今回も情シス必見のバイブル
2022/05/06 09:08
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投稿者:サニー千葉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の「90の鉄則」がとても良かったので、本書を購入。
(ちなみに前作は、会社で購入して、情シス全員に配りました。)
前作は、上流から下流までの全工程をまんべんなく解説していましたが、今回は「超上流」に特化しています。前作でもRFPやベンダー選定のことは書かれてありましたが、今回はベンダー選定までのノウハウを具体的に書いてあります。
特にRFIについて、詳細な解説があるのはありがたい。RFPについて書かれた書籍はありますが、RFIについてきちんと説明がなされた本はこれが初めてだと思います。それだけでとても価値があります。
また、コラムも読みごたえがあります。ここだけを読んでも楽しめるし、この切り口で1冊本を出してほしいくらいです。
前作は情シスのバイブルとして全員に渡しましたが、今回も新たなバイブルとして情シス全員に配ろうと思います。DXをやれとしか言わない経営層にも読ませたい。。。
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DX・業務改革が叫ばれる中、
システム関連の業務に携わる方も増えてみえると思います。
本著はITプロジェクトがなぜ成功しないか?について簡潔にポイントを示すとともに、
ベンダー選定の重要性とノウハウについて詳しく書かれています。
私もITベンダーを選定する側/される側の両方の経験がありますが、
本著で述べられているシチュエーションは「そうだよなあ」と頷くものばかり。これからシステム案件にかかわる方も、今まさにかかわっている方も非常に参考になる良書だと思います。
¥1800でこの知識が得られるなら安いもの。
ITシステム案件の5件分くらいは経験値が得られるのでは?と感じました。
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IT業界の炎上を経験したことのある人は「わかる...まじでこれなんよ...」と頷きながら読むことになります。あるいは、筆者がみてきた失敗例など見るとこんなことになったらマズいと胃を痛めます。
まだ読み途中ですが、ざっと一通りは目を通して置いたほうがいい有益な書と思います。発注側と受託側、双方悲惨なことになる前に予防できるかもしれません。
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ベンダーからユーザ企業に転職して初めてベンダー選定を経験することになり、路頭に迷ったため読んだ一冊。選定だけでなくその前の企画という点においても刺さることが多くあった。選定については知っている名前の企業5社くらいから適当に選ぶしかない、と思っていたがファネル選定で段階的に選定を行っていく方法が紹介されておりぜひ使ってみようと思った。まずは50社以上思いつく限りあげ(メインはネット)、その後プロジェクトの評価基準をもとにどんどんふるいにかけていく。この本を読むまでRFIとRFPの違いを理解していなかったが、RFIは足切り、RFPは選定という目的を持っていることが分かった。ちなみにRFIの前にベンダーとは会わないというアンチパターンをすでにやっていたので、選定の方針は整理して明日から適用していきたい。また本書はコラムなどでにじみ出る筆者の生々しい経験が綴られており、同業者としてはゾッとしたり、共感したり、いろいろと揺さぶられる。