこない…という、リアルなSFはゼログラビティとも共通。科学や力学などに沿ったものも多く、専門用語も多いのでSFにある程度知識があるとより理解しやすいかもしれません。
とにかく、いろいろな局面(ほとんどが絶望的な状況)で知恵をしぼりだしていく主人公たちの姿は見習いたいです。映画化されるようですが、1回で見てしまうのはもったいない。楽しみながら読む作品だと思うのでぜひ鑑賞前に読む事をおすすめします。
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SFものって、初めて読んだかも。
インターステラーを見て以来、宇宙映画が気になって仕方なく、映画をやるから原作を読んでみました。
構成が本というより、記録というより、映画っぽいなという印象。
ハプニングがくどくないところが好ましい。
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読了。今映画館で上映中のプロメテウスの原作。火星に一人残されてしまう宇宙飛行士がどのようにして生き延びていくのかというSF小説。上下巻次から次に無理難題が降りかかると共に人と会話ができないことのもどかしさ、閉塞感が凄い。満足!是非映画も見たい!
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マーク・ワトニーは火星探査隊アレス3のクルーの一人でエンジニア/植物学者。
火星に降り立って作業を開始するも、6日目に猛烈な砂嵐に見舞われてチームはミッションを中止し、帰還することになる。しかし、宇宙船に搭乗する直前、彼は飛んできたケーブルに直撃されて失神して砂に埋まり、死亡したと勘違いした他のクルーはマーク一人を火星に残して地球へ向かってしまう。
マークは意識を回復するとハブ(居住スペースらしい)に戻り何とか迎えが来るまで生き延びようと考える。しかし次のアレス4が来るまでは何年も後、水も食糧も全く足らない。アンテナ類は壊れて通信はできず、地球に自分の生存を知らせる術もない。
マークは知恵を働かせて火星の砂を植物が育つように改良し、たった8個のジャガイモ(生きている状態の植物がそれしかなかったよう)を栽培することにした。水も全く足りないので、水素や酸素から作り出すことに。
そうして様々な障害を乗り越えて生き延びていく。
数ヶ月後、NASAでも火星の衛星写真からマークが生きているらしいことを知り、何とか救出しようと知恵を絞り始めた。
これは面白い! です!
無人島のサバイバル小説が宇宙版になった感じかな。
SFってラストがとても悲しいことになるのが多い気がするのだけれど、これはハリウッドで映画化したというので買ってみました。ハリウッドの映画ならきっとハッピーエンドだと思ったので。
私は理系のことは全くわからないから、化学のことはチンプンカンプンで、猛毒のヒドラジンから水素を作るなんてよくわからないけれど、そういうことは脇に置いておいてもとっても面白いです。
昔火星に着陸したパスファインダーまで無線機を取りに往復の旅したり、最後は宇宙に出るために次のアレス4のために着陸させてあったロケットまで3200キロ走破したり。
もう、危険な冒険のオンパレードです。
それにキャラがいいです、マークだけじゃなくてNASAの技術者やマークが生きていたことを知ったクルーとか、みんながマーク救出のために自分の身を削り、時には命の危険さえも顧みずに行動します。
これはやっぱり、映画も観に行くべきかなあ。。。観たいな。
でも本を先に読んでストーリー分かってしまったし……どうしよう。
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アンディ・ウィアーの火星の人を読みました。
宇宙飛行士マーク・ワトニーは火星での活動中に砂嵐にあって吹き飛ばされてしまいます。
ワトニーは生命反応がなくなってしまったため、同僚たちは彼が死んでしまったと考え、泣く泣く地球への帰路についてしまいます。
ところが、彼は運良く生き延びることが出来ていたのでした。
火星に取り残されてしまったワトニーは残された宇宙船を改造して次の火星探検の宇宙船が来るまで生き延びることを考えます。
絶望的な状況でも知恵と勇気を持って可能性を探っていくワトニーの行動が描かれています。
どんな状況でもユーモアを忘れないしなやかな性格のワトニーの行動に惹きつけられます。
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火星に一人取り残されたマーク・ワトニーは、すぐさま生きのびる手立てを考え始めた。居住施設や探査車は無事だが、残された食料では次の探査隊が到着する4年後まで生き延びることは不可能だ。彼は不毛の地で食物を栽培すべく対策を編み出していく。一方、マークの生存を確認したNASAは国家を挙げてのプロジェクトを発動させた。様々な試行錯誤の末、NASAが編み出した方策とは?宇宙開発新時代の傑作サバイバルSF。(裏表紙より)
物事に真剣に取り組むためには、いかに危機感があるかがすごく大事なんだなと思うことが多い今日この頃。今作品の主人公はその究極です。
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前回の読書レビューから少し間が空いてしまったのは、この本が上下巻にわかれていて、2冊分の時間がかかってしまったから。
(読むのが遅いだけだけど)
作者は、これがデビュー作のようで、それが大ヒット。
映画にも大抜擢されて、もう一生食うに困る事はないだろうね。
凄いねぇ。
さて、この本。
非常に、面白かった・・・と書きたい所なんだけど、実はそうでもない。
たぶん、和訳がダメなんだろうと思う。
宇宙、科学、NASA、ロケットオタクの著者なので、専門的な用語が沢山出てくる。
それのどこまで日本語化するのか、カタカナで表現するのか難しかったろうと思う。
これは映画にもなってるので、是非そちらをお勧めしたい。
私は見てないので、そうだとは言い切れないけど文章で説明するまでもなく、映像で理解できる部分がたくさんあるだろうから。
たぶん、迫力有る映像が作れてるんじゃないかと思う。
マットデイモンも格好いいし。
見てない奴が言うな!って話だけどさ。
お話は、宇宙飛行士が火星で嵐に遭遇し、事故で死んでしまったため放置されたが、実は生きていたという話。
その飛行士がいくつもの難関を乗り越えて生き延び、最後には帰還する事になる。
最初の難関は、食料の確保。
1ヶ月程の備蓄しかないのに、もしも助けがくるならば、地球からは4年もかかる。
何もない火星で食料を自ら作らなければならない。
主人公は、植物学者でもあるので、土、水、酸素、炭素・・・などを様々なものから作り、基地の中でジャガイモを栽培し始める。
こんなのは序の口で、空気、温度、水の確保、地球との連絡方法などなど、ハリウッド映画にありがちな、これでもか、これでもか・・・
と次々に難問が降りかかるという・・・。
日本には「宇宙兄弟」って、世界に誇れるアニメがある。
実写版映画にもなってるけど、あれはダメだ。
アニメは50時間もかけて、ストーリーを丁寧に追うが、映画は2~3時間に凝縮するしかない。
そんな短い時間のなかで語り尽くせる内容じゃないので、是非、アニメで見ていただきたいストーリーだ。
「宇宙兄弟」でも、月で事故に遭遇し、生き残るという話がある。
「火星の人」は、それが火星な訳だな。
小説では、「火星の人」というタイトルだけど、映画の邦題は「オデッセイ」
映画は面白そうなので、機会があれば是非見てみたい。
小説(原作)は、あまりお勧めしません。(^_^;)
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上巻に続き、さらにこれでもかと次々に試練が待っていた。火星でのマーク一人での奮闘に続き、最後はクルーの奇想天外な捨て身のプラン。
まあ、誰かひとりでも死んでしまったら物語にならないだろうと思っていたので、成功して終わると信じて安心して読んではいたが、最後は世界中が祈る中、大感動で終わる。
あり得そうなことを純粋に細かく科学的に書いているのがキモだと思う。
翻訳物はあまり好きではないのだが、これは主人公の話し方も気にならず、別格であり、大変おもしろかった。
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火星に取り残されても地球帰還に向けて知識をフル動員するワトニー。順調に作業が進んで見事に地球に帰還!となっても充分楽しめるストーリーなのに、アクシデントが幾つも用意されている。
よくまぁそこまで考えるなと著者の知識の豊富さと意地悪さ(笑)に感心しつつも面白いストーリーでした。
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とても良かった。
他の方のレビューにあるように、悪い奴が出てこなく、みんなが協力的でユーモアがあり楽しめた。
専門用語が満載で、イメージしづらい場面も多々あったが
その部分を流し読みしても楽しめました。
訳も読みやすく、登場人物のキャラクターがそれぞれステキでした。
映画の公開は終わってしまったようなので、DVDが出たらぜひ鑑賞して、さらに内容を深く楽しみたいです。
ただ、訳の中で一点、「おとがい」ってのに違和感が…。
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映画を観た後に小説を読みましたが、カットされているエピソードが多く楽しく読めました。
スキャパレリまでの旅程は読んでてワクワクしっぱなしでした。
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火星での様子が細かく書かれていて読んでてあきなかった。何よりワトニーのジョークが最高。何度も笑わせてもらいました。
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アイリスの打ち上げ失敗から中国航天局の登場、「プロジェクト・エルロンド」の立ち上げ、そして重要なヒントを伝えたリッチの活躍など、映画で言えばクライマックスから始まる下巻だけど、マークがハブからMAVに向かうまでがかなり詳細に描かれていて、映画で描かれなかった部分も補えた。スター・トレック、指輪物語、アイアンマンとネタもたっぷりだし、ダクトテープの最強っぷりにもにやける。そしてルイス船長がちゃんとボウイの「Life on Mars?」を持ってきてたのがよかったなあ(映画ではStarmanが流れたけど)
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主人公のマーク・ワトニーの超人的な意思の強さに脱帽です。最悪の状態と日頃口にすることが多い我々の「最悪」とは、ワトニー置かれた状態に比べると、毛の先の程でもないということになります。彼は、火星でたった一人になったのですから‥
同僚の宇宙飛行士たちと移動中に、砂嵐に巻き込まれ吹き飛ばされ怪我を負うという事故に遭い、死んだと思われて結果的に置き去りにされたのです。
ワトニーのブログ形式(口調は軽々しい感じ)が大半を占めるこの小説ですが、そのために彼の心の動きや思考回路が手に取るように分かります。彼はこんな状況下でも冷静になおかつ、大胆に自分に出来ることを考え生きるため、助かるための方策を考え抜きます。
作者はかなりの宇宙オタクと思われるので、物理学や化学、生物学など専門的な知識を駆使する場面満載です。陰謀が渦巻くなどの悪の要素が登場する場面など一切なし、きっちり計算尽くした科学的現象を繋いで危機的状況が描かれているので、表現は軽いけど内容はハード。この内容をすっかり理解して読んでいる人は何人いるんだろうなあと思いながら読みました。何となくの理解でも読み通せたのは、主人公を初めとする宇宙飛行士たちのそのマインドに共感できたからです。どんなに危機的状況でも、前向きにどこかに楽しみを見出しながらベストを尽くす。ユーモアを発揮するのは大変な時だからこそ尚のことだと思いました。
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映画オデッセイの原作。オデッセイ観たかった!と言うわけで本から読みました。
ワトニーかっこいい。ユーモアはどんな時でも大事。
あとがきの、この本のデビューの経緯もステキ!オタク万歳!