紙の本
不思議な魅力
2024/03/25 13:48
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
脱力した感じかなあ。
単行本ではタイトルが「スナック墓場」で、そっちのほうがインパクトあったけど、
作品としては「駐車場のねこ」のほうが好き。
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【オール讀物新人賞受賞作を含む、クセになる全七篇】家政婦の姉とラブホテル勤務の妹、職人気質のクリーニング屋と常識外れの女性客…日常のやりとりから生れる違和感が楽しい中篇集。
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家政婦の姉とラブホテル勤務の妹、職人気質のクリーニング屋と常識外れの女性客。何気ないやりとりから生まれる違和感がクセになる愛すべき7篇。
平凡な人生、平凡な暮らし…何かと私たちは、とりあえず普通であれば不満は抱かないが、人間関係も自身の行動もひとつ選択を間違えれば非常事態に陥る。そんなスレスレ感を事を荒立てることなく表現する作者の巧さに感服する。誰の人生もホラーだ。
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内容が全体的に意味不明。
あらすじには何気ないやりとりから生まれる違和感がクセになると書かれているが、その違和感はただシュールなだけで面白いとは感じなかった。単に自分に合わなかっただけかもしれないが。
結局登場人物の素性がわからないまま終わってスッキリしなかったり、なんらかの疾患を抱えた人を介抱する人たちにわざわざ変な癖があるような描写をしたりと、首を傾げてしまう内容も多かった。
解説では個性をユーモアをもって包み込むとあるが、私にはこの本のそれは温かいものではなく、むしろ個性を馬鹿にして蔑ろにしているようにすら思えた。
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7編収録されている短編集。どの作品も淡々と描かれているけれどどこか不思議な魅力も感じられる。どこにでもある日常のなかの変化やふと感じる違和感を通して見えてくる毎日が少し良く思えたりする瞬間がとてもいい。この淡々とした空気感とその中にいる人たちの暮らしのこれまでとこれからがもっと読みたくなるとても大好きな短編集。
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女性ならではの視点が随所にみられた作品。
「カシさん」、結局結末はなんだったんだろうかと思ったけれど...
なんか粘着質が感じられた、今まで読んだ本ではあまり感じられなかった変わった短編集だった。