紙の本
とにかく面白い
2023/08/04 21:19
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投稿者:バベル - この投稿者のレビュー一覧を見る
松尾諭さんは元々好きな俳優さんではあったが、書籍が出版されていると知って手にした。こんなに人生豊かに生きている姿を見せてもらって、とにかく面白い。今後、ますます活躍して欲しい。
紙の本
ドラマ化もされてるんだ!作り話のような実話...だよね。
2022/08/04 18:42
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
俳優・松尾諭さんが、名バイプレーヤーとなるまでを描いた一冊。...みたいな感じで手に取った。冒頭から、なぜか「航空券を自販機の下から拾って、その落とし主が、今の芸能事務所の社長だった」みたいなありえなさそうな話。これって?と読み進むが、どうも実話らしい。腑に落ちないまま、しかし、飄々と暢気な語り口に誘われ楽しく読む。
ありえなさそうな実話は、その後もいい塩梅で登場し、エンディング近くには、シリアスなストーリーへ。夢中になって読了し、ああ、コレって全部事実なの?とやはり思う。
事実は小説より奇なりを地でいくような物語。
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【拾った航空券の持ち主は、芸能事務所の社長で――】俳優志望だった著者が航空券を拾ったらモデル事務所に所属することに。名脇役松尾諭が書く波乱万丈の恋、そしてアメリカでの悲喜劇。
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NHKのドラマ放送前に読み終えたかったのに遅れてしまった。
全体的に面白かった。
松尾さん、よく叫ぶし、よく声を出して泣きます(笑)
嬉しければ酒を飲み、悲しければ酒を浴びるように飲み、借金まみれ。
そしてコロッと女性を好きになる。
当たり前の事だけど、人は一言では語れない。
純粋な人にも狡い所があったり、素直かと思っていたらひねくれていたり、弱い人かと思いきや突然逞しく思えたり。
松尾諭さんの良いところも悪いところも、飾り気のない言葉で面白おかしく描かれていた。
20章の「同・三〇四号室」がシナリオ風に書かれていたのが楽しかった。
お決まりの〆言葉「また別のお話で」が妻の言葉として書かれているのも。
私はどちらかというと松尾諭さんよりドラマ主演の仲野太賀くんや伊藤沙莉ちゃんや草彅剛くんの方がファンだが(ごめんなさい)、松尾さんのファンの方が読まれたら、もっともっと彼と一緒に泣いたり笑ったり出来たかもしれない。
それでも、ふとした切っ掛けが次の切っ掛けを呼び松尾さんの世界がどんどん広がっていったのは、ご本人の人柄と、サボりながらも続けた努力の賜物だ。
少し変わってはいるけれど、こんなにもさらけ出してくれた松尾諭という人間を魅力的に感じる。
次にどこかのドラマや映画でみたときは、これまでよりも親近感を抱いて応援してしまうだろうな。
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自宅前で航空券を拾ったら、なぜかモデル事務所に拾われた。フラれること13回、借金は膨らみ、オーディションには落ちてばかり。それでも男は人との縁を繋ぎ、やがて本当の恋をし、大役を射止める。そんな折、アメリカから一本の電話がかかってきて……。俳優・松尾諭の笑いと涙のシンデレラ(!?)ストーリー。
たまたまドラマを観たので、原作も読んでみた。京都での時代劇撮影のエピソードが楽しい。
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この「作品」ってもしかしてアレのことかな?なんて史実と照らし合わせながら見ていくのが楽しい。それにしても、これが人生、か…。この人の生き方の方が、芝居がかっている。
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何よりも、これほどの文才に恵まれていたことに感動を覚えた。
田口浩正に似ているだけではなかった。
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ディズニープラスで実写を観てめちゃくちゃ良かったのですぐ原作本買いました。
合間で出てくる作品や役者が誰なのか気になった。
なんかドラマの感想になってしまうんですが、原作ではそこまで感じなかった兄弟の独特な距離感みたいなものをうまく実写化したなーという感じ。
仲野太賀と草彅剛の演技力で底上げされてた。
原作にはないショーンのエピソード良かったなぁ。
最後の幻のお兄さんとのシーンも。
原作読んでも実写の評価が変わらない、寧ろ奥行きが出る稀有な作品に思うので、個人的には原作→実写の順で楽しむのがおすすめ。
そして、観終わった後は、シン・ゴジラのあのシーンが観たくなること、間違いなし←もはや実写の感想w
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松尾諭、文章も描けるが絵も上手い。
ドラマがとても良かったので読んでみたが、インパクトのある表紙の絵も本人が描いたもので、自画像も似ていて面白い。
鮮やかな色に汚しを掛けた画風が、目立ちたがりだが恥ずかしがり屋な彼をよく表しているような気がした。
本を開いてみると、エッセイかと思っていたら意外と字が多い。みっしりしている。
大抵エッセイは文学作品よりも文字通り余白が多い印象だが、どうもこれは違うようだと思いつつ読み進める。
それにしても松尾諭はパワフルで、やたらに働きめちゃくちゃ酒を飲む。
これはもうアル中だろうと断言してしまうくらい飲みまくる。彼の肝臓は大丈夫だろうか心配になる。
日本にいても外国でも、嬉しくても悲しくても、忙しくても暇でも金があってもなくても、とにかくよく飲んでいる。
うちの祖父も大概酒飲みだと感じていたが、彼と比べたら普通なのかもしれない。
学生時代14人に告白してふられたエピソードよりも、飲んでばっかということの方が余程衝撃だ。
芸能界のこととか兄の話とか、記憶に残ることはたくさんあったはずなのに、ことあるごとにやたら飲むというのが一番印象的だった。
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俳優松尾諭の半生を綴ったエッセイ
NHKのドラマきっかけで購入
なかなかにダメダメな様子を包み隠さず描いている
でもそれが自虐ネタでもなく、陽キャでコミュ強で愛され上手な描写と相まって、素直に面白く読む事が出来た
最終話「拾われた男」はとても良い終わり方
松尾諭の人生の話なのに、読んでいて自分の中の郷愁を刺激されている感じがして、じんわりと涙があふれてしまった
作中の有名人は一切実名が出てこない
読み終わっていろいろと検索
ドラマにも出演していた井川遥・柄本明以外にも、小西真奈美・角替和枝・国分佐智子・緒方明(監督)など……
wikipediaからリンクを跳びまくっての検索、楽しかった(笑
各話タイトルがパロディになっているっぽいのだけど、元ネタがわからないものがちらほら
気になる……
「おーはまぼー」とか特に、なんだこの言葉
エッセイとは言うものの、最終ページに
『このエッセイは史実をもとにしたフィクションです』
の文字が
どこまで信じて読んでいいんだろう(笑
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拾われた男
著者:松尾諭
発行:2020年6月30日
文藝春秋
初出:文春オンライン2017年4月30日~(加筆)
松尾諭という俳優は、今、テレビドラマに出まくっているような印象があるが、比較的最近まで、生活が安定せず、アルバイトもしていたようだ。彼の顔が売れたのは、深夜ドラマだがヒットした「SP 警視庁警備部警護課四係」(2007~2008年)だが、そのドラマ以降も次々と仕事が来ることはなく、一度やめたアルバイト生活をもう一度していたらしい。印象的な顔なので、アルバイト先で顔が割れることはなかったのだろうかと疑問になる。
現在、NHK総合で放送中(BSでは放送済)の同名ドラマの原作。兵庫県尼崎市出身の著者による、「史実をもとにしたフィクション」として書かれたエッセイ。思った以上に面白かった。
この原作では、有名人の名前や番組名、会社名などは伏せているが、バレバレ。NHKのドラマには、本書で名前を伏せている有名人がじゃんじゃん本人出演している。著者は所属事務所の新人女優である「ハルコ」さんの運転手兼付き人のアルバイトを事務所から言われて2度ほどしていたが、彼女は井川遥であり、ドラマにも出演している。新人時代と彼女が売れっ子になってからと、2度の運転手をしているが、新人時代に彼女から「癒やし系なんだね」と言われたことがあるという。そして、癒しの女王に癒やし系と言われるってことは日本で一番の癒やし系じゃないかと少し嬉しくなった、と綴っているのがおもしろかった。
東京で家賃格安の事故物件に住んだ話では、部屋に鏡がひとつもなかった、なかったというより、本来あったであろう場所から取り外された形跡がある、と書いている。この辺りは、松原タニシが「恐い間取り」で書いていることと通じるものがあり、ちょっと恐かった。
著者にはお兄さんがいたが、アメリカに留学したまま行方不明で、祖母が余命いくばくもない時に会いたがっていたのでメールを出したが、結局、帰ってこなかったし、もう縁を切っているような状態だった。そんな彼が、アメリカで脳出血により倒れ、手術が必要だが家族の同意がいるという連絡が入る。著者が行くと、その時点ですでに10万ドル(100円換算で1千万円)以上の医療費がかかっているという。これから必要な手術や治療を受け、飛行機に乗って帰国できる状態になるまで、さらに医療費はかさんでいくという。もちろん、保険に入っていないし、パスポートもビザも切れた不法滞在状態だった。
著者はその時点でほとんど蓄えもなく、1千万円であってもとても払える状態ではなかった。暫くたち、大学病院に移って手術や治療を受ける。概算では、著者が一生かかっても支払えないような金額に膨れ上がっていた。しかし、アメリカ政府かミシガン州か病院かは不明だが、低所得者を救済するプログラムがあり、なんと、全部無料になったという。さらに、日本までの付き添い看護師2人の飛行機代も病院が負担してくれた。
究極の自己責任社会のようなイメージのあるアメリカだが、実際はそうではない。結構、貧乏人にも優しい国なのである。しかも、外国人であり不法滞在だった人間に。保守的な言動��している日本の人たちに、ぜひ、こうした事実を知って欲しい。
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ドラマから興味を持ち、読んでみた。
ドラマとは若干内容は違うものの、読みやすく、エピソードも面白かった。
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ドラマを観て原作を読んでみようと思いました。
ドラマとは多少異なる部分はありますが
主人公松尾諭さんの「ご縁」や人間味溢れる
エピソードがドラマと同じく面白かったです。
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先にドラマを見て知ったのだけも、本も楽しく、最後はホロリとさせられた。どんな時にでも、ユーモアでクスッと笑わせてしまうのがすごいなぁ。絵も味があって素敵。
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チラ見したドラマが気になり、本を読んだ。
すっきりすることもそうでないこともあって、それが人生なんだと再確認。
読みやすくて、どこか愛嬌のある、やさしい本でした。