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みんなのレビュー109件

みんなの評価4.0

評価内訳

109 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

雌雄両性のゲセン人を友に持った主人公は、最後に「愛」を語る

2021/08/13 22:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初説明が一切ない「ケメル」って何だと首を傾げるし、男性らしく描写された登場人物に、時折、女性っぽさが見出されるという違和感。カルハイド王国と隣国オルゴレインが相争う惑星<冬>のゲセン人が、雌雄両性の具有種だと徐々に解き明かされる。

NHK番組を契機に何の予備知識も無く本書を手にしたが、著者が女性作家で、アニメ化もされた『ゲド戦記』の原作者だと初めて知った。献辞(「私のとても大切なチャールズに」)を見れば、伴侶(夫)に捧げられた作品だと注意深い読者なら気づくだろう…。

『ソラリスの陽のもとに』(スタニスワフ・レム)や『柔らかい時計』(荒巻義雄)にピンと来なかった私は、アニメ作品に魅せられた『銀河英雄伝説』(田中芳樹)だけは何度も読み返してきた。

『都市と星』(アーサー・C・クラーク)は同じ惑星で異なる文明を築いた都市国家の出逢いがテーマだったが、『闇の左手』は遥かに宇宙を離れた惑星<冬>に「両性社会」を発見した外交使節ゲンリー・アイの冒険記だと言える。

アイ本人が「真実とは想像力の所産」と記し、「(選ばれた事実は)そのいずれもが虚偽ではない、そしてすべては一つの物語なのだ」という言葉が、読了後に重みを増す。

人類同盟「エクーメン」への参加勧誘のためにたった一人で外交交渉に臨んだゲンリー・アイも男らしいが、それ以上に交渉相手の執政エストラーベン卿が不屈の魂を宿した宰相、慈悲深い領主、用意周到な冒険家、信念の反逆者、義侠心の持ち主、友情と愛情に殉じる実に“男らしい”人物だった、そう断言できる。

「読者である貴方のほうが、的確な判断をくだせるにちがいない。しかし物語は一つである」。 アイは「シフグレソル」というカルハイド語に賭けて、亡き友の遺族に間違いなく「愛」を語ったのだろう。

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紙の本

真摯な心

2002/04/07 12:33

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 葵 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人類が地球のほかにも存在しており、その人類たちで組んだ同盟「エクーメン」の使節として、ゲンリー・アイは惑星ゲセンへやってきた。雪と氷に閉ざされた惑星<冬>。その過酷な環境ゆえに、遥か過去に人類がやってきて放棄した植民地。彼はもちろん外交関係を開き、同盟加入を促すための使節である。まずカルハイド王国をたずね、そこでエストラーベンという実力者に庇護されつつ国王に会える日を待ちつづける。そんな中、アイは惑星を巡る陰謀に巻き込まれていく。

 前半はひたすらゲセンの社会や風景を描写する文章が続く。カルハイドとオルゴレインという2大国の様子が、緻密な文章で描かれていき、まるで自分がそこを知っているかのような錯覚を覚えさせる。
 しかし見所は後半半分。大勢の人物が登場し、絢爛豪華な王国風景を描いた前半も面白いが、ふたりきりの会話、ふたりの心のうちを淡々と描いている後半が、なによりも胸に響く。惑星<冬>の中でも一番寒く過酷な地域を選び、脱出劇を試みるアイとエストラーベン。その過酷な自然描写、異性人とのたった二人きりの逃避行の中で芽生える確かな友情が、細かに、しっかりと、丁寧に描かれている。そしてエストラーベンの故郷で迎えるラストシーン。エストラーベンという人間の生き様を思うと、このラストシーンには素直に感動できる。真摯な心は、万国共通なのかもしれない。

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電子書籍

半世紀も前の……

2022/09/26 04:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

それにしては、あまり古臭くなかったです。ヒューゴー賞とネビュラ賞受賞をしている作品。お話は、雪と氷に閉ざされたゲセンという所との外交関係を結ぶためにゲンリー・アイが、派遣されます。そして、ゲセンは、両性具有人の惑星で……というお話。

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2004/10/03 19:12

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2005/09/08 21:17

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2005/11/24 16:24

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2005/12/14 17:02

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2006/01/29 10:47

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2007/11/05 20:48

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2006/02/12 00:56

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2006/10/14 01:26

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2007/05/06 19:16

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2007/08/11 18:39

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2010/03/21 01:36

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2007/11/17 20:49

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