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紙の本
組織の命令と海軍中佐の身内
2022/10/16 00:46
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
灯台社の「兵役拒否」を礼賛するのは「兵役を拒否した日本人」の頃のままだが、この宗教団体による「兵役拒否」が昭和60年の「輸血拒否」事件と同じ「論理」で行われていた事に気がつかなかったのか?あるいは知らないのか。著者は実はエホバの証人で、「輸血拒否」事件のような交通事故や輸血を必要とする病気になったとしても輸血をしたら「地上の楽園」には行けなくなるので「輸血拒否」するなら構わないけれど。エホバの証人は統治体が投票で物事を決めた事に従うのだから、「兵役拒否」も「輸血拒否」も撤回される可能性自体はあるのだが。こういう個々の良心ではなく、ラザフォード判事が決めた事に従った場合でも「兵役拒否はすばらしい」では話しにならない。
北御門二郎の場合、身内に海軍中佐がいて取りなしてくれたとの事。戦前は兵役拒否など出来るわけがないのだが、誰もが身内に取り計らってくれる軍人さんなどいない。
兵役拒否の無条件な礼賛は軍人礼賛の裏返しに見えてくる。逆に言えば「兵役拒否が出来ない奴は臆病者」だと言い換える事が出来る。昭和40年代の「ベトナム反戦運動」のように北ベトナムと解放戦線の戦争は礼賛して、アメリカ帝国主義とその傀儡や追随勢力だけへの反戦を呼びかけて、テト攻勢のような休戦破りが「偉大な戦い」であり、フエの虐殺はどこへやら、何よりも結果的にポル・ポト政権の成立を手助けしてしまった例があるのだから。
この本を書いた人達は今、ロシアに向かって大ロシア主義者プーチンの「ナチのゼレンスキー政権に対する特別軍事作戦」でロシア軍に動員される事を拒否するように呼びかけているのだろうか。
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