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クラシックを聞き始めて、割合初めの頃に読んだのだけど、この本のおかげでずいぶん聴き方が変わった。 5曲だけに絞って解説し、クラシックの極意に迫る。 文化としてのクラシック音楽を切る断面としては、エキセントリックではあるが説得力があった。 サブタイトルに反して全然お気楽じゃないけど。最後に作曲家や評論家を辛口に斬ってゆくのも面白くて参考になった。 一番大きな影響は、それまでブルックナーの交響曲8番はまったく良さがわからなかったのに、この本を読んだ後はまさに次元の違う感動を感じるようになったこと。
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趣味っていっぱいありますよね~
「クラシック音楽聴くのが趣味で・・・」っていうと、なんかお嬢様っぽい!
でも、この本にはクラシックの裏の楽しみ方が・・・
刺激的でちょっとアブナイ解説は、なんだか怪しい裏道を通る感じです。
行きつく先は意外にも、クラシックの王道だった!?
筆者の許光俊さんは、慶大の先生なんですねー
トークうめえ!自作の謎イラストも笑えるし。
図書館にもたいてい置いてるから、ちょっと借りてみてはいかが?
あなたのクラシック感が、粉々に!(いい意味で)
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★3.5やね。
クラシックは結局縁がなかった当方ですが、読み物として面白い。多分キワモノ的な本じゃないかと思うんですよね。詰まる所、世を斜めから見る思考回路がよく理解できるんですよ。
故に本書の正しい読み方は、吠えてる奴がいるなと大きな態度でそのクラシック愛を許容す、じゃないかと思われ。