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立川で路上ライブをやって、一緒にやってた女がこんなことを言った
「ぶっちゃけ女の方が好きなことやって生きていける。男は稼がないと駄目だからね。」
正直な人間は大好きである。路上仲間の前で言うところがまた、ロック精神に磨きがかかった女であるといえよう。ただちょっと手加減してほしい。
本書は彼女の発言に象徴されるような男性的ジェンダーを論じる。ジェンダー『論』と、それを迎える現実との間にどのようなギャップがあるのか。少し『論』ばかりが先行してはいないか。「人は女に生れない、女になるのだ。」ボーボワールの言葉を今裏返して考えることには意義があると思う。
ゼミ論の文献にするつもりだったが、使わず。
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100307byWingsKyoto
序章 男性学の新展開
第1章 「男性問題」とは何か
第2章 複数形としての男性性
第3章 現代日本社会の男性と労働
第4章 地域に男性の居場所を作る
第5章 オタクの従属化と異性愛主義
第6章 揺らぐ男性性と恋愛/結婚の行方
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女性学というのは聞いたことがあるが男性学というのは初めて聞いた。世の中にはどうでもいいことを研究している人がいるものだ。面白くはない。興味もわかない。時間の無駄だから読む価値なし。
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新展開というほど、深まっていないが、オタクなど新しい視点はある。ヘゲモニックな男性性の結論は、著者の言う通り、平凡だが、平凡であるがゆえに、強力だ。
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「これだから男は...」って言葉をよく聞きますが、確かに主語が大きすぎるなーと思いながら読んでいました。
3章からの具体例を挙げながら男性性について考えていくところがわかりやすかったです。