紙の本
時を超えて繋がる思い
2022/07/01 23:25
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族縁が薄い登場人物が少しづつ家族のようになっていく様子が微笑ましい。
そして、謎のスーパー女中アヤさんが作り出すお料理が美味しそうで堪らない。
ハートウォーミング系だけれど、それだけではなく、ちょっとしたファンタジー要素も。
怖かった祖父の愛情を感じたり、隣家の面倒なお婆さんの真心を感じたり、やがて自分の境遇を受け入れ郷土への愛着も感じていきます。
紙の本
怖さを知らないゆえの力技
2024/01/22 11:25
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作がデビュー作らしく、色んな要素を結構な力技で盛り込んだ感じ。
それでも、うまくまとまってて、ストレスなく読めた。
料理はそれほどでもなかったかな。
紙の本
表紙すき。
2022/10/31 21:40
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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
4年半住んでいた宇都宮と表紙が好きな職人さんの写真なので気になってた。
ちょっと思ってたのと違った、特に登場人物たちは落ち着きなく言葉荒く、語尾に特徴つけて騒いでる印象しか残らなかった。心に抱えているものはそれぞれあったけど。
時間軸を頭にいれて、宇都宮の今に過去の描写をかさねる、そこは楽しい。
大谷石の蔵や塀、教会が綺麗だった事、仕事帰りにみんなでいろんなもん食べたなーとか、○○カスターのお店まで徒歩数分だったからよく買いに行ったなー、って懐かしい気分になりました。
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大正ロマンのおいしそうな料理デザートの数々こんなにも出てくる小説は初めてですタイムスリップも出てくるとても楽しんで読めました。想像もつかない料理デザート特にベーキャップルが食べてみたいです謎解きもありワクワクしながら読みました。感涙間違いなしの物語あなたもぜひご賞味を!
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第3回日本おいしい小説大賞受賞作。
私は、おいしいものを自分で作って食べるのが大好きなので手に取った作品です。
石庭大輔のところへ明治時代から女中のアヤさんがタイムスリップをして現れ、明治時代のおいしいものを皆のために色々と作ってくれます。
「壺飯」(つぼめし)「源氏飯」(げんじめし)が美味しそうで、読みながら「百年厨房」と言う名の食堂(和食店)があったら売れると思いました。
ネタバレですが最後にカフェ「百年厨房」を大輔は創業します。
他にも「冷やしコーヒー」「れもんミルク」「甘露梅」(かんろばい)「ベーキャップル」「柚煎り」(ゆいり)など美味しいものはたくさん出てきます。
昔の普通は現代の特別です。
ストーリーはアヤさんだけでなく大輔もタイムスリップをして他の時代にとんだり、忙しいですが、アヤさんは今の時代に生きて水を得た魚のようでよかったですね。
そしてとにかく、美味しいものは人を元気にするのだなあと思いました。いつの時代も食は皆をなごやかな気持ちにさせる共通のものですね。
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大正〜平成〜令和とタイムスリップしながら、世代を超えた人の繋がり、時代を超えた美味しい飲食物が描かれます。いつの時代も、美味しいものは人を惹きつけ、人との関わりを深め豊かにする作用があるのだと思います。
宇都宮を中心に、人間関係が稀薄な人たちが温故知新的な成長物語となっており、珍しい復刻版メニューが一躍買っている点がよくできていて、楽しく読みました。
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第三回日本おいしい小説大賞受賞作。
大地震の揺れによって大正時代から現代にスリップしてきた女中アヤ。疎遠だった妹の死によって連れてこられた少女ルナ。そして蔵に興味津々な博物癌勤務の篠原。旧家で一人暮らしの大輔のもとにある日転がり込んできた女3人。
アヤが作る大正時代のおいしい食べ物たちを一緒に食べることによって心がつながっていく4人。
ところがある日、また…というお話。
血のつながりとか先祖代々の家とか、そういう繋がりってなんなんだろね。
日本中のあちこちの家に女中として仕えながら身に着けてきたアヤの料理。そのおいしそうなことに目をうばわれつつ感じるいくつものひっかかり。すべてが明らかになった後の展開。
それでいいのかあなたたちは、と思わぬでもないラスト。でも、まぁ、アリなのだろう、これはこれで。
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大谷石と宇都宮界隈でのストーリー。
主人公の出生についてもう一捻りあっても良かったかな。
一番気になったのは冷やしコーヒーです。
これらのメニューをどこかで復活して欲しい。
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宇都宮の大谷石という石を切りだす旧家の歴史を大正時代から現代にかけて描いている。美味しいスイーツや食べ物がたくさんでてくるけどどれも手間がかかっていてその分特別感があった。
大輔がお一人様気質から段々と一緒に過ごす家族を思いやっていく変化がじんわり温かくなった。
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面白かった!
図書館で借りて読んだけど、これは読んで良かった。予期せぬ素敵な出会いでした。
タイトルから「昔懐かしの食べ物にまつわる軽い短編集かな~」と思ってたら、登場人物もみんな魅力的だし予想外の展開もあってすごくおもしろかった。
タイムスリップ、美味しそうなメニュー、家族ドラマとみどころがたくさん!
大正時代からタイムスリップしてきた女中のアヤさんの料理がどれも美味しそう。
切なくも心温まる感動のストーリー。
読みながら何度もホロリとしました。
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大正12年9月1日の世界から来たアヤさん。
冷やしコーヒー飲んでみたい!
卵の殻?
ゆずシロップは美味しそう。
レモンみるくも美味しそう。
お風呂上がりに飲みたいよね。わかる。
名前の由来のところでグッときた。
姿川の言い伝え。自分の会いたい人の姿を念じれば、神様がその姿を見せてくれる。だから姿川。わお。
大谷石の採掘坑ので跡地。地底湖のような神秘的なところでの天の川。素敵なシーンに感動。
大輔の秘密もグッときた。
干し柿大好き。
Twitterのフォロワーが急増5万人はすごい。
アヤさんのレシピ本があったら欲しい!
ベイクド・アップル→ベイキャップル
気になる。
鮎の料理「柚煎」ゆいり、美味しそう!
那珂川町の鮎。ガレオス。
宇都宮出身の美味しい系ブロガーさんの本。
地元ネタ満載で嬉しい。
栃木県民の必読図書決定。
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大正から女中さんがタイムスリップする話。
ノスタルジックで大正ロマンな雰囲気は魅力的だけど、
中盤で失速する。
恋愛的要素もあればもっといいと思う
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何も考えずサラリと読む分には面白い。
普段小説慣れしていない人になら、軽くおすすめできる。
普段から読書習慣のある人には、もしかしたら物足りない部分もあるような気はする。
設定、物語の流れ、文章、全てが非常に凡庸…。
最初から最後までタイムトラベルものに付き物の流れから全く逸れない。全てが「どこかで見た」ような作品。
食べ物で少し色を添えてあるのがせめてもの救い。
面白くはあるが、読後に特に何も残らなかった。
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章ごとに出てくる食べ物のおいしそうなこと。
タイムスリップしてきた大正時代の人が料理をするという設定もワクワク感があり楽しかったです。
登場人物の癖も読み進めるうちにあたたかさに変わっていきました。読んで良かった本のひとつになりました。今後も執筆されるんでしょうか?楽しみです!
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とても美味しそうな料理や飲み物のレシピ、
普段から料理好きなので真似してみたい。
でもストーリーにはそこまで引き込まれず、
淡々と。