紙の本
やはり死なねばならなかったか!
2016/04/30 16:39
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史は、それぞれの人の人生の積み重ね。知らない時代の歴史物語にはわくわくするほど興味がある。この作品はそのもっともたるもの。やはり元長は死んでしまった。残念だ。
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本作は、戦乱に明け暮れる世相の中で理想を掲げた、兄弟分のような存在だった元長や六郎の昂揚と離間を通奏低音としながら、猛将達の勇戦や駆け引きを繰り返して決着する戦、忍びの暗闘、恐るべき謀略、智勇備えた傑出した人物との出会い、妻子との愛など、様々なメロディーが展開する、「壮大でありながら、適度に纏まった交響楽」のような作品だと思う。
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素敵な人物を知れる作品でした。
→https://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-12156284082.html
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初読み著者ながら読み応え充分!、世知辛い人の気持ち。戦のない世の中、乱世を終わらせる夢を追いながらも、、。真っ直ぐに貫かれた忍びの志に清々しさと切なさと…♪。
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実は気の進まない室町末期というか、戦国時代直前あたりの名前の似た足利将軍や、豪族レベルの武将達がわさわさ出てきて、ゴチャゴチャ勝ったり負けたり騙したり騙されたりするパターンのやつ。わかっちゃいたけど、作者に期待して読んでみた。つまらなくはないし、前半、中盤までそれなりに興味を持って読めたけど、やっぱり最後は息切れしてしまった。作者は悪くない。室町がいけない。
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期待してたけど、ちょっと合わんかった。
時代が合わんのかな。
でも後半からラストにかけては、面白くなってきた。
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天野さんの作品は、堅苦しくなくて、かつ登場人物たち、ひとりひとりに心が込もっていて好きだが、今回ばかりは複雑な戦国の夜明けと呼べる室町末期を描くのはハードルが高かったかも知れない。一回読んだだけでは話が理解出来ない。主人公の三好元長をはじめ、一般的に有名な人物が殆ど出てこない本作は上級者向けかも。
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織田信長が登場する二世代くらい前の時代ですね。応仁の乱から織田信長登場までの100年くらいはあまり馴染みのない時代だからか、キャラが立ってくるまでに時間がかかった。
しかし、後半は一気に読ませる。
ホント血で血を洗うろくでもない時代。人間の嫉妬というのは恐ろしいものよ…。まあ、史実とはだいぶ異なっていると思いますが、読ませる物語に仕上がっています。
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三好元長の小説。理想だけでは、新しい世は作れない。そして、油断大敵。侮ってはいけない。人生は有限なのだから。
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三好元長(三好長慶の父)の物語である
戦のない安寧の世を作ろう・・・信長物と同様の志
宿敵細川高国が細川澄元と家督争いをする中で祖父
三好之長を弑され阿波で主君の子六郎(後の晴元)
と足利義賢(後の義維)の成長を待つ元長
三人は兄弟の如く育つが年若のため焦る六郎が空回
り、兄とも慕う元長の大きさに嫉妬を覚えて悲劇に
繋がる(三好本家を奪おうと対立する同族もいる)
物語を進めていくのに便利アイテム忍者w
戦場で助けた久一郎がラストに松永久秀として出て
来る(ネタバレなので内緒である(-。-)y-゜゜゜)
登場人物が凄い
忍びに諸国同姓を探らせる元長に高国が香西元盛を
誅殺した知らせがあり丹後蜂起で雌伏の時が終えた
(丹後の有力国人波多野植通の弟・柳本賢治の兄)
丹後守護代内藤国貞の離反を画策、洛中一揆を扇動
(フィクションです)
桂川の戦いで将軍義晴共々高国を都落ちさせて堺へ
着いた六郎の元に悲劇を起こす元凶の可竹軒周聡が
毒を吹き込む「(元長と)主従の別をわきまえよ」と
他にも六郎の御前衆(三好神五郎・木沢長政・茨木
長隆)と元長派で公方府は対立し争いが尽きない
結局、六郎の小さな嫉妬心が肥大して争いとなり、
一向一揆を引き起こしたものの暴走してしまい本人
も淡路へ落ちぶれ、阿波の三好長慶が親の仇である
六郎(晴元)を救う皮肉な運命になった(´・ω・`)