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親子や夫婦、家族の中にある心の闇の物語。家猫はうわーって、思ったけど読む手が止まらなかった、怖いもの見たさというか、最後のおちも、そう来ますかって。
みんな一生懸命、生きてる。
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ファンタジー?
でももっとシビアで
人の一生は一筋縄では行かない。
少々怖かったり
こんな人生もありかなと思ったり
悲しかったり
短い作品ではありますが
それぞれ濃密で無駄がなく
感情を動かされる文体は
上手いなって思う。
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様々な結婚が題材になった短編集だった。
「家猫」は立場が違うと同じ事象でも全く別のものになってしまうのか、なんて考えてしまった。どこにでも転がっていそうな話だったけど。
いちばん印象に残ったのは「かリップ」。傷ついた白鳥を助けた男性とその妻とその白鳥の不思議な長きに渡る生活。
白鳥が男性の妻に嫉妬しているらしいというのが怖いようでありえなくもないかなと思ってしまう。
犬や猫ならなくもないかなと思うが、白鳥でもか、と思うと鳥が大の苦手な私には怖いとしか言いようがない。
結婚の形は人それぞれだろうし、何が正解なんてのもないだろう。
それぞれが心穏やかで暮らせればいいのだ。
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恋愛も結婚もいいことばかりじゃないね、といやに現実味があってスルスル読みました。みんなそれぞれいろんな「普通」ではないことがリアル。白鳥との三角関係にはさすがに、えっ!?えっ!?と思ったけれど、いや、なくはないかもしれない。
奇妙だったり、怖かったり、気持ち悪かったりして読むのだが、結局のところ「愛」を感じて読み終えるのは、中島京子さんの文章に潜む優しさだと思う。
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なんと言っても、家猫が怖かった〜。ある結婚生活にたいして夫の視点と妻の視点と夫の母の視点から描いてます。夫と妻ではこうも認識が違うのか。私も日々実感してるので、やはりどこでもそうなのかと納得、ではないけど諦めというか何というか。
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ガリップの話が面白かった。
ガリップが嫉妬で主人公を階段で落として流産させたのは酷いと思ったが、それはガリップの卵を捨てたことに同じという言葉にハッとした。
晩年ガリップと一緒に北海道に行ったのは素敵だった。
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中島京子さんの作品は初読みだと思う。装丁がかわいくて手に取ってみたのだけど、なんとも不思議な読み心地。色々な家族の形だったり、家族の秘密がテーマになっている短編集でした。「家猫」はとにかく息子と母の価値観が気持ち悪くて読んでいて胸糞悪くなる。かと思えば白鳥と男女、2人と1羽の三角関係のお話があったり、収録されている6篇それぞれ異なる雰囲気の物語で面白く読めました。
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恋のライバルは、白鳥だった!?
結婚と家族と、真実の愛をめぐる劇的で、ちょっぴり不思議な6つの短編集。
(吉川英治文学賞 受賞第一作)
全く接点の無い純粋な短編集。
やはり「ガリップ」。
旦那に恋する白鳥を淡々と受け入れて共存する私は印象に残った。
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どのお話もちょっぴり不思議な話だけどどれも面白い◎
ゾワッとしたり、ほっこりしたり、切なくなったり…結婚にまつわる短編集でいろんな感情を味わえる!
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ありそうでなさそうな、今いる自分の日常から少し離れたところにある、結婚にまつわる物語6編。ちょっとクセになる。コハクチョウの話は、ちょっとシュールだが、個人的には一番気に入ったかな。
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素敵な表紙に惹かれて。
初めましての作家さん。なんとも風変わりな短編集でした。
長編ものも読んでみたいかも。
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この著者の短編は初めて読んだが、短編もいい感じで中島ワールドだった。
なんとも言えない味わい深い物語たち。