投稿元:
レビューを見る
最終巻です!はぁ…私の中で今一番アツい漫画が終わってしまった…もう続きが読めないなんて残念です。
ただ最終巻を読んで一番最初の感想は…「えっ…どういうこと?」でした。ドゥラカとノヴァクの決着がつくところまでは、すごく良かったんです。二人の問答もアツかったし、ノヴァクの最期にもドゥラカの最期にもグッときました。
でもその後の最後のエピソードは、どういうことなんでしょうか???今まで描かれてきた『チ。』の世界とは別の話ってことですか?でも家庭教師のラファウって1巻の少年ですよね?教会の司祭様もヨレンタを逃して殺された異端審問官の同僚ですよね?それに「ポトツギ宛の郵便」も届いててるし…。ちなみに第7集の表紙って誰⁈って思ってたけど、このエピソードに出てくるパン屋のアルベルトですよね?このアルベルトは実際に歴史上名前が残っている人なんですか?
うわ〜ん、せっかくの最終巻なのに私の理解力がなさすぎて、作者の意図がわからない…誰か解説してください!
そして私的には、地動説が証明されるか出版されるか、ある程度決着のつくところまでは描かれると勝手に期待していたので、予想と違ってちょっと残念。でもまぁぎりぎりバトンが繋がった?ところはこの漫画らしいと言えばらしいですかね。
なんかマイナスな感想を書いてしまいましたが、でもやはりこの漫画はすごかったです!大いなる歴史の流れの中で、信念を持って生き抜いた人たちの紡がれた感動という名のバトン…とても胸が熱くなる壮大なドラマでした。
アニメ化も決まったようですね。でもこの漫画がアニメ…想像がつかないなぁ。
投稿元:
レビューを見る
地動説を巡る残酷で皮肉な真実は斜め上だったが、最後に「救い」があった。
最終エピソードは人によってはエヴァの25、26話的に見えて賛否が分かれそう。わたしも思わず読み返してしまった。
投稿元:
レビューを見る
私にとっての悪役は正義で、悪役にとっての私は悪役で、平和を作るには核兵器があるというのを鳩と鳥籠で表しているんだなと。
amazarashiと一緒に聴くと自然と涙が出てきそうになり、好奇心を忘れたくない、歴史には名が残らないただの出来事にしても私たちはそれを見届けることができたことが嬉しいです。
ドゥガラの服が治っていた朝日のシーンが好きでした。
アニメ化おめでとうございます!
投稿元:
レビューを見る
「わかるか? 神に"進むべき道”を与えられなくなった、人間の末路が。神を失ったら、人は、迷い続ける」
「ええ。でも、きっと迷いの中に倫理がある。これは…その組織長の言葉だ。…私だって、これから平和が訪れるとは思わない。貴方の言う通り次に来るのは大量死の時代かもしれない。でも、その死の責任は神じゃなくて人が引き受ける。だからそこにはきっと”罪”と”救い”じゃなく…”反省”と”自立”がある。そうやって苦しみを味わった知性は、いずれ十分迷うことのできる知性になる。暴走した文明に歯止めをかけて、異常な技術も乗りこなせる知性になる」
投稿元:
レビューを見る
完結巻。
ノヴァクが一生を捧げた“地動説狩り”が、会派の常識ではなく、「一部の人間が起こした、ただの勘違い」だった、という展開は、衝撃的であると同時に納得できもする。ただ、物語の規模が、ここでぐっと小さくなったように感じもした。
とはいえ、巻の前半で、ここまで登場したキャラクターたちが皆「歴史の登場人物じゃない」と断じられてからの、最後の最後で物語が史実と接続される、という構成は熱い。
投稿元:
レビューを見る
終わって欲しくない漫画が、、、
終わってしまいました!!!
とにかく面白い!!!
宇宙が好きな人は、もっと好きになると思います!!
知的探究心を、ここまで刺激される漫画は稀有だと思います。
p.s.
アニメ化決定、おめでとうございます!
投稿元:
レビューを見る
終わった。
「今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。」
心理かよ。
とりあえずアニメ化はどう転ぶか予想もつかない。
とにかく個人的名作漫画ランキング上位にランクインしました。
投稿元:
レビューを見る
思ってたんと違う。
今まで楽しく読んできたんだけど、これは思ってたんと違う。別に作者には作者の意図があるとは思うので、否定する気はないが、裏切られた感はある。
そもそも、「チ。」の舞台を、西洋史上の特定の国や事件、風俗などにマップすることはできない。よって、読んでいるときには、西洋風だが架空の国、キリスト教に似ているが架空のC教として読んでいた。それを、今更、並行世界を示唆するような記述だったり、抹殺された歴史のようにして、現実界の歴史に接合しようとするのは、約束が違う。
約束なんて、こっちの勝手な思い込みと言われて仕舞えば、その通りなんだが。
最初がとても面白かっただけに、残念。
投稿元:
レビューを見る
そうなんだよ。
頭の中にある記憶も知性も知識も誰にも奪えない財産なのよ。
信念や魂は神は奪えない。
投稿元:
レビューを見る
ついに完結。
すごい漫画だった。初めて読む雰囲気の漫画だったけど
一人ひとりの信念と言葉が強くて圧倒されちゃう。
今はなんでも知れちゃう時代だけど自分で考えるようにしよう。
アニメ化はどう転ぶかなぁ。
これはもう一回一気に読むべき。
投稿元:
レビューを見る
これにて完結。
最期の最期で今まで描かれてきた単純な二項対立が崩されて、新たな視点と問題提議が持ち込まれたが、それでもなお知的好奇心の追求への肯定で終わるというさわやかさ。
投稿元:
レビューを見る
地動説をめぐる信仰、研究、学問、真理、信念、自由、歴史、知、血、地のお話。
地動説が託し託され、1つの時代が描かれ、歴史が紡がれる過程はもう本当に凄い。彼らが行ったことで無意味だったり無駄だったことなんてなくて、全てに意味があり、歴史の大事な欠片だった。
こういうの男子はみんな好きだと思う。小学生の時にやってた進研ゼミの副教材や、図書館で偉人の伝記を読んだ時のワクワク感を思い出した。本当にアツい。
以下ネタバレ有
第7集のヨレンタさんの言葉
「神は人を通してこの世を変えようとしている。長い時間をかけて少しづつ。この”今“はその大いなる流れの中にある。とどのつまり、人の生まれる意味は、その企てに、その試行錯誤に、”善“への鈍く果てしないにじり寄りに、参加することだと思う。悪を捨象せず飲み込んで直面することでより大きな善が生まれることもある。悪と善、二つの道があるんじゃなくすべては一つの線の上で繋がっている。──でも歴史を切り離すとそれが見えなくなって、人は死んだら終わりだと、有限性の不安に怯えるようになる。歴史を確認するのは、神が導こうとする方向を確認するのに等しい。だから歴史を無視すれば道に迷う。」
とても好きな言葉。大事にしたい言葉だと思った。
また第8集ノヴァクが見た幻のラファウの言葉
「今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。」
この言葉もとても好き。歴史に名は残らずとも歴史を作った立派な登場人物達だと思った。
物語のラストはある程度想像していたが、最高の終わり方だった。ラファウが残した石箱やバデー二の研究成果やオクジー君の書いた本、内容などは全て消滅した。それでもそれらは決して無意味ではなく、ちゃんと次の時代に繋がった。本当に感動ものだった。
実際の歴史にもこのような物語があった可能性は十分に考えらうるし、そうあって欲しいと強く願う。
投稿元:
レビューを見る
終わりました。
一巻のラファウのとても純粋な知的好奇心が美しかった。
何かしらの歴史的事実に結びつくんだろうなとは思っていた。
アルベルトというのが、コペルニクスの先生だったことは後で調べてわかりました
ラファウ先生は果たして?
別人?何らかの方法で生きてた?パラレルワールド的な?
投稿元:
レビューを見る
51冊目『チ。 ー地球の運動についてー 8』
(魚豊 著、2022年7月、小学館)
地と知と血の物語、ここに完結。
正直クライマックスは「?」という感じで、個人的に望んでいたものとは違った。最終巻だけ『エヴァンゲリオン』を読んでいる感じだった。
アルベルトの見た目がオクジーとそっくりなのは意図的なものなのか、それとも作者の画力不足が故なのか…?
何はともあれ、最後まで熱量を失わずに駆け抜けた、情熱に溢れる力作だったと思う。
「?」
投稿元:
レビューを見る
きっと社会から神が消えても、人の魂から神は消せない。
知が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ。
これらの矛盾は両立します。なぜか?それが、人間だからです。
名台詞ばかりの最終巻。最後の最後の「 」まで、素晴らしい物語でした。ありがとうございました!