紙の本
作者はこの作品を公開すべきではなかったと思う
2016/02/20 22:21
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆり - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の美人フランス人女子高生クロエちゃんが、現代日本のマナーゴミクズレベルの人々にありがた〜いお説教をしてくれる漫画。
ネットで、バイト先の飲食店に来た「お客様は神様です」と自分から言っちゃう客に主人公が説教&論破する回を見て、面白そうと思って購入したのですが、ガッカリでした。某所レビューを見てから買えばよかった。
物語の作者というのは、「この展開で感動させよう!」、「このストーリーは最高にクール!」、「このキャラで読者を萌えさせる!」という具合に、自分が創造するものが面白いと信じて読者に発信していると思います。
でもこの漫画の作者には、それが一切無い。
ただ、自分の日常に起きた腹の立つことを漫画にして、しかもそれを美少女に論破させて自分の溜飲を下げました〜という完全な押し付け。
子供が周囲に迷惑をかけても諌めない母親、電車で騒ぐ大人、威圧的な警官、飲食店に訪れた傍若無人な客などなど、日常で出会ったらイラっとしてしまう人々に主人公のクロエが正論を吐いて説教してくれるのですが、見ていてもまったくスカッとしない。
なぜかというと、クロエの態度が高圧的すぎるし、口調はなぜか侍口調(作者にとってはギャグのつもりらしい)。
そしてクロエの説教を受けても、その迷惑な人々は後日態度を改めるようになりました…という後日談は皆無。教訓にもなりはしない。
本当に、クロエの説教を読者は横で聞いているだけ。
この気持ち、何かに似ているなと思ったら、飲食店で食事しているときに店主がバイトにホールで説教しだしたときの気持ちでした。
間違ったことは言っていないけど、私たちに聞かせないでくれよ…
作者は、自分だけのノートにこれをかいて満足していてほしかったなぁ。
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2015.9.12
カッコいいな、クロエ。そうなんだよ、日本っていいんだよ。少しでも誤魔化さずに正直に。
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外国人JKがサムライ言葉で赤の他人をめっちゃ論破する「スカッとする?超短編まとめ」漫画。
逆ギレしたDQNがいつ現れて主人公をボコるのか、一部不安な気持ちで読みました。
主人公が説く内容は、だいたい「真面目な大人であれ」という感じなので、人によっては自己啓発本になり得るかも。
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サムライ言葉を話す、フランス人のJKの話。
迷惑な人に対してクロエが説教をしていくのが爽快。
かっこいい!
コントラストの強いはっきりした癖のある絵柄だけど、そこがまたハマる感じ。
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この巻所収の成人式の回がtwitterで話題になったらしい。
作者が持っている人や社会に対する鬱憤を、作品上で美少女によって論破などさせて、解消している。
単にそれだけの作品のように感じた。
特に序盤によく見られる、他人の話に割り込み、彼女(作者?)なりの正論を述べ、論破?して去っていく展開という、言いっぱなし的な手法は嫌悪感を抱く。
作者コメントの「クロエは正しいというより、強いんだと思います。」も読後は批判に対する予防線のように見えた。
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フランス人のクロエが、日常のイラっとする出来事をバッサリ切り捨てていく。
日常の不満や鬱憤をクロエが武士言葉で代弁してくれ、見ている読書はスカッとする。
「通話がうるさい訳ではないが 許されてるつもりのキサマがムカツク」「あと 混んだ車内で足組むな ジャマだ」
ムカツク人だけに強気かと思いきや、敗れた恋敵に同情しようとする生徒に「控えよ 同情など決してするな それが一番傷付ける」と平等に強気。
過保護な親に対して
「かわいい者を厳しくしかり躾けるのは 恐くて辛いか?」「だったらなおさらその恐くて辛い言葉を お前より愛情のない他人の口から浴びさせるな」はすごく良い。
「二十歳で自動的に大人に成れるのではない 二十年生きたら大人に成れと社会は言っておるのだオロカモノ」も名言。
強いだけでなく、武士言葉を友人に笑われて赤面したり、バッサリ切った老人に「荷物持ちましょうか?」と言ったり、マナーを守る喫煙者に笑顔で御礼を言ったりと、可愛く礼儀正しい一面もある。
生徒会長選で敗れた生徒に「少し五月蠅い」とか言いながら、最後に「ただ生徒会長選の演説はよかった 残念であったな」と素敵なフォローも欠かさない!
しかりつけているだけではないのが好感触。
ただ、他人の会話に勝手に割り込みすぎている場面があり、そこは微妙。
ネタが早く尽きそうな漫画ではある。
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個人的な意見をさも正論っぽく上から目線で押し付ける痛い女子高生のお話。単純に主人公が可愛くないし武士口調も不快。
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鼻につくようなやりとりもいくつかありましたが、言いたくても言えないことを代弁してくれているようでスッキリしました。「全知全能なら自分で作れ」は流石に笑いました。
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世の中にはびこる無礼無作法を、
フランス人少女クロエがぶった切る短編連作。
みんなが少しずつ感じているであろう
「あるある」な迷惑行為の数々とそれへの不快感を、
はっきりと斬ってくれる姿と、
そのことばを出すだけの嗜みのある行動には
清々しさを感じ、自分をふり返って反省します。
毎回の、時代劇の定番的展開にもはまりそう。
正論を正面から突きつけられることには
抵抗を感じる向きもあるでしょうが、
敬意を払うべきところには払う意識も描かれていて、
彼女の方が一枚上手だと感じてしまいました(^^;。
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2巻までなら★4つ
日々のモヤモヤは正論でスッキリさせてくれる。
まさにスカッとジャパン。
3巻で恋愛路線に切り替わり急につまらなくなる。